野毛の行列店、激安なのに本格的な立ち食い寿司屋さん!実は座って飲めたりもする、かもしれない 立喰寿司 まんぼう(横浜市・桜木町駅)

「また野毛会だよ!4ヶ月くらい間が空いちゃったけど、やるよ!」

まあ、横浜の金髪開発者Zぼさま。そういえばしばらくやりませんでしたね。もちろん行きますとも。

野毛会というのは‥読んでそのまんまで、横浜屈指の飲み屋街「野毛」に昼の2時から集まって、終電近くまでハシゴしようというろくでもない会です。なんと過去5回もやっています。

まずは桜木町駅地下のぴおシティで待ち合わせを兼ねた1次会。集まりがいい3人は‥主催のZぼさまとbらんちさんと私。つまりいつものメンバーです。かんぱ〜い。で、あとは誰が来るんです?

Zぼ「全部で6人で‥作曲家のA木さんと、たぶん初めましての開発者のNカさん、あとはJドムさん‥だっけ?」

ああ、Jドムさんは私が声をかけたのでしたね。残り3人はみんな初野毛会か〜‥とか言っているうちに全員集合。そのまま飲んで‥あっ、Zぼさま大変、もう3時半を回りましたよ。

Zぼ「ホントだ!お会計お会計!いそがなきゃ〜」

わっせわっせとやって来たのは「野毛たべもの横丁」さん。

Nカ「何をそんなに急ぐんです?」

こちらの横丁‥飲み屋さんが7軒くらい入っている建物なんですけど、お目当てのお店が結構な行列店でして‥

Zぼ「でも前回覚えたんだよ!開店の4時ちょっと前に来ればね、割とすんなり入れるんだよ!」

しかも6人程度の人数で行くと‥あ、お店が開いた。

bらんち「すみませ〜ん、6人なんですけど大丈夫ですか?」

無事入店できましたのは「立喰寿司 まんぼう」さん。本来立ち食いのお店なのですが、見事2階の座敷席をゲットできました。

Zぼ「前回は8人だったっけ?多めの人数で開店ダッシュを決めれば座敷をゲットできるんだね、やっぱり!」

「立ち食いでちょっと寿司をつまむ」というお店のコンセプトからズレる気がしないでもない‥

Zぼ「でも立って飲んだら俺しんじゃうよ!」

そうですね。角打ちとか立ち飲みも風情があるかもしれませんが、野毛会は長丁場なので座りたい。無事お座敷がとれてよかった!

寿司と来たら日本酒ですかね。前回と同じように加賀鳶をいただきますか。

bらんち「僕は一ノ蔵がいいです」

Zぼ「じゃあ俺は雪の茅舎〜!秋田〜!」

Nカ「みなさん日本酒の名前がスラスラ出てきますね」

Zぼ「酒の勉強しかしてないからね!」

あとはみなさん食べたいものを勝手に頼んでしまってください。はい、メニュー。

Nカ「なにこれ!安っ!」

Jドム「75円…回ってないのに?」

Zぼ「でしょでしょ?驚くでしょ?最高でしょ!その75円コーナーのとびっこ、めっちゃうまいからね!あとで頼もうよ!」

立ち食い席は知りませんが、2階席はタッチパネル注文です。「本日のおすすめ」は‥ふむふむと一通り見て、ポンポコポンのポンと‥こんなもんかな。

お通しはあら煮高野豆腐の煮物の二種類。あら煮をいただこうかな。

A木「僕は高野豆腐がうれしいですね」

そうか、A木さんは絶対菜食主義、ヴィーガンでしたね。あれれ?寿司屋さんで食べられるものってあります?

A木「それが結構あるんですよ。刺身のツマとかかっぱ巻とかかんぴょうとか‥」

ツマは確かにおいしいけど、ハタから見たらいじめみたい。せめてかっぱ巻を頼みましょう。あとは‥そうだ、男のわさび巻なんてヴィーガン対応だし面白い。

A木「男の?なんですそれ?」

頼んでおいたのでお楽しみに!

あらためてかんぱ〜い。昔ながらの辛口といったたくましい飲み口、うむ、加賀鳶だ!

そしてしれっと頼んでおいた梅水晶

Nカ「これはなんです?」

Zぼ「知らないの?サメの軟骨と梅を和えたヤツだよ!大好きだからあれば頼むよね!」

そうそう、あれば頼む!そしてさすがお寿司屋さん、この梅水晶にはとびっこみたいな魚卵も入っているみたい。プチプチ楽しいぞ。

Nカ「ホントだ〜。これは最高のつまみですね!」

何がいいって、腹にたまらず酒はガンガンすすむというね。ハシゴの時は必須です。

Zぼ「これは俺が頼んだやつだね!こぼれ寿司四貫!」

ネギトロ・いくら・うに・カニ!軍艦で人気のネタの連合艦隊ですか!これで1200円?採算度外視って書いてあるけど本当だ。

Zぼ「うまそうだけど‥どうやって食べるのよ!箸でつまめな〜い」

こっち側にスプーンがありますよ。

Zぼ「なるほど。ぐわぁ〜、ウニうんめぇ〜!!」

私が頼んだのは本日のおすすめ握りより、金目鯛ニシン

Jドム「ニシンの握り…ですか?」

小樽で見たことはあるんですが、まさか関東でいただけるとは。

はぇ〜。酢締めと思ったら、本当に生のニシンだった!青魚とは思えない澄んだ味‥脂もそこそこあるけど、旨味ばっかりでクセもなにもない。つまりこのニシン、新鮮すぎるんじゃっ!

