アンダー千円で半ラーメン付きランチが楽しめる中華屋さん。マンガもいっぱいありますよ 中華酒房 蒼天(太田市東矢島町)

町中華の定食、しかもミニラーメン付きのヤツが食べたい。メインのオカズは炒め物でもあんかけでもいい。いかにも中華な醤油スープを味噌汁がわりにご飯を食べたいのだ。

そうだ、あのお店のランチはミニラーメン付きだったはず。久しぶりに行ってみよう。

やって来たのは「中華酒房 蒼天」さんです。

太田市のメインストリート・407号から旭小学校方面への抜け道として使われている道。そこからさらに路地に入った所にありまして、通りがかりにふらっと入るのはほぼ不可能。店への入口を示す電光看板もなくなっていたので、一瞬迷ってしまいました。

よかった、看板はなくなったけど営業はしていた。ランチセットが3種類あるのは変わっていませんね。

A・Bがミニラーメン付きの定食で、Cは麺とミニチャーハン。以前は税込900円だった気がするけど、ハナ差だけ値上げで990円。アンダー千円は死守してくれています。

Bの豆腐のにんにく塩味うまに。中華の「うまに」は文字通りうまい。しかもにんにく入りときては‥今日はコレだな。

空席に座りながら「Bランチをお願いします」と即注文を入れてしまいます。しかし改めて見ると、なんてかっこいい店名なんだ。蒼天已死 黄天當立。

店内にたくさん並んでいる漫画にはもちろん蒼天航路が‥あれ、ないね。まあファミリーでも来るであろうお店向きではないか‥本棚の3分の1を占めるメインは、食べ物屋さん鉄板である金と白の背表紙のアレです。

そしてこちらの素晴らしいところは、なんとモンキーターンやとめはねっ!が全巻揃って‥あれ、ないね。さすがに古くて入れ替えかな?まあいいや、ミナミの帝王でも読むか。

ドリンクは冷たいお茶でお願いしたところ、デデンとピッチャーで来ました。これがうまくて、夏だったら3分の2くらい飲んでしまそう。

本日のBランチ、豆腐のにんにく塩味うまにの登場です。柴三郎一枚でお釣りが来るとは思えぬ迫力のセットじゃありませんか。

堂々たるセンターはなんとサラダ。葉物野菜がお高い冬場でもケチなことは言わない量です。オリジナルドレッシングはごま油に醤油に、なんだか和と中のいいとこ取り。

君に会いたかったんだ、ミニラーメン!ラブリーサイズなのにメンマもチャーシューもフル装備なのはエラい!

ちょっと乾物感のある本格中華なスープがラーメンライス食法にもってこいなんですよ。

どこで見つけたの?という細〜い細麺。あっさりスープと合わせて文字通りスルスル入ってしまいます。もちろんご飯にのせてもおいしいよ。

食べたかったミニラーメンそのものすぎて、ぼくは今猛烈に感動している!

忘れていた、メインは豆腐のうまにでしたね。麻婆豆腐から麻辣成分を抜いたような‥ビジュアルはなんとなく頼りない?

頼りないなんて言ってすみませんでした。フワっと香るにんにく、中華スープと挽肉由来の深い旨味。生半可な麻婆豆腐では追いつかない、八宝菜すら届かない、魔性のスーパーおかずパワーだ!

豆腐をのっけて食べて、麺をのっけ食べて、豆腐麺メンマメシを全部まとめてスープでゴクーン!ゲフーっ、気持ちいい!ラーメンライス食法番外編を披露したのは言うまでもないのでした。

戦いの後に黒糖シロップの杏仁豆腐がしみわたる。

電光看板がなくなっちゃったり、11時半ピッタリに来たら開いていないことがあったりとなんだか心配だったのですが、しっかり健在のおいしさでした。

本当にこの内容で990円はすごいことですよ。マンガの続きも気になるからもう少し足繁く通いたいのですが、最近は土日の昼時にあまりグンマにいないもんで‥すみません。

中華酒房 蒼天 群馬県太田市東矢島町1017-9

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