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ここのところステーキやらカツカレーやら、ランチが少々重めな気がします。たまには軽めで・・するとやはり蕎麦かな。
県またぎになるけど近所である足利市は元祖インディーズ系手打ちの老舗があったりして、しれっと蕎麦の町なんですよ。ちょいと行ってみましょうか。
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やって来たのは福居という誰も知らない駅近く、工業団地を突き抜ける道路沿いにあります「香福屋」さん。よく行くスーパーに近いので、なんとなく気になっていました。
大きく綺麗な建物、駐車場も10数台ゆっくり置けるスペースがあります。例によって開店時間の11時ジャストに到着、たぶん一番乗り・・あれれ、ミニバンが入ってきた。家族連れの後になっては時間がかかるかもしれん、撮影もそこそこに入店だ。
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入店して一人の旨を告げると、パーテーションで仕切られたカウンター席に案内していただきました。通常2人くらいの空間を広々と仕切っているのでゼイタクな気分だ。
真後ろでゴインゴイン音がする・・振り向いたら驚くじゃありませんか、オンタイム石臼挽き!気楽に石臼挽きできる電動ツールということで、なんと販売もしているそうです。挽きたて間違いなしですよキミィ。
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これは期待せざるを得ないじゃないか。メニューを拝見すると、もり・ざる・冷したぬきとシンプルなストロングスタイル。冷やしがおいしい季節、たぬきがいいかな。いや、よく見ると鴨汁ともりそばがあるな。鴨はいいぞ。
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大名天もりは大海老天2本にズワイ蟹天までつくのですか、間違いなく大名だな。
天丼がかしわ天というのが珍しい、ミニかしわ天丼ともりそばのセットも気になるわね。
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温かいそばと丼もの単品は見なかったことにしよう。う〜ん・・冷したぬきと悩みましたがやっぱり鴨が好き。鴨汁ともりそばを願いま〜す。
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8分ほどで出てきたお盆は、まるで正座をしているかのような端正なたたずまい。薬味はネギのみと潔いですね。
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そばは見るからにみずみずしく色白で、見ただけで滑らかさが伝わってきます。2・3本だけツツ〜とすすったら風味良好、こんな季節でもちゃんとそばの香りがするのはさすが挽きたてだ。
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鴨汁のお宝をあらためますか。カモとネギがたっぷり、以上!シンプルイズマーベラス!
しっかりした鴨ダシと力強い返しの四つ相撲、鴨汁はこうじゃないと!
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持ち上げると口元で離陸するちょうどいい長さの蕎麦、汁の濃度から半分くらいつけるのがいいかしら。
ズズッといけばひんやりした蕎麦が入ってきて、鴨のウマ汁がついてくる頃にはほんのりと温まって風味が立ってウマいウマい。蕎麦の表面はなめらかだけど粉は粗挽きなようで、いい感じに汁がひっかかります。
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鴨やらネギを蕎麦に絡めて食べるのもお楽しみ。鴨よ鴨、そなたはなぜにこんなにウマいのか。
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そばをすすり終えたら薬味ネギを投入して、カモスープとして楽しむのである。いや〜、この汁でお酒飲みたいですよ、はい。都内オッケーになったら古いお店で鴨抜きと樽酒なんて決めたいわね。
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半分ほどカモスープを楽しんで、シメはもちろん蕎麦湯。1番乗りだからサラサラな、ほぼ白湯。無理やり濃くしたのものよりこっちの方が好きです。ああうまい、サッパリ締まった!ごちそうさま!挽きたてバンザーイ!
めん坊 香福屋 栃木県足利市島田町152-2