「本物ナポリタン」とは?赤いブヨブヨ太麺のことじゃないの?真相究明のため国際都市大泉町へ潜入した ヨーロピアンレストラン カプリ(邑楽郡大泉町・小泉町駅)

夕日の直後に寝てしまって朝日の前に起きる。目覚めだけ早いハメハメハ女王みたいな生活をしているため、お昼ご飯も早め早めです。というわけで、外食の際は11時から開けてくれるお店がありがたい。

とある日のこと、ふと時計を見れば10時半。ちょっと始動が遅れたじゃないか。今から着替えて車で乗りつけて11時に入店できるお店は・・よし、あそこにしよう。

邑楽郡大泉町の大泉高校近くにあります「ヨーロピアンレストラン カプリ」さん。そこそこ近い・11時開店・ランチメニューが豊富かつお手頃と、昼食に迷った時の駆け込み要素に満ち満ちています。グンマに必須の駐車場も完備だしね。

いつもの飲み過ぎで少し胃が重い気がするので、確かランチにあった「やわらか肉カレーうどん」でもいただこうと来てみました。ヨーロピアンレストラン、つまり洋食屋さんのカレーうどんですよ。カツオ出汁じゃなくて仔牛のフォンだったりするんじゃないの?

おっと、ミニバンから家族連れの方がゾロゾロと。あの方たちの後になっては大変、慌てて入店しましょう。そんなわけで店舗の写真は使い回しです。

無事一番乗りに成功、2人用の小さなテーブル席に腰かけてランチメニューより「やわらか肉カレーうどん」を注文しましょう。たしかEランチ・・あれれ?

DランチとEランチが消えてしまっているじゃないか。そしたらハンバーグ・・はちと重いかもしれないので、スパゲティーにしてみようかな。パスタでなく「スパゲティー」表記というのがきっと洋食屋さんの矜持、手打ちと輸入が選べるあたりも気合が違いそうです。

壁の黒板も見てみるか。税込1,000円ポッキリの日替わりランチはたっぷり野菜と若鶏のトマト煮。サクッと軽めかつ鉄板な気がしてならないが、たった今スパゲティーのお腹になったのだ。

グランドメニューのスパゲティーも頼めるのかしら。なぜならお店の名を冠したカプリ風スパゲティーを食べてみたいから。中華屋さんの店名ラーメンは具沢山のあんかけ系が多いけど、スパゲティーではどうなるのだろう。

しかし自家製ソーセージとキャベツというのも気になる。さらにさらに、本来パスタで一番お手軽なはずのアイツが一番お高い価格、しかも「本物」とな・・?よし、その推しっぷりを見届けましょう。本物ナポリタン、願いま〜す。

店員さん「カウンターにサービスのコーヒーがありますので、よろしければどうぞ」

・・あ、そう言ってもらったのにいただくのを忘れていた。

やがて運ばれてきた本物ナポリタン。なんだ、ごく普通のナポリタンじゃ・・ないな。アルミの楕円皿ならぬ、パンまつりもビックリの白く輝くお皿。スパゲティー本体はケチャップと油のテラテラによるチープ感はゼロ、スッキリとして凛とした佇まい・・面構えが違う。

タバスコと粉チーズの瓶は添えられず、このスパゲティーに最も合う量はコレだとばかりにかけられた粉チーズとパセリもきっと本物アピール。

茹ですぎの太麺(たまにコゲ)とはモノが違う、なんだこの食品サンプルもビックリの透明感あふれる・・スパゲティーならぬパスタは!食べてみれば歯が押し戻されそうなほど弾ける食感、麦の香りとトマトソース(否ケチャップ)の旨味が見事に絡まって、スカッと歯切れ良く喉に落ちていく・・こりゃンマ〜イ!

「パスタは手打ちか輸入をお選びください」ってランチメニューに書いてあったけど、さてはその輸入パスタか?だったらなんて銘柄なんだろ、欲しい。

クニっとした歯ごたえと磯の旨味に驚いてみれば、ホタテさんなんていらっしゃるじゃないの。他にもエビやら何やらゾロゾロ、ナポリタンの具といえばピーマンと缶詰マッシュルームと玉ねぎではなかったのか。

あれ、これは定番の輪切りウインナーなんだけど、きめ細やかで風味が軽くて・・もしかして自家製ソーセージってヤツ?え、最高か?

自家製ソーセージとシーフードがたっぷり。なるほど、ブヨブヨ太麺にチープなケチャップ味がみんな大好き「元祖ナポリタン」とすれば、麺も具材もソース妥協なし、本物をぶつけてくるというのが「本物ナポリタン」なのか!

ソレってナポリタンでなく魚介のトマトソースパスタとかペスカトーレとか言うのでは・・そうなんだけど、確かに食後の胃の落ち着きっぷりはナポリタンのソレなんだよな〜。良いチープさを保っているというか、非常にしっくり来るの。うん、キミは本物でいいよ、納得。

うどんそばばかり食べているところ、今回でスパゲティーに目覚めた気がする。ちょっと他のお店にも行ってみようかな。幸い近場のイタリアン系はほぼ未開拓なのであった。

ヨーロピアンレストラン カプリ 群馬県邑楽郡大泉町北小泉2-12-1

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