みなかみといえばダム、そして至高の豚肉料理!トドメに腹ごなしの階段地獄まであるんだから 育風堂精肉店(利根郡みなかみ町)

4月末、GW直前の話です。

「そろそろ雪も溶けたと思うし、ダム行こうダム」

おお友人、そういえば以前そんな話をしましたね。みなかみ方面のライブカメラを見たら雪の心配はなさそうだぞ。

キンイロシュウカンになったらこんなご時世でも多少の人出があるかもしれん、平日のうちに行ってしまいましょう。

というわけでみなかみ方面に繰り出し、藤原ダムから奈良俣ダムと巡りました。いや〜、ダムいいな。どこでもダムカードを配布してくれる世の中に戻るといいな。

友人「次はどこです?八木沢ダム?」

おっ、やる気だね。でもひとまず昼メシにしましょう。近くにデカ盛りで有名なお店があるんですよ。

友人「デカ盛り?お互い消化系が貧弱ですがな」

うん、言ってみただけだ。本当のお目当ては

究極至高の豚肉料理が楽しめる!「育風堂精肉店」さんでひとブタいこうぜ!

友人「豚肉大好き!狩るぞー!」

中とテラス席が選べるということです。バリバリの好天なので外にしましょうか。ほら、なんだか軽井沢にでも来たようだ。

以前に来た時はローストポークをいただいて、肉もソースもうまくて困っちゃって再訪を誓ったものです。

今回はどうしようかな。本命は当時なかったと思うリブボーンステーキ。やっぱり肉といえば骨つきよね。

中穴はプレッツェルドッグだが、こちらは左手にジョッキが必須だからダメだな。

そうだ、ご自慢の生ハムはもちろん食べねばいけないので、シェア用にプレッツェル&はもんみなかみはお願いしておきましょう。

対抗はこちら、育風堂さんの原点というカツ丼…やはり一度は食べておかないとダメかな。よし、君に決めた。

友人「まさかテイオーがいつも食べてるから…」

そそそそそんなはずはない・・こともない。

マスク入れと共に紅しょうがが来た。個別パックなのも対策のうちなのかしら。

まずはプレッツェル&はもんみなかみの登場です。このは生ハム、はもんかみなかみがな、しっかり塩味が数年の間にまろやか〜になってな…これだ、これがみなかみの風、谷川岳の空気の味だ!

プレッツェルも中がもっちりして非常にうまい。黒ビールや白ワインが飲めるならこの皿で完結してしまいそうだ。

コレは?

友人「こっちの前菜でしょう。ガツンとリブボーンステーキにいっちまいましたからね」

なるほど、あれはコースになるのね。

友人「自家製のソーセージはもちろんだけど、下のコールスローがおいひぃの」

写真は撮らなかったけど小さなミネストローネもうまかったようです。付け合わせやスープがウマい時点で勝ったも同然。

負けるかー!こっちのカツ丼も来たぞ!どうですかこのグッドルッキング…!いや、想像より更にウマそうでサイズもでかかった。こりゃ大変だ!

メニューにコールスローとあったけど、ハム入りマリネといった感じの小鉢。さっぱりした酸っぱさでカツ丼の合間にもってこいだな。まずはひと口だけにしておこう。

そして!この!カツ丼!開口部が広い丼いっぱいに広がるカツの谷川連峰!卵の白身は冠雪といったところでしょうか。

たっぷり厚切りの肉は繊維のキメが細かく、こんな時期でも肉ばっかりは密に限るなと。

これまた厚めの衣は北関東らしい甘辛なタレをたっぷり吸ってふっかふか。こいつは王道まっしぐらのクラシカルカツ丼だぜ!

シャレオツなカフェのようなお店なのに、味噌汁と香の物も渋いのが良いミスマッチ。

この北関東味にはやはり紅生姜だよな!というわけでパラパラとのせれば見事な焼きそばカラー。はいこれ、おいしい〜。

とにかくご飯が進んで仕方ない味付けとカツの大きさなのでライス大盛りという選択肢もあるな。苦しくても食べてしまうに違いない。

友人「こっちのリブボーンステーキも見て〜!」

ぐはふは、すんげぇ〜!とびだす絵本か!

友人「お肉もでかいけどイモの量が半端ないわ。ドイツの罠を忘れてた」

せっかくなのでカツと一切れずつトレードしましょう。

どうですこの密。でも噛むとハラリとほぐれる不思議な繊維。そして甘さをビンビン感じる脂身のウマさよ。肉もうめえけど、甘酸っぱいところにカレー風味とフライドオニオンが入ったソースがでらウマい!

友人「これはパンも白メシもガンガンいけるわ〜」

そしてもちろんお酒もガンガンいけちゃう!こうなったらもうアレですよ。

「精肉店」なので店頭でハムや味付け肉を買える上に、なんと同じ建物に品揃えの良い酒屋さんまで!ある!ハムに良きワインはモチのロン、谷川岳の限定酒なんてのも!ある!

友人「うお〜!ソーセージと酒買う〜!」

たっぷりいただいて苦しい…ので、少し運動しましょうか。クルマで10分とかからぬところにあります土合駅に行ってみますか。

友人「どあい?」

新潟方面へのホームまで、480段余りの階段を降りねばならない!日本一のモグラ駅の名を持つ恐ろしい観光名所なんですね〜。

友人「燃えてきた、燃えてきたぞ〜!降りよう!」

わっせわっせと降りつづけると、足がなんだかゲシュタルト崩壊を起こす…さて、ホームに着きました‥が、降りたら登んなきゃ帰れないんだよ、この一点透視階段。

友人「面白くなってきたぜ…いやいや、む〜り〜!設計者出てこ〜い!」

今どきはマスクの苦しさもプラスでして、途中にあるベンチ全てで休みつつなんとか生還したのでした…というわけで、ダムとモグラ駅観光のついでには、育風堂精肉店さんにぜひどうぞ。

育風堂精肉店 群馬県利根郡みなかみ町大穴814-1

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