生還確率2%?現代に残る恐怖スポット、ガマ洞窟に潜入せよ! ガマ洞窟(筑波ニュー三井谷)つくば市・ロープウェイつつじヶ丘駅

仕事で得たお金の大半を趣味(ゲーム制作)に叩き込んでいるKきゃわさんと来たつくば。ワン様たちをたっぷりおさわりしました後にやってきましたのは筑波山。頂上近くまで登るロープウェイの駅、つつじヶ丘駅です。

Kきゃわ「駐車場代として500円かかるのですね」

お金をかけたくない人は、ふもとから自らの足で登れということですね。

Kきゃわ「俺好みのスポットがあるということですが、どこですか?」

つつじヶ丘駅の駐車場には3つくらいのドライブイン的な施設がありますが、一番アツいと思われるのがこちら、「筑波ニュー三井谷」さんです。読み方は知らん。

Kきゃわ「ふおお!あまりにもキャッチーなビジュアル!」

つくばといえばコスモ星丸、そして四六のガマ!こちらはそのガマを大々的に取り扱った奇跡のドライブインなのです。

Kきゃわ「コスモ星丸‥?」

あ、ご存知ない。お若いのね。じゃあそれは忘れてほら、こちらのガマ様の堂々たる姿はいかがですか。

Kきゃわ「うわ、無駄に大きい。四六のガマってあれですよね、一枚が二枚で二枚が四枚で、鏡に囲まれてタラタラ‥」

ガマを四面鏡の箱に放りこむ、ガマは己が醜い姿の鏡に映るを見て驚き、タラーリタラリと油汗を流す。これを下の金網にてすきとり、柳の小枝をもって三七二十一日間、トロリトローリと煮つめましたるがこのガマの油‥ですね。

Kきゃわ「まさか看板を前に口上が始まるとは」

筑波山には何度か来ておりまして‥でもここは口上の実演ではありません、ガマ洞窟がメインなんです。

Kきゃわ「ガマ洞窟‥?」

こちらの筑波ニュー三井谷さんのレジで入場券を販売していますので、入りましょう!

店員さん「あ、洞窟ね?一人500円ね。入るときはラスカルをなでてから入ってね」

Kきゃわ「洞窟に入るのにラスカルをなでる‥?シュールを通り越してカオスな発言」

いや、実はそのまんまですよ、ホラ。

Kきゃわ「ラスカルが置いてあるんかーい!じゃあ言われたとおりナデナデしましょう」

無事に通過できますように‥ナデナデ。

入るなり厳しい表記がありますね‥

Kきゃわ「まさか払い戻しを求める方が多数‥」

しーっ!気がついても声に出してはいけない!

うおお!中は真っ暗だ!ダークゾーンだ!

Kきゃわ「いや、かろうじて見えますよ。もしかしてサングラスかけっぱなしなのでは?」

そうでした。でもコレって度付きだから、外したら外したで何も見えない。

あいぽんのライトで照らしながらそーっと歩きましょう。おや、いきなり出て来たのはフジカラーの販促看板。なぜ?

Kきゃわ「映ルンですがあるそうです」

よかった、しゃるん派ではなかったか。

そして巨大イノシシへと誘導する看板。

Kきゃわ「ここはガマ洞窟、でしたね」

いやもうほら、百名山たる筑波山ですから、イノシシの一頭や二頭はいますよ。うん。細かいことを気にしてはいけません。

‥イノシシ、見えます?

Kきゃわ「うーん、かろうじてイノシシの剥製っぽいような何かが‥」

そしてイノシシ以降、やけにお化け屋敷チックになってまいります。

Kきゃわ「これはいかんぜ‥嫌いじゃないんだぜ」

やはりそうですか。私もドキドキが止まりません。約10年ぶりに来たけど、やはりステキなままだった…!

ただ気になるのがですね、通路のところどころにある靴下の串刺し。ナニコレ?

Kきゃわ「たまに毛布が敷かれていて、いきなり足元がフカフカになって恐怖感マシマシなんですけど‥靴下の理由はわかりませんな」

しかも結構キレイ。数年放置には見えません。

Kきゃわ「係の人がマメに洗濯してらっしゃるんでしょうかね‥?」

唐突に現れる「棺桶」の文字。うーむ‥

Kきゃわ「もはやお化け屋敷に全振りですが、ここってガマ洞窟では」

大丈夫!10年前のままなら、最後に一気にガマ洞窟!

Kきゃわ「本当ですかい‥?もはやお化け屋敷か何かもわからない方が出てきましたけど」

あれっ、コレってKILL君では?キミってこんな色だったか?

Kきゃわ「あっ、お知り合いでしたか」

でもちょっと雰囲気が違ったような。

Kきゃわ「そうするとこちらの方では?」

おおー、まさにKILL君!10年ぶりだね。お元気そうでなにより。

Kきゃわ「バッキンガム宮殿の兵隊さんに、大胆な解釈によるアレンジが加えられてしまっておりますな」

帽子の上に帽子とか、やりたい放題すぎて意図がつかめないのが最高ですね!

