仁川の舞台には坂とチャーシューワンタンメンがある!鉄火場メシはいつだって早くて安くてうまいのだ 翠松樓(宝塚市・仁川駅・阪神競馬場内)

神戸に何度か来ていてふと気づきました。阪神競馬場って三宮から乗り換え一回で行けるじゃないの。指定席が取れたら行ってみようとG3の日に申し込んだところ、見事当選しました。

4階Aシート、ゴール板は近いし暑さ寒さも関係ないし電源もあるし、いいですねえ。こんなに快適ならもっと早くから来れば良かった。

・・しかし当たらない、こればっかりはどこの席でも変わらない。メシでも食って気分を変えますかね。勝負メシといえば桐生競艇のソースカツ丼戸田競艇の鳥ももとキューリ串あたりが懐かしいけど、仁川は何があるのかな?

1階のフードコートまで降りてみれば、焼きそば唐揚げフランクフルトは当たり前、銀だこに吉野家にカレーにかすうどん、とにかく詰め込みましたといった風でなんでもアリ。ないのは節操。

数あるお店の中から選んだというか、思わず吸い込まれてしまったのは「翠松樓」さん、360度どう見てもラーメン屋さんです。

この味のある看板とノレンを見て立ち止まったら、昔からある中華屋さんのあの香りがただよってくるんですよ。素通りは無理というものでしょう。

ラーメン500円よりなんて今どき良心的にも程がある。チャーシューワンタンメンでも650円ならそちらを選ばぬ手はありません。

ズラリと並んだ丼に2人がかりでドンドコドンドンと麺とスープを投入していき、注文に応じた具をチャッチャと配備していきます。なんとシステマチックな職人さんのコンビネーション・・あ、ワンタン入った、アレぼくのだな。

絶対白コショウが合う香りなのでたっぷりかけて、チープゆえに持ち運びしやすい丼を抱えて近くの立ち食いテーブルへ。

丼は安っぽいけど、ラーメンは具が盛り盛りでフードコートのソレとは思えない・・は少々言いすぎですね、お値段相応です。とにかく競馬新聞と並べると抜群に似合うのは間違いない。

麺を引っ張り出せばなんと嬉しや、黄色いあんちくしょうの登場ですよ。

ズルッとすすってちょっとビックリ、なつかし系鶏ガラあっさり一点突破と思いこんでいたら、プラスのアブラパンチが結構強い。ブタアブラかしら、ひとすすりでくちびるがテラテラになりそう。昔ながらのようで力強さもあるナイス中華そばじゃないですか。

大ぶりのワンタンはピロピロとした軟弱者ではなく、ムッチリたくましい厚手のストロングスタイル。中の餡は少なめながらもごま油が香って、中華なスープに映えるじゃないか。麺無しのワンタンがメニューにあるのも宜なるかな。

えへへ、フチが赤いチャーシューを見ると嬉しくなりますね。丼の右上方へ沈ませ気味に安置して「後でね」・・とか言っている場合ではない、次のレースは近いぞ早く食べるんだ。

トロトロの煮豚でもレアチャーシューでもない、正真正銘のヤキブタ!その身にスープと白コショウをまとって完成する控えめなうまさがたまらない。

わ!なんだ。これは!と競馬新聞を読みつつズルズルすする!これだ、これが鉄火場メシだ!なんだかんだ汁まで飲み干してしまったじゃないか。

もう少しハシゴしたくなるような、でもこれだけでも足りるような、なんとも言えない絶妙なサイズ感が最高。

おおっと、ビールだけじゃなくてハイボールもあるじゃないですかーやだーと帰り道で買ってしまった。ラーメンとアルコールの力で冴えわたる予想!ほ〜ら、ニシノベストワンがすごい脚で来たぞ〜・・でも2着が違う。誰だよ2着〜・・え、母がハシッテホシーノ?なつかしいな。

(友人撮影)

ヤキトリ街道まっしぐらなところで、なんだかやたらとエエ香りがするな・・おや友人、銀だこのたこ焼きなんて買ってきたの?

友人「これがね〜、なんだか関東のヤツとは違うんだよ。食べてみて」

どれどれ・・あらホント、関東のはカリッカリに揚がっているけど、こっちはトロンが相当強いね。どん兵衛のように西と東で変えているのかしら。

友人「えっ?あれっ・・?あ、当たった!」

松山川田吉田隼の三連複で的中?やはりジョッキー買いが正解なのかな、うらやましい〜。安くてもいい、換金したい。

はい、結果はヤキトリでした!でも3連単ボックス200円買い、1レース1,200円くらいで遊ぶと熱くなりすぎず、でもたまに万券にかすりそうになってすごく楽しいね。また来よっと。

翠松楼 兵庫県宝塚市駒の町1-1 阪神競馬場東ウイング1Fフードプラザ内

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