そもそも小骨たっぷりの魚なのに綺麗に取り去られているので、手間もとんでもないはず。これが150円(だったと思う)とかおかしくない?

Nカ「金目鯛もめちゃめちゃうまそうな色ですね」

脂のりはもちろん良好、そしてこれまたおそろしく新鮮です。250円で出てくるシロモノではない。薄利多売ってレベルじゃないよ!なんなのこの店。

Zぼ「前回飲まなかったけどさ、かっぱサワーとか寿司サワーとかさかなツカサワーとか気にならない?」

さかなツカ?あ、ウオツカですかね。

Zぼ「そう言ったでしょ?いいや、三つとも飲んじゃえ!」

ホントに頼んだよこの人は。

(撮影:Zぼさま)

Zぼ「‥かっぱサワー、だね」

なかなか迫力の見た目ですが、お味はいかが?

Zぼ「きゅうりだよ、きゅうり!きゅうり味!」

あら、そのまんまですか。

Zぼ「寿司サワーはね、ガリが入ってて‥ガリ味」

どちらも寿司に合う‥の?

Zぼ「きゅうりのヤツは爽やかでけっこういけるよ、うん。1杯だけでいいけど。」

魚ツカは?

Zぼ「これは…レモン味のジュースだね」

bらんちさん、我々はイカのワタ焼きで日本酒を飲もうな。陸奥八仙がいいかな。

bらんち「うわ〜おいしい〜。イカワタと日本酒の組み合わせは最高ですね〜」

Zぼ「なんだよ君たち!そういうことするの?早く全部飲んで日本酒頼まないと!」

ここでA木さんもオッケーなシリーズがやってまいりました!左からかっぱ巻・男のわさび巻シリーズの新涙巻芽ねぎの握り

Jドム「これは?草ですか?」

め・ね・ぎ!ネギですよっ!

bらんち「ウチの猫草にそっくりだけど、見た目も味もいいんですよ〜」

サカナが続いた後の口直しにもってこいですが、猫草そっくりなら胃にもいいのかもしれん。

Nカ「かっぱ巻って普段食べないけど、改めて食べるとおいしいですね」

細切りきゅうりに白ごま入りのミスター味っ子タイプだ。細かい仕事をしてくれますねぇ。

A木「これが男のわさび巻新涙巻ですか‥わっ、すごい!本当に涙が出る‥!うわ〜!でも面白くておいしい!」

そんなに辛かったかな‥パクリ‥(鼻を押さえて声が出ない)‥ふわ〜、これはキくぜ!

Zぼ「から〜い!けどお酒に合うよね!」

シャリとわさびがウマいからウマいんですね。ハクショーン!

Zぼ「よし、どんどん攻めこむよ!」

金目鯛250円・えんがわ150円・アジと天然まぐろ赤身は120円とコスパ良好ってレベルを超越したお寿司の豪華皿盛り!

角度を変えてもう一枚。ぴかぴかに輝くアジ…!見た目でウマさが伝わるのがお寿司!

まぐろはぱっと見平凡な雰囲気ですが、天然を謳うだけに大変さわやかな香りです。初ガツオのような涼風が吹き抜けるような風味。

bらんち「お酒がすすむやつですね〜」

うむ。酒と合わせるとなると、変なトロよりこういう赤身がいいわね。そしてえんがわは‥あれ、食べなかったよ。まあえんがわですもんね、ウマいですよね。

Zぼ「ラストオーダーだって!よし、イカとびっこの75円でおいしいやつ!そして豪華にうに!」

A木「山ごぼう巻も‥」

え〜い、まだ2軒目だというのに本気の飲み食いじゃないの!2時間制だから6時に出るとして‥まだ5時間くらいあるのよ!

Zぼ「だいじょーぶだいじょーぶ。ウマいものはいくら食べてもうまい!」

なるほど、そうかもしれん‥ではとびっこをいただいて、ぷっちんぷちぷち楽しいところで2時間終了。

bらんち「割り勘でえ〜と、1人4000円ちょっとです〜」

ひゃ〜、寿司も酒も結構お願いしたのにそんなもんですか!今日何回言ったか知らんけど、安いな!

Zぼ「次の野毛会でも来なきゃだね、これは!」

立喰寿司 まんぼう 神奈川県横浜市中区野毛町2-74-1 野毛たべもの横丁

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野毛会はこんな会です

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