黄河とガンガーがケッコンしたら日本式カレーヤキソバが爆誕したのだ!これでいいのだ! 昇竜(深谷市・深谷駅)

中華丼とかあんかけ焼きそばとか麻婆豆腐とか・・中華のトロみがあるものが食べたい。近所の中華でも行ってみるか。

まてよ・・

深谷市に気になる中華屋さんがあったな。ちょいと行ってみましょうか。

最近よく来る深谷城址公園の近く、深谷中央青果市場の真ん前にあります「昇竜」さん。漢字とひらがな両方で店名が書いてある見た目からもう只者ではありません。余談ですがぼくは→↓↘︎Pが咄嗟にできないのでバイソン使いです。

開店時間は11時、今は11時5分・・もう車が数台とまっているとは人気店ですね。ちなみに駐車場は広くて出入りは楽チン。

カウンター席が少し、テーブル席が4卓、あとはお座敷席がいくつかあってなかなか広い店内。空いているお席にどうぞということでテーブル席をいただきましょう。

柳麺(ラーメン)480円よりと大変お手頃ですね。漢字表記だと本格感が出ていいな。

あんかけっぽいもの・・炸炒麺に什錦炒麺、中華丼に麻婆豆腐丼といったところかな。しかしチラチラ見えるカレーラーメンやカレー中華丼という文字が気になって困る。

日替ランチは肉野菜炒めだそうで、鉄板だろうけど今日のテーマからは外れるな。ウマニとカラアゲという昇竜定食Aあたりが良さそうじゃないの。ウマニというカタカナ表記がね、もうウマい確定よね。

壁にあるのはセットものかな?ふぉっ、カレー中か丼・ラーメンセット!町中華のラーメンと気になるカレーメニューの両方が楽しめて900円!こ、これか?でもダブル主食はキツいか?

やや、カレーヤキソバなんてあるじゃないか。カレー中か丼もあるということは、もしかしてこれってあんかけ焼きそばなのかな?つまりカレー味のウマニがかかったヤキソバ・・?だったら最高だな、これにしてみよう。

カンカンと軽快な鍋の音が響き、次々と運ばれていく皿たち。大繁盛でも提供は早そうです。「はいこれカレーね」と聞こえた、つまり出会いの時が来た!

やった〜!見事に大ピンポン、まさしくカレーあんがかかったヤキソバ!

むざと箸を突きこんで、ぐぐっと麺を持ち上げると一気に広がるカレーの香気!そうだよな、鍋であおるってことはカレー粉を炒めるってことだもんな。そりゃ香ばしいよ!

麺は焼きそばとしては珍しいちょい縮れ麺、ラーメンの流用かな?チラチラ見える焦げ目がうれしみ。ズズッとすすればアッチい!そりゃそうだ、あんかけだもの。

うわ〜、本当に「中華あんにカレー粉を入れたモノ」そのまんまだ!つまり、うんま〜〜い!

キクラゲなんて入っていると「美味しゅうございますよ」と四谷さんのモノマネがしたくなる。そしてもちろん焦げてはいないキャベツにブタコマに・・中華の鍋の秘術とカレーの魔力で、具の歯ごたえも味も最大限に引き出されている。

五目炒めにトロみをつけてカレー粉をぶちこむ・・これってもしかして日本風即席カレーの原初スタイルでは。つまりここのカレー中華丼は古より伝わりしライスカレーということだ。実際ちっとも辛くないし。

1周回って中華料理屋さんで蘇る昭和ライスカレー!なんという大河ロマンだろう。

飾り包丁が入ったイカやエビなど、八宝菜なのかシーフードカレーなのか、もうなにがなんだか。全てを包み込む母なる黄河かガンガーか、とんでもない懐の深さだ。

皿に残ったカレーあんまでズズズーと吸いこみ、汗がタラタラ出るところに飲むお冷や!余韻嫋々としてたなびいて消える…ワケはないけどそのくらいウマい!

帰る頃には広い駐車場がいっぱいになりそうな勢いですが、そりゃそうだ。だって早くて安くてウマいんだもの、流行るよ。次はタンメンか麻婆豆腐丼か…と言いつつ、たぶんカレーヤキソバを食べているであろう。

昇竜 埼玉県深谷市天神町3-45

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