
草木ダムの次は心霊スポットとしても有名なとあるダムに行こうと思っていたのですが…草木湖の水面を見ていたら気が変わった。もう少し遠くへ行こう。
途中で休憩も兼ねて寄りましたのは

草木ダムから小一時間、道の駅人気ランキングで常に上位にあるという川場田園プラザさんです。
何度か来たけど基本えらいこと混んでいる、でもこんな時期かつ平日であれば大丈夫なんじゃないかと思ったら大ピンポン、ガラガラですよ友人K。
「名前は聞いていたけど広いですな〜」
本気を出せば一日中とは言わんけど半日はラクに楽しめますからね。

ここまで人がいないのなら食べたいものがあります。幻のお米とまでいわれる川場村コシヒカリ、その名も「雪ほたか」というんですけどね。

駐車場からすぐのところにほら、その雪ほたかをおにぎりで食べさせてくれるお店があるのですよ。
「おにぎり!ラーメンとトーストであまりお腹すいてないけど、おにぎりなら1つくらいいける!俺の胃はコメには強い!」

来るたびに行列なので横目で見るだけなんですが、ほらほら、誰もいないスーパーディスタンス!たしかお店の名前は「かわばんち」さんでした。さっそく注文しましょう。

セットのきのこ汁はうまそうだけど、腹具合的にやっぱり単品ひとつかなあ。塩でコメをフルに味わうか、間違いなさすぎる組み合わせのしゃけ高菜か、あえておかかチーズなんて変化球にいくか…
「絶対塩と思ってたけど、かぐら味噌って響きが気になる」
味噌なんて鉄板だもんなあ。困ったなあ。

おっと、季節限定もあるのか。しかもツナマヨとしょうが!よし、しょうがを単品でください。しかしどこにも並んでいる様子がないよね、おにぎり。
「あれ、ご飯を手にして・・なんと今まさに握りはじめてくれましたよ」
えっ、注文が入ってから握ってくれるの?しかもワクとか使わずまさに手握り!こいつは嬉しいシステムだ!そりゃ時間かかるよね、そりゃ行列にもなるよね。

ケバブのような紙に入った状態で手渡されました、しょうが入りおにぎり250円です。jほわぁ〜と立ちのぼる海苔の香りがたまらない。
お店のすぐ近くにテーブルがあります。少し寒いけど換気は無敵、ここでいただこう。

(撮影:K)
「うひょ〜い、決めらんなくて塩とかぐら南蛮の2ついっちゃった」
ラーメンにトーストからのダブルおにぎり?どんな炭水化物マニアよ。
「1つは帰ってから食べようかな〜と。握りたてはやっぱり塩かな・・すごい海苔の香りですな!」
今まさに驚いていたところなんですよ。海苔だけでも売ってもらいたいようだ。

(撮影:K)
「おかあさんの手にしてはずいぶん大きい・・がぶ」
お味はいかが?
「お米!が!甘い!粒はしっかり!握り加減がよくできたお寿司みたいですっごいふわふわなのに崩れないのよ!これはうんまいわ〜」
なんだって〜!負けてはいられません。いただきま〜す。

ぐはふは、うんめぇ〜!ホントに甘味と噛みごたえがしっかりした良いお米ですね。そしてホントに握りが素晴らしい。たっぷり含んだ空気が甘味を倍加するようだ。
しょうがってどんな生姜?と思ったら味噌漬けだったぞい。こ、こんなの・・白メシに合わぬわけなし。うむ、うますぎ評価も是非に及ばず。
250円ってなかなかいいお値段と思ったけど大きいしコメは雪ほたかだし、バッチリお値段以上の価値ですな。
「気持ちを伝えるために手を振る!おいしかったよ〜(ぶんぶん)」
あっ、振りかえしてくれている。無言時代でもなんとかなるもんだ。
「かぐら味噌って唐辛子味噌のことか!ピリッとしてご飯が進む〜。おいひぃ〜」
あっ、結局両方食べちゃっているじゃないの。ダメだこりゃ。
「次いってみましょう」
かわばんち 群馬県利根郡川場村萩室385 道の駅田園プラザ川場内