【限定メニュー・真鴨鍋】真冬のご馳走、マガモ!一羽を鍋で串でフルに楽しむ黄金体験! TORIKO(鳥輿)中央区・人形町駅・新日本橋駅

浅草から日本橋に移転していた焼鳥の名店「TORIKO」さん。「真鴨が入ったらブログに書きますよ」というのでTwitterをチェックしていたら、来た来た、来ましたよ。はるかシベリアから、真鴨さんがネギと焼かれるために飛んできてしまったみたいですよ

さっそく電話して真鴨焼きを確保・・まてよ・・もしかして・・あの、真鴨一羽を使った鍋って今度のお店でもできちゃいます?

大将「ああ、一羽を鍋と串にできますよ。まだこっちでやってないから値段は決まってないけど・・前と同じか、少し安くできたら」

以前はたしか一羽分で2万円でしたっけ。はいはい、お願いしま〜す。

真鴨鍋と聞いて、瞬く間にパーティーメンバーが集まり4人となりました。ちょっと小さめな鴨ということで3人向きらしいですが、ぼくは少食だしなんとかなるでしょう。

ぞろぞろと入店すると、鍋のため奥の長いテーブルに案内してもらいます。

テーブルの上には冷えた状態でも香りが伝わる鍋と

野菜たちがしっかりスタンバイ完了。

大将「やっぱり取れる肉が少なかったんでね、野菜を多めにしてみました」

キノコたっぷりでいかにもウマそう。やや、白菜の向こうにはセリもあるじゃないか。大好物ですよ〜。

メインの真鴨はロースに皮近くに骨周りにと様々な部位が。さすが一羽丸ごと!真紅よりも妖しい深緋といった色に鈍い光沢、ビューティフル・・

飲み物はどうしましょう。2名はラガー中瓶をシェア、1名は浅草店で慣れているので呼吸をするように青ザクロ(青一髪のザクロ割り)、ぼくは・・

ああっ、甘くて面白い日本酒の笑四季さんがある〜!しかもうすにごり生!くださいっ!

笑四季さんはその名の通り笑っちゃうくらい無茶なお酒を造ってくれるので大好き。激甘のモンスーンとかすごかったなあ。うすにごりは初めてだけど、この酒造的には甘さ控えめで食中酒向きだ。よかった。

漬物としらすおろしは途中の口直しにとっておこう・・と思ったはずが、一口食べたらウマくて瞬く間に消えた。

大将「じゃあ鍋はじめますね〜・・あ、写真撮るなら映えるように置かないと怒られちゃうな」

おお〜、エエ感じと思いますよ。

大将「これでしばらくキノコの旨味を出して、後は白菜とか豆腐をいいように入れてもらって、セリはしゃぶしゃぶみたいに軽く」

承知しました!そうだ、煮えるまでのおつまみをいただいておきましょう。

本日の一品から、え〜と、ピーマン塩昆布あえチリビーンズをください。

ピーマン・塩昆布・胡麻油であらゆるお酒に合う無限ピーマンができちゃうからズルい。

あれば頼むよチリビーンズ。なぜかと言えばコロンボの好物だから。彼はクラッカーを砕いてかけてしまう派でしたね。

白菜が良い色になってきたのでセリを散らして、いただきますか〜っ!

ぐはふは、うんめぇ〜!カツオ・きのこ・つくねの旨味にセリの香り!たまらん。セリひと口でお猪口一杯なくなってしまう。

ここで真鴨の大先生に登場していただきましょうか。火が通りすぎぬよう、人数分ずつ慎重に投入します。

(友人撮影)

別角度からも、投入っ!

はえ〜、噛みしめると血の旨味がどっと押しよせるのに、臭みなんて1ミリもない。ただひたすらに旨い、美味すぎる。皮なんていわばアブラ、でもすごく軽くて澄んでいてあら不思議。真鴨め〜、普段どんな良いモノを食べているのだ。

真鴨の肉を何度かくぐらせてパワーアップした出汁にセリの根を投入だ!きのことの大地の滋味最強タッグで天にも登る心地。

そしてカモといえば、もちろん焼きネギだーっ!!ダメだっ、このウマさの洪水には鶴齢の特純を召喚しないと。新潟のお酒なのに濃厚芳醇なキミなら戦えるっ!

大将「そろそろ焼きましょうか」

盛り上がりもピークなところでありがたき幸せ。お願いします。

TORIKOさん冬のキラーメニュー、真鴨焼の登場です。ブツンと音がしそうに弾ける歯ごたえ、溢れ出る血の旨味、これだ、これが野趣だ!

合鴨さんも大好きだえど、やっぱり冬はこちらを食べたくなりますね。是非に及ばず。

あまりの旨味の洪水でクラクラしてきた。トマトのピクルスの爽やかさで落ち着くんだ。

大将「そろそろシメでご飯を入れますか」

この!陸海空そろい踏みの出汁に!ご飯!

ご飯を入れて、とき卵を入れて、三つ葉を散らして・・うわ〜、これは見ただけで喉がなる、お酒を呼ぶ。樽酒の冷やをください。

鍋ってどれもウマいけど、やはりシメがあってこそだよな〜!今まで煮たモノのうまさをメシや麺が全部吸っちゃうんだもんな!すき焼きのビハインドはそこか?

というわけで、リニューアル後の真鴨鍋も大満足。例によってアホほど飲んだのに結局総額で3万をちょっと出たくらいだったので、真鴨一羽セットは2万より安くしてくれたのかもしれない。ありがたや。

1月いっぱいくらいまで、早めの予約必須ですがオススメにもほどがあります!予約不要でカウンターでも楽しめる合鴨ひとり鍋なんてのもありますよ〜。

TORIKO(旧・西浅草 鳥輿) 東京都中央区日本橋小舟町1-4 ヤマサンビル 1F

普通の焼鳥とドライカレーコースはこちら

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