神戸での用事も無事終わり、二泊三日の最終日は帰るだけ。そうそう、大津PAで551のチルド豚まんと焼売を買うのを忘れてはいけません。
買うだけ買ったら東名高速をひた走る・・・おや、静岡県に入ったところでクルマの挙動がおかしくなったぞ。巨大質量に引っ張られるかのようにIC出口に向かっていく。ああ〜、クルマが勝手に〜。
ハッと気がついた先にあったのは「炭焼きレストランさわやか 浜松高丘店」さんです。そうか、静岡県内には緑のブラックホールが点在するのでしたね。おそろしや。
こちらの店舗は浜松西ICからほんの数分という立地にもかかわらず、そんなに混まない・・平日はね。この日は13時半着で待ち時間ゼロでした。
公式HPで各店舗の待ち時間が分かるのがありがたい。御殿場アウトレット店は毎日かっぱ寿司の半額セールみたいなことになっています。
注文はほぼ決まっていますが、一応メニューを見てみますか。ふむふむ、鉄鍋ビビンバ・・普通のファミレスだったら注文候補の上位のところ、なぜか食指が動かない。天然酵母のライ麦パンもいつもなら選びそうなものですが・・
結局ほぼ一択、250gのげんこつハンバーグ、ソースはオニオンソースでお願いしましょう。そうするとパンでなくライスで確定になります。おっと、きざみわさびを忘れてはならない。
ソースをオニオンとデミの半々にしてもらうミックスというワザもできるのは秘密です。天然酵母パンを食べる時はそうしよう。そんな時が来るのか知らんけど。
ぼくの中ではこれも必須、カンパイドリンクの冷たい玄米緑茶もいただきましょう。
店員さん「カンパイドリンクですのでカンパイしましょう」
やや、ちっちゃいジョッキのオモチャを持ち出しましたよ。そんなのあったっけ。では小声でカンパイ、カチン。
ぷは〜、さすがしぞ〜か、お茶がうまい、うますぎる。
スープ、そしてさわやかブレードとロンギヌスのフォークが置かれて儀式が始まります。
じゅじゅじゅじゅ〜というさわやかサウンド、マスクも貫く肉の香り、五感全てを刺激する勢いで登場しましたげんこつハンバーグ!この丸々としたげんこつを
店員さんがさわやかブレードで一刀両断!
断面を鉄皿にあてまして
ダブルニープレス!ジュジュ〜!!
店員さん「ソースはおかけしてよろしいですか?」
ほ〜い、バンバンかけちゃってください。
というわけでさらにジュジュ〜!また香りがアップ!
とっても上手に焼けました〜!げんこつハンバーグ、完成!
ハンバーグなのにナイフをはね返す勢いの素晴らしい弾力。プツンと音をたてて切れた肉片にソースをまぶして白メシにトン、ムシャ〜。
たいへんだよ、ステーキよりニクだよ。むぎゅむぎゅしいよ。そこに追い白メシ!オニオンソースと肉汁とメシ絡みあって口内がリオのカーニバルのようだ。
断面はまさにミディアムレアのピンクです。ああ美しや。つなぎ無しの牛肉100%ということですが、どうやったらこんなぎゅぎゅっと詰め込んだような食感と味になるのだろう。不思議〜。
アツアツ鉄皿でちょい焦げの野菜がまた香ばしいのよね。
さて、中盤戦からはきざみわさび部隊を投入しましょうか。
肉汁が詰まりすぎのハンバーグにまさしく一服の清涼剤、たった50円で幸福度爆上がりの奇跡のトッピングです。ここで初めて店名通りさわやかなモノに出会ったような。
わさびも静岡名物でしょ?まさに地産地消、ローカルチェーンの鑑じゃないか。
わさびがなければ「さわやか」成分は会計の時にいただくハッカ飴だけ。オニオンと肉の風味をうまいことリセットして、さわやか〜。もう一丁いく?
帰りの車内で飴をカロカロいわせながら「やっぱりうまいうますぎる」とか「オニオンと白メシはチート」とか褒め称えるまでがお作法です。次回ブラックホールに吸い込まれる日も案外近そうだ。
炭焼きレストランさわやか 浜松高丘店 静岡県浜松市中区高丘西3丁目46-12