カオマンはもちろん最高なんだが真の主役は骨入り‥いや、肉片どっさりスープだ! カオマンガイ(渋谷区・渋谷駅新南口)

プロレス大好きな神戸の友人がまっする後楽園大会のチケットを取ってくれたので一緒に行くことになりました。

「大好きなカオマン屋があるからプロレスの前に行くわよ!」

海南鶏飯・シンガポールチキンライス・カオマンガイ!大好物です、行きましょう。

「じゃあ渋谷のナントカスクエア集合でよろしく」

えっ、渋谷から後楽園って東京のあっちとこっちですよね。遠くない?

「神戸から行くんだからついでの範疇よ」

そういえばぼくもグンマからでした。都内の移動など誤差みたいなもんですね。

明治通りを恵比寿方面にテクテク歩いて新南口のあたりで着きました、ピンクの建物がまぶしい…なんてお店?

「看板に書いてあるでしょ、カオマンガイ!」

あっ、まさかのそのまんま店名でしたか。

「よく来てた時はガイトーンって名前だったんだけど変わったみたいね」

なるほど〜、わかりやすくなったような、かえって混乱を招くような。とにかく「カオマンガイ」さんに入店!店頭に丸鶏がいくつもぶら下がっている時点で期待値はマックスです。

メニューはなんと清々しい、カオマンガイ一本!選択肢はダブルチキンと大盛り、あとパクチーサラダと飲み物をプラスできるくらい。

「あ、スープを骨入りに変更するのを忘れないで!たった50円プラスで大変なことになるから!」

ほうほう、やはり先達はあらまほしきですね。では並盛で骨入りスープに変更、あとパクチーサラダとジャスミンティーをお願いします。

注文した数秒後にコンコンコンと軽快に置かれたタレ・パクチー・ジャスミンティー。風情もへったくれもないステンのテーブルと器が屋台感丸出しで、むしろ風情たっぷり。

またまたカコンと置かれたのはパクチーサラダ…ふお、どっさりパクチーの上に海苔がヒラヒラ、96%パクチー!香菜!コリアンダー!

ドレッシングは意外や意外、醤油ベースのごくシンプルな和風です。パクチーの風味を覆い隠すなんてことはせず、ド直球でワリワリと食べさせるスタイル。

そしてカオマンの登場!見るからにプリプリのトリ!当然のようにライスは長い粒のジャスミンライス!ふぉお、最高じゃろ!

カオマンに突撃〜と思ったら何か来た。なんですかこの鶏ガラみたいな・・あれ、もしかして骨入りスープ

「どうよ!骨入りなんてレベルじゃないのよ!」

はぇえ〜、手羽元手羽先アバラ周りの大量の骨、というか肉片だ。ああ、確かにスープもあるけど・・これって骨入りスープじゃないよね。「スープに浸った骨付き肉」だよね。もはやメイン料理では。

試しにスプーンでスープをすくったらナニコレ、極上鶏スープじゃないの!そして手羽っぽい肉片をすするように食べるとウルトラコラーゲンでうんめぇ〜。

「これで指をベッタベタにしながらカオマンを食うのよ!」

最の高じゃないの。やりましょう!

ブラックソイソースベースのタレをかけて、パクチーを・・なんだこりゃ、なかなか抜けん。みっちみちに詰まっているじゃないか!バサ〜と広げたら、カレーライスならぬパクチーライスくらいな勢いでご飯を覆うこの迫力!パクチーおかわり自由らしいけど一杯で十分だろコレ。

・・もしかしてパクチーサラダ必要なかったんじゃ・・いやいや、気にしてはいけない。

なんですかこのジャスミンライス、トリの旨味を吸いこみすぎじゃない?そしてこのタレ、パクチーと鶏肉の風味をとんでもなく引き上げるっ!ニクとメシを飲み込むかどうかのうちにスープと肉片をすするっ!最高のローテーションはうまい、うますぎる!

「ここはね、ダブルチキンと骨入りスープが正解なのよ」

ホントそうですね、圧倒的パクチー量とトリのウマさからしてダブルチキンにすべきだった。そしてこのスープのウマさたるや。鍋持参で骨入りスープを4つ分くらいテイクアウトして、ちゅっちゅと骨周りをすすりながら酒を飲みたい。

いや〜、最高カオマン体験でした。また来よう。そしてプロレスは6時からだけどまだ昼間も昼間です、どうしましょう。

「後楽園に来ちゃえばなんとかなるよ。ほら、あれ乗る?」

食後に絶叫マシン?バカなの?何を言って・・ちょっと待て、最高の笑顔でチケット売り場に行っているじゃないかあの野郎。ホントに乗るの?いやちょちょ、待・・ゴゴゴゴゴ・・・う、うわぁ〜〜〜!!

「バカなの?コースターの設計者!角度も速度もおかしいよっ!しかも時間、5分しかつぶれてないよ!」

死ぬかと思ったわ!まったくバカは誰なのよ!・・って、今度は水に飛び込むコースター?ウソでしょ?・・・ちょ、待っ・・・う、うわぁ〜〜!(バッシャ〜〜ン!)

カオマンガイ 東京都渋谷区渋谷3-15-2 1F

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