
たしか昨年の9月の話です。その日はなぜかびわ湖浜大津駅近くの東横インにいました。二日酔いだし、きっと京都で飲んだのでしょう。
びわ湖浜大津か…ルンルンさんとかフォークロアさんとか渋すぎる喫茶店がありましたね。これはモーニングには困らない。
でもさらにレパートリーを増やしたいというのはゼイタクでしょうか。とりあえずSiriに周辺の喫茶店を聞いてみましょう…おや、現地から220mと230mにありますね。地図上の情報を見ると、どうやら隣同士みたい。行ってみましょう。

大通りから50mほど外れただけで、とんでもなく静かな街並みになった。こんなところに喫茶店があるのかしら。
iPhone「目的地に到着しました」
えっ、どこ?もしかしてこの建物?床屋さんかと思ったけど、なるほど‥壁をよく見るとコーヒー&フルーツって書いてあるな。

三色のネジりんぼうではなく「カフェハウス ATOMIC」さんという看板があるから、間違いなく喫茶店のようですね。
アトミックって読むんですよね…なんとなく喫茶店らしからぬ店名。アトミックドロップとかアトミックボムズアウェイとかのプロレス技があるから、店主さんがプロレス好き…なんてことはないですね、はい。

何か色々書いてあるぞ。由緒正しいつむぎコーヒーに小豆コーヒー…どんなコーヒーなんだ。
さらに見るとコーヒーと紅茶のハーフコーヒーにレモン風味冷麺!
もうなにがなんだかわかりませんが、「モーニングサービスいろいろ」と「一見さんお待ちしてます」の表記を見てしまっては入るしかない。

先客はゼロ…入口近くに4人がけのテーブルがあるだけで、ほぼカウンター席。
すみっこや奥が好きなので、ガンガン突き進んで奥の方の席に座りましょう。しかしこの時が止まっているような美しい空間はどうだ…!これだ、これが純喫茶だ!

表にあった謎メニュー群も気になりますが、やはりモーニングを楽しみたい。いろいろあるそうですけど、どんなでしょ。
1番330円(!)がコーヒーにトーストorロールパン。2番は400円でロールサンドorトーストにサラダがついて、3番の450円になるとオープン玉子トーストにサラダという3種類。
オープン玉子トーストってどんなだろうということで、3番モーニングをアイスコーヒーでお願いしましょう。

カーテンで仕切られた店舗奥の厨房で作ってくれるシステムのようです。
まずはサーっとアイスコーヒーがやってきました。9月なんで暑かったから、さっそく一口…
ワハハ、甘いヤツだったよ。滋賀はガム入り文化圏だったか〜。まあご当地感があって、これはこれでよし。

そしてやってきたオープン玉子トーストは…なるほど、その名の通りオープンで玉子でトーストですよ。
スクランブルエッグが一面に広げられたトーストに網状のマヨネーズ!これはありそうでなかった。

キャベツとトマトのシンプルなサラダですが、和風ドレッシングが美味しい。二日酔いで活動を停止していた胃が目を覚ましましたよ。

分厚さがうれしいトーストの上のタマゴは、なんとスクランブルエッグではなくタマゴサンドの中身じゃないか。
こちらの方が白身のプリプリを感じてうれしい。うまい。
そこにちょい焦げマヨネーズですもの〜。食べやすいサイズに切ってあるのもあって、ワフワフ〜と一気に食べてしまった!
コーヒーを飲みながら一息をつきましょう。500円以下でなんと満ち足りた気分になるモーニングだ。

そして本当に喫茶店が隣り合っていたのですが、お隣さんはお休みでした。この日は日曜日…喫茶店って日曜休みが多いですよね。
でもこの看板の雰囲気…これはきっと、デキる店だ…!大津の課題はまだまだあるようです。
ATOMIC(アトミック) 滋賀県大津市長等2-3-3