カキフライの季節となったので三連発② お好み焼き風の「フライ」で有名な行田市だけど、本物のフライもおいしいよ レストラン ミヨシ(行田市・行田市駅)

グンマから引っ越してしまった友人から連絡だ。なんだろ。

行田市のイベントに出るんで久しぶりにまんぷくの天むす食べたい。買って会場まで持ってきてクレー」とのこと。

太田市のお弁当「まんぷく」さんの天むすは確かに美味しいけど、グンマの思い出の味にまで昇華しているの?そこは登利平とかじゃないんだ。まあ買っていくけどね。

ちなみに天むすで有名なまんぷくさんですが、隠れた本命はアメリカンステーキ弁当です。ペラペラ成型肉の自称ステーキ弁当とはモノが違います。

さて当日、車内で天むすの香りを浴びつづけていたためお腹が空きました。せっかく行田まで来たならフライ(具が少ないお好み焼き)やゼリーフライ(おからコロッケ)といった名物でも食べようか‥とはなりません。

ぼくの場合、行田で食べたいのは「レストラン ミヨシ」さんの洋食なのです。なんとなく元気のないアーケード街でひときわ輝いて見える勇姿はどうですか。

もう一軒素敵な洋食店があったんですけどね、ずいぶん前に閉めちゃった。北関東は絶メシだらけで大変。

ミヨシさんちの昔ながらのオムライスはよく太ってご立派で、思い出したらもう食べたい。足袋の街なので足袋カレー足袋バーグもあるようです。

入口でまごまごしていても仕方がない。たのもう〜とばかりに入店すると、店舗中央のミニテーブル席とお座敷に空席アリ。一人なのでミニテーブルをいただきます。

オムライス・カツ丼・時期的にあったらカキフライの3すくみで考えていたのですが、お座敷からとんでもない香りが漂ってくる‥まぎれもなくヤツさ〜、そう、カレー!

なんて香ばしいのだろう。こうなると行田足袋カレーカツカレーの2択になってしまうじゃないか。とんだトラップが仕掛けられていたもんだ。

いつもなら惹かれるはずのみそカツビーフシチューも目に入ってこないよ‥よし、カツカ‥

レレレ?頼もうとしたところで店員さんが置いていったミニ黒板が

こちら。なんと冬季限定・大粒‼︎・広島県産とアピールポイント過剰のカキフライ!カレーの香りをセールストークで打ち破れ!逆転の初志貫徹でカキフライをライス付で願いま〜す。

お時間をいただきますと書いてあったけどそうでもなかった。13分くらいで出てきてくれたぞ、カキフライとライス

「大粒‼︎」の謳い文句に偽りナシの広島産カキが4つ。見るだけでザクザクと音が聞こえてくるような衣がお見事です。

すでにドレッシングがかけられた生野菜の脇にはポテサラとオレンジまで揃って、心が躍るよ洋食店。

ポテサラが丁寧にマッシュされた滑らかタイプで少しソースをかけると映える子でした。

輪切りレモンに自家製感あふれるタルタル。卓上にソースとアジシオもあるし役者は揃った。よし、調味料タイムだ。

一番右はレモンとアジシオ、隣はレモンとタルタル、左二つにはソースをかけて、適宜タルタルとカラシ。大きいから1つを2種類の味で楽しめるのもいいね。

割り箸も折れんばかりの重量感はまさにヘビー級。いいですねえ〜。ジャクリ。

うっひょー、身が縮むことはなく、でもしっかり火は通っている匠のワザ!熱で旨味が活性化したカキジュースがほとばしる!さすが老舗洋食店、現代の名工〜!

これだけ力強いカキなら、ソースとタルタルの2000万パワーズに負けないどころか美味しさが増す一方じゃないの。つまり白メシがバカスカ減る一方じゃないの。生ガキは日本酒が恋しくなるけど、カキフライとなった途端メシ泥棒に化けるんだよな〜!

ここで汁物があれば美しきトライアングルの完成‥ああしまった、これまた絶品の青大豆ポタージュをプラスするべきだった!次回は忘れまいぞ。

レストラン ミヨシ 埼玉県行田市行田11-28

よく太ったオムライス

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。