旅ゆけば 駿河の道に 寿司の味 寿司処おがさわら(静岡市清水区)

多治見でモーニングを楽しんで、後は帰るのみなのですが・・せっかくなのでどこかでランチを楽しんで、できれば晩酌のツマミまでゲットしたい!中央道で帰りながら飛騨高山で飛騨牛か、東名で帰って静岡のどこかの漁港付近で魚か・・・

喫茶店でモリモリと検索したところ、静岡の清水港に寿司屋横丁といったものがあるとか。そこで寿司を食べて、近くの河岸の市でサカナを買って帰るコースにしましょう。

というわけで、やってまいりましたのは静岡市清水区エスパルスドリームプラザです。ちびまる子さまと次郎長親分の聖地は清水エスパルスの本拠地でもあった・・・けど、サッカーってよく知らない。人間だけでなく、ボールとも友だちになれない人生だった。

そのエスパルスドリームプラザにあります、清水すし横丁です。寿司屋さんが8軒ほど店を連ねるということですが・・・ほ、本当だった。フードコートが全て寿司屋さんというえらいことになっています。これはどこで食べようか悩みますよー!

テクテクと2周くらいしまして、これは!と思ったのが2軒。そのうち1軒は満席になったのか、店頭で呼び込んでいたお姉さんがひっこんでしまったので、残るはこちら・・ズラリと並んだメニュー写真が興味をひきます。

これは美しい!良さそうではないですか。特上握り4000円・・・ランチとしては豪華すぎる気もしますが、これは特上。並とか梅とかならもっと安いはず。

おがさわらさんが「いらっしゃいませ」と言ってくれていることですし、ここにしましょう!「希少なお酒もご用意しております」の文言はもちろん見て見ぬフリです。帰りも運転なんだよ!

暖色にもほどがあるのれんをくぐって入店しましょう。やけに綺麗なのれんだなーと思ったら、今年3月くらいにできたばかりのお店なんですって?図らずも新店探索。

入店すると大将が明るく迎えてくれます。変なラーメン屋みたいな間違った威勢良さ(例:らっしゃいせー!!)ではなく、優しそうなあいさつがうれしい。

お好きな席にどうぞということなので、えーと、3つほどあるテーブル席は一人ではなんとなく気がひけるな。カウンターの角をゲットしましょう。清潔感あふれる席で一息。

寿司屋のお楽しみはアラカルトですが、お酒が飲めないランチなのでセットものがいいかな。特上が4000円でしたが、他は?

ほうほう、握りもちらしも1600円からなのですね。地魚八貫2500円もいいですが、マグロで有名な清水ですからね。厳選鮪握り3600円もありかな。

チラっと目にしてしまったおすすめ一品の全てが全力で日本酒を呼ぶ仕様。天然南鮪やわらか蒸し水蛸の白子とか・・!これは見なかったことにしましょう。

ここで大将が「お飲み物は?」と聞いてくださいます・・・お、お茶で・・・

色々悩んだ結果、「店主おまかせ〜季節の握り〜」3800円を発見。コレだ!やはり寿司は季節が重要です。

やけに大きな湯のみでお茶がやってまいりました。寿司屋のお茶はこうでないと!しかも濃いめでウマいなこの茶!そういえばここは茶所、清水だった!駿河の道に茶の香り〜。

こちらサービスです、と出てきましたのは・・ニラ?

大将「ニラのおひたしです」

まあ珍しい。どれどれ・・?あら、歯ごたえを残してゆがいたニラに上品なだし汁が!これはお通しとして素晴らしい、つまり酒を呼ぶ・・・ぐげ〜、飲ませろー!!

大将「はいお待たせしました。おまかせです!」

ふっはー!!美しいのキタコレ!星と月の模様のガラス皿が少し謎ですが、小ぶりに美しく握られた寿司はネタもピカピカと輝いております。これはうまそう!!

味噌汁は別売りということです。寿司屋さんでは追加であら汁を頼もうか悩むので、これはこれでありなシステムですね。ワカメ汁200円、キンメのあら汁500円、その他数種類あったようですが、そんなわけであら汁で。

あららー、エラまわりの美味しい部分が惜しげもなく入っております!これなら500円もあり!そして極めて上品なダシもたまらん!これはうんまい。

では寿司の本丸に攻め込みましょう。清水港と言えばマグロなイメージですが、実はカツオも有名。手前にいるカツオからいきますか。

やわめに握られた寿司を一口でいただくと、口の中でシャリがうまいことほどけて、旨味のかたまりであるカツオと渾然一体となってエラいことに・・・うおー、シャリもネタもウマくて握りが上手とか、卑怯だぞ!

お次は煮たもの、エビ、軍艦の変わり種シリーズにいきましょうか。エビの色からすでにうまそうです。

まるでアン肝みたいな軍艦があるなーと思ったら、まさしくアン肝!!ふはっ、大好物!こんな季節にもあるのですね。

ミディアムレアに蒸されたキモはまさしく海のフォアグラ!!おフランス好きの食通たちも降参する、爆発的うまさです。

圧巻はこちらのウニ!大将は青森出身の方というので、こちらも青森産なのでしょうか?いわゆる箱盛りのウニでなく、まさしく捌きたての雰囲気が漂う外観。そして口にすると溢れる磯の香り、たまらない甘み、とろける食感・・!思わずお口の中がパラダイス(©両津勘吉)

そして寿司の真の主役、マグロ大先生にいきましょう。シンコじゃー!アナゴじゃー!マヨコーンじゃー!とかなんだーかんだーと異論は多々ありますが、結局主役はマグロ!寿司界のマイケルジャクソン、キングオブ寿司です。

まずはこの深みのある色も美しい赤身から・・・なお、こちらのマグロは南マグロだそうです。南マグロの上物はホンマグロをおびやかす存在ですので、こちらも期待が持てますね。パクリ。

ウホホホ。思わず不審な笑い声が出た!なんですかこのカツオのような旨味と、これはカツオにはない軽やかな香りは!イヤミゼロの爽やかな血の香りが口から鼻へと突き抜けていきます。

お次はもちろんトロ南マグロのトロ!シャリよし、腕よし、マグロよしではウマいに決まっている・・ああそういえば最初に「ワサビ大丈夫ですか?」と聞かれたな。そうか、静岡といえば伊豆・・ワサビまでよしか!まさしく寿司の首都!!

このトロと後ろのキンメがうまかったかって・・?清水に来て試してみてください。

ちなみにこちらのお店、寿司のウマさはもちろんですが、大将も店員の女の子も大変好印象なので激しくオススメです。女の子が呼び込んでいるシーンを見て、慌てて店からとびだして、もう一回入ってしまうところだった!

 

鮨処 おがさわら 静岡県静岡市清水区入船町13番15号 エスパルスドリームプラザ内

清水すし横丁

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