大怪獣のあとしまつにコテンパンにされた神戸の友人2人とぼく。リベンジを果たすべくシン・ウルトラマンを観に行くことになりました。上映は14時くらいから三宮のミント神戸なので、その前にお昼でも食べますかね。
友人「この辺だとそうね、ボロネーゼのお店とbkなサンドイッチのお店と町中華があります。はい、どれにしますか」
bkサンドや中華もいいけど、人生で「ボロネーゼを食べるために」お店に行ったことがない。やったことないことはやってみよう。
やって来たのはセブンイレブン三宮駅北店の裏手にあります「オステリアブッコ ボロネーゼ エスト」さんです。元町の方にも系列店があるみたい。ボロネーゼって流行りはじめているのかしら。それともわらび餅のようにいささか無理やりなのか。
ちなみにすぐ近くにサンドイッチ屋さんもありまして、メニューの写真を見たら間違いなくアンポンタン勢でした。良い、後で行こ。
L字のカウンター席がメインで横長のテーブル席もいくつかある店内はなかなかの盛況。Lの短い方3席をいただきます。
ランチメニューはこれか。ボロネーゼ専門店だけど季節のパスタもあるのね。ホワイトアスパラガスのクリームパスタに目を奪われるものの、店名にもなっているほどのボロネーゼは食べねばならぬ。
とは言っても、そもそもボロネーゼというものをよく分かっていないのですが。スパゲッティミートソースのイトコみたいな感じ?
そのボロネーゼメニューはこれか。まずパスタを選ぶのね。なぜかあるクリームリゾットがちょい気になるけれど、パッパルデッレはもっと気になる。なんですこれ?
店員さん「タリアテッレよりさらに幅広のパスタになります」
おお、あのイタリアンきしめんよりも・・よしそれだ。ボロネーゼをパッパルデッレで並盛り、サラダとバゲットのセットもつけてください。トッピングは・・味の見当がつかないのでノーマルでいってみましょう。
単品のフランス産ひな鶏のグリエディアボラで白ワインを飲みたい。でも映画前にアルコールとカフェインは避けないとな。
まず出てきたサラダにビックリ、100円のセットサラダとは思えないたっぷりサイズじゃないですか。シンプルな味付けとざっくり大ぶり野菜がとってもおいしい。
猫がまんなかで寝てしまいそうなビッグサイズのお皿で登場しました、ボロネーゼ!パッパルデッレの幅広ってレベルじゃない幅にビックリ、ひき肉入りペーストがのっていると思っていたボロネーゼはビーフシチューのような肉塊とソースにまみれた姿でさらにビックリ。
思わず別角度からも眺めてしまう。この懐かしさはなんだろう・・そうだ、あなたパッパルデッレなんてイタリアンのフリしているけど、グンマ名物ひもかわうどんだろ!タリアテッレがイタリアンきしめんなら、パッパルデッレはイタリアンひもかわ!覚えた!
スパゲッティミートソースの親戚と思っていたボロネーゼ、神戸の地でビーフシチューひもかわに進化していたのですね。
クルクルと巻くのは難しそうなので畳んでひと刺ししちゃったけど、これで正解?まあ食べやすいのが正解ということで。
あ、ひもかわのぴとっと貼りつく艶かしさとはちょっと違う。たっぷりソースをまとった幅広麺がいっぺんにウマい味を運んできて、噛むとハシュッとした歯切れ良さを盛大に楽しめる。食べてみるとやっぱりうどんじゃなくてパスタなんだな。
ひき肉なんて思っていてごめんなさいと謝りたくなるゴロゴロお肉。肉とパスタをもろともフォークで突き刺せるし食感も楽しいしで、これは幅広パスタで大ピンポンでしたね。
見た目よりあっさり上品なお味なのでグラナ・パダーノチーズあたりが映えそう。ああ〜、今からでもトッピングしたい。
妙にオシャレなマッシュポテトは口直しにもいいけど、混ぜちゃってもおいしいねえ。
そしてな、バゲットがな・・ご当地の名店ドンクの袋から取り出しているのですよ。そんなの鉄板だろ!
おいしいビーフシチューをドンクバゲットでぬぐう〜。天国か。
友人「揚げパンを頼んでみたらこっちは青のり入りで超和風なんだけど!」
え!それも面白そうだねえ。ボロネーゼ流行りはどうやら実力のようですね。明日帰る前にパッパルデッレ・グラナパダーノトッピング・揚げパンのセットでも食べようかな。夜に来てひな鶏で飲んでボロネーゼ締めもアリかもしれん。
友人「そんなにボロネーゼが好きになったのか、ウルトラマン」
オステリアブッコ ボロネーゼ エスト 兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-5-29 102