いきなりアーティスティックなインスタレーションになりましたが‥

Kきゃわ「あー、コレは写真撮りがいがあります。カシャカシャ」

なんかこのまま怖いサウンドノベルの背景になりそうですね。カシャカシャ。

そろそろ終盤、この洞窟で一番の美女がいるはずなんですが‥

Kきゃわ「ちょっとお肌の調子があれだけどキレイな方がいますぜ」

うーん、たしかにキレイだけど、この方ではなかったような気がします。

こちらの方だ!お久しぶりですね。あれ、少しお化粧が濃くなったかしら。

Kきゃわ「汚れただけでは?」

でも怖さはアップしていますね!汚れれば汚れるほど怖くなる、お化け屋敷の素晴らしさ!

Kきゃわ「やっぱりお化け屋敷なんすな」

いやでもホラ、ガマ洞窟のラスボスにふさわしい方が来ましたよ!

Kきゃわ「まさか、ガマ大王?なるほど、クライマックスでガマ度120%!」

フラッシュをペッカーと光らせるとその全貌が!こんなネタバレしていいのかしら。

Kきゃわ「ネタバレよりなにより、なぜ壁に垂直なのか、なぜペンキ垂れ流しなのかとか色々ありますが‥」

ペンキのおかげで鼻血ダラダラですな!

Kきゃわ「そして出口ですね。あら、さっきの売店じゃないですか」

たっぷり楽しんだ後はお土産を買って帰ってね、というわけです。

そしてお店を出て階段を登ると、どうです、このなつかしライド天国!

Kきゃわ「ふわあぁ〜!!動いちゃう?動いちゃうの?コレ!」

…なわけ、ないでしょ。

Kきゃわ「うん」

※試してはいませんが、たぶん動きません

でもほら、この階段の先にさらに素敵な遊具があるんですよ!

Kきゃわ「登ることすらためらわせる錆びっぷりがステキ!」

そう、見ようによってはスチームパンクの蒸気を浴びすぎた良い感じの風化で、さらに言えば旧文明ダンジョンへの入口!

そこに待ち受けるのは、まさにロストテクノロジー!わざわざ「無料」と書いてあるスペースシャトルです!うわーい、たのしーい!

Kきゃわ「‥どう遊ぶんですかね?」

それはもう、まずはシャトルに入りますね。そしてえーと‥入ったら‥出る?

Kきゃわ「それでは洞窟と同じでは」

うーん‥

Kきゃわ「これはシャトルの搭乗員さんでしょうか。この姿のまま洞窟のメンバー入りすればお化け屋敷度アップでは?」

そうか、この遊園地(?)は洞窟メンバー養成所だったのか。

さらに登ると、たぶん全国最大級のガマ大明神がいらっしゃいます。

Kきゃわ「他の土地にガマ明神がいるかどうかは知りませんが、確かに無駄に大きい!」

そしてここからドライブインの屋根を見ますと、ほら。

Kきゃわ「あー、あんなところに平べったいガマが!で、背中には何が?」

キリン‥かなあ‥

Kきゃわ「せめて忍者とかにならなかったんですかい」

そんなこと知りませんがな。

最近日本一危険な滑り台が使用禁止とかなんとかいう話題がありましたが、こちらも危険さでは負けておりません。

Kきゃわ「なんと!今登ってきたところを一気に滑り降りることができるのですね!」

挑戦してみます‥?

Kきゃわ「‥残念、こちらもバッチリ閉鎖されております」

階段で降りまして、ニュー三井谷さんの入口に戻りました。やけにいい香りがしてきましたね。

Kきゃわ「味噌だんごですって。買いましょう」

330円の味噌だんご。お味はいかが?

Kきゃわ「ちょっと意外なことに甘い。みたらし団子のような味。一つ食べます?」

いただきましょう。おお、これは‥香ばしく焼かれた甘い味噌‥群馬県民にとってなつかしい焼きまんじゅうをちょっと思い出す‥

Kきゃわ「焼きまんじゅう?おまんじゅうを焼くんですか」

ちがうんです。群馬県民がこの話をすると長くなるのでやめておきましょう。

Kきゃわ「団子を食べながら気になったんですが、巨大ガマさんの手にのってるミニガマさん、異常にかわいくないですか」

いいですね、この目つき。素人に出せる味わいではありません。

では日も落ちてきたし、そろそろ帰りましょうか。

Kきゃわ「困ったことに、おっしゃる通り好みの施設だったかも」

うむ‥やはりこっち側の人でしたか。

帰りの車内

Kきゃわ「店員さんがあまりにすすめてくるんで買っちまいましたよ、ガマの油。最初はあぶらっぽいけど、根気よく擦り込むとすごくいいっていうから楽しみ。この時期手の乾燥が止まらないですからね〜」

フフフ‥それはすごく効きますよ!

Kきゃわ「あれ、使ったことあるんですかい?」

いやほら、裏面を見て!

Kきゃわ「この販売元は‥!?こ、これはキクぜ!」

 

ガマ洞窟 茨城県つくば市筑波つつじケ丘 ロープウェイつつじヶ丘駅

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