うう・・発作が・・軽井沢は鳥勝さんの丸焼きを食わねば・・!
「ちょうどよかった。ツルヤさんも行きたいし沢村のパンも買いたいし、つれてって」
若くないウェルテルの悩みを盗み聞きしていたのは母じゃないですか。よろしい、行きましょう。
「お盆休み期間の平日」なので人流がイマイチ読めない。とりあえず混む前提で・・鳥勝さんの開店10時ピッタリくらいに着くように出発しましょう。そしてトリ買ってパン買って、と。
時刻はおおむね10時半。パンの沢村さんのすぐ近くにこの時間から入れるうどん屋さんを見つけておいたので寄っていきましょう。
母「旧軽のロータリーあたりでうどん?すごい行列のそば屋のこと?」
いや、あんなに並ぶのはイヤです。昨年のことですが、ロータリー前にあったお土産屋さんがうどん屋さんに化けているのを見かけたんですよ。都内とかに何軒かあるお店なんですけどね。その名も・・「つるとんたん UDON NOODLE Brasserie KARUIZAWA JAPAN」さん!
母「え、なんて?」
やっぱり長いですよね。つるとんたん軽井沢店じゃダメだったのか。これから戻るであろう外国人観光客向けなのでしょうが、しかし。
軽井沢らしくワン連れかニンゲンのみかで入口が違うのが面白い。ニンゲン2匹ですと告げて中に案内されると・・
母「本当におうどんのお店?」
つるとんたん新宿店なんていつも混んでいて、実は入ったことないのですが・・こんな高級感のあるお店とは知らなんだ。
いかにも今どきらしくタブレット注文式。軽井沢限定のおうどんはトマトスムージーにクリームバーニャカウダにミートソース・・内装だけでなくメニューもシャレておりますな。
母「天ざるないの?」
基本メニューにあるんじゃないですかね。ページが多くてなかなかたどり着きませんが。
へ〜、かき氷がかかった冷だしなんてのもあるんだ。軽井沢とはいえやはり暑いし、かき氷すだちうどんとか涼しげでいいなあ。
冷にも温にも梅干メニューはあるんだね。推しなのかな。
母「じゃあ天ざるに梅干を追加できるかな。できたらそうして」
はいはい。追加トッピングできるようですね。
つるとんたんさんらしいクリーム系か軽井沢限定か、やっぱりかき氷かと悩んでいたら、定番コーナーで鴨汁のおうどん(冷)を見つけてしまった。はい決まった、カモは全てに優先するっ!
うどんもたくさんだけどおつまみもたくさん、見ているだけで飲みたくなる。さすが長い店名にブラッスリーと入っているだけはあります。
例によって運転なので水ですが。お冷やのグラスまで洒落ておりますなあ・・T3ってなんだろ・・「つる・とん・たん」でTが3つということか。逆さ富士は丼か。なるほどなるほど。
おおむね10分で二人のうどんが登場!つるとんたんといえば斬新なうどんと勝手に思っていましたが、非常にトラディショナル。定番メニューはすごく定番な良いビジュアルなんですね。
うどんは細麺太麺が選べて3玉まで無料という大盤振舞い。太麺で1玉にしてみました。見るからに艶かしい肌はウマい決定。
桶が巨大なため、見た目のボリュームは控えめ。でも実は250gくらい、立派な一人前はあります。無料の上限3玉って結構なデカ盛りなんじゃないかしら。
焼きネギ生ネギ三つ葉と揃って、見るからに風味の良さそうな鴨汁。汁をツマミに酒の一つも飲みたくなるじゃないか。
ずっしり重いうどんをまずはそのままひとすすり。見た目の通りなめらか、程よい歯ごたえ。半透明な見た目と合わせて、讃岐というよりグンマの水沢うどんを思わせるような。好みのタイプだ、いいぞいいぞ。
汁にひたせば鴨さんとネギさんがうどんをもっともっと美味しくしてくれる。
クリームやらスムージーやらイカしたメニューも、元々の出汁の功夫がしっかりしているからなんだな。
おお〜、ビッグな焼き鴨発見!うどんもろともいただきます。
母「天ぷらも美味しいよ。追加した梅干も大きくてちゃんと酸っぱいヤツだよ」
なんとなんと。いかにも今どきなお店だから、昼のお化けみたいに間の抜けた梅だろうと思って頼まなかったのに。ずっべえじょっべえ梅干大好き。
母「ここならまた来てもいから、その時頼めば」
そうしましょう。次回つるとんたんはかき氷の南高梅うどんに内定・・と言いたいところだけど、メニューの数がすごいからなあ・・きっとまた悩む、それが楽しい。
つるとんたん UDON NOODLE Brasserie KARUIZAWA JAPAN 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢旧軽井沢813-10