これだ、これが肉の断崖だ!ステーキはスリル、ショック、サスペンス! ステーキ牛吉(太田市龍舞町)

Kindle Unlimitedにプロレススーパースター列伝があったので非常に嬉しいのですが、少し困った事態でもあります。

なぜならば、作中のハングリーな若手レスラーが求めるモノが「血のしたたるステーキ」でして…ああダメだ、ステーキ食べたい!血のしたたる、ステーキ!

というわけでやって来たのは太田市龍舞町にあります「ステーキ牛吉」さん。前回ハラミを食べた時に良い感じの血のしたたりでしたので、今回はアンガスのサーロイン300gなんかいってしまおうかな〜と。

1人ですが〜と入店すると、4人用テーブル席に案内してもらいました。先客が1組いるけど席の間は広々なので今どきでも安心。

ランチの柱であろうコースは日替わりバーグと各種ステーキが100gずつ楽しめるということですが、サイズ的にたぶん血のしたたりが足りない。100g単位のオーダーカットでドカンとお願いしましょう。

あれれ、お目当てのブラックアンガスサーロインが「はい消えた〜」だよ。前回食べたハラミも売り切れですって。豚ロースでは血をしたたらせるわけにいかんしな。

それでは五穀和牛サーロインかな?しかし和牛的に格安とはいえグラム3080円、300gにするとご破算で願いましては…うむ、酒なしランチの予算としてはちょいとオーバー。

オーストリア産まろやか牛のヒレはグラム2200円ですって。ヒレって厚みが出るから200gも頼めばいい感じになるかもしれん。

よし、ヒレの200gに決定だ。そしてレスラーのオトモであるにんにくがたっぷりというおろしソースでお願いしましょう。

「ヒレを200で切るとこのくらいの厚さになりましてお時間もかかりますから、2つに分けてお焼きしましょうか?」

マスターとおぼしき方が指で示す「このくらい」は軽く3センチはありそう。望むところ、ぜひそれでお願いします!時間?ヒマなんで…いや、つまり今から切ってくれるってことでしょ?そんなの待って当然ですよ!

おおむね18分、じゅわじゅわ音と共にやってきたのは…おおっと、ここでマンガが変わった!タテだかヨコだかわからんビフテキの実写版が来たんど〜!

これはもはやヒレ肉でできた崖。つまりいきなりクライマックス。ほら、よく見ると犯人を追いつめる船越さんが…

これこそ待ち望んでいたお肉デース。ステーキは厚いほどエラいのデース!ところで焼き方を聞かれなかった気が・・と思いつつお肉入刀。

オーサム!タタキ以上レア未満のスーパーナイスベリーレア!すばらしいデース!

脂身が多い肉ではちょっとアレですが、赤身オンリーのオージーヒレでは最高の焼き加減。まさに‥血のしたたる!ステーキ!

しかしこうも見事に焼いてもらっちゃうと、少なめでお願いしたライスが頼りなく見えるな。

肉の焼きが足りなければお申し付けくださいとありがたいお言葉をいただきました。でもこのままが好きなの。

おろしソースをつけたニクをメシにワンバンして、ガブ〜!

・・・ぐはふは!ンマ〜イ!!にんにくたっぷりという言葉に偽りなし、ポン酢のウマさとニンニクの香りが赤身肉にぴったりポン!そして肉のウマ汁がメシを呼ぶよ〜。幸せ一直線だよ〜。

メイラードな表面と燃えるような断面の対比を見るたびにニヤニヤしてしまう。

しかしこのくらい厚みがあると、ヒレでも噛みごたえがあって「肉喰らってるぞ」感がすごいなあ。湧き立つ闘志、お前は虎だ、虎になるのだ!

爬虫類の瞳のような丸いものはニンジンだった。にんにくポン酢のソースにかかれば立派なオカズになってしまう。いつものごとくコメ不足の様相を呈してまいりました。

肉の下敷きはタマネギでなくモヤシですが、これもソースをかけると一流のメシ泥棒に…おろしソースいいなあ。次もこれにしようかな。

デカく切り出して、ガブ!ナポ …モグ…モニュ…食えば喰うほど強くなる。赤身肉の塊、ばんざ〜い!

目標達成!これで今日からぼくもブッチャーに…なってしまったらおっぱいが邪魔だな。ハンセンだ!ブロディだ!鶴田だ!出てくるレスラーみんな古いのは気にするな!ウィーーー!!

ステーキ牛吉 群馬県太田市龍舞町558-2

前回・ハラミ300g

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