みんな大好き、素敵な町の中華屋さん。中華なのにカレーとかオムライスがあって、なぜかグリーンピースなんかのっちゃって、これがまた大概うまい。思い出したら食べたくなった。ラーメン半カレーセットでも決めますかーっ!
存在は知っていたけど、なぜか入ったことがなかった「中華工房 彩煌」さんに来てみました。お店の脇を抜けると奥に広い駐車場があります。
町中華と本格中華のハイブリッドみたいな雰囲気ですね。尾島の名店の先代で、現在市議を勤めている方のポスターが貼ってある。そちらで修行された方なのかな。
お好きな席にどうぞということで、カウンター席に陣取ります。本日のサービスセットにカレーはあるかな?あった、唐揚げカレーッ!しかも餃子・焼売・半ラーメンを選べるッ!狙い通りすぎて即決と思ったけど、せっかくだからレギュラーメニューも見てみよう。
メニューを開いたらえらいこっちゃ、麺だけでこの多士済々っぷりですよ。麻婆担々麺というテッパンからホルモンラーメンに韓国のりラーメン、なんとカツカレーラーメンまで!尾島のお店もトンカツを取り扱っていたから、やはり流れを汲んでいる気がする。
あっちの店の系譜とすれば、焼きそばもきっと美味しいはず。あんかけ系はもちろんだけど、中華のソース焼きそばって良かったりするのよね。
飯モノも豊富どころの話じゃないぞ。エビチリ玉子御飯とか海鮮中華おこげって約束されたメニューたち。そしてハンバーグカレーとかゴロゴロ野菜カレーとか中華屋さんの枠すらはみ出す勢い。
定食コーナーのチャーシューカツ定食なんか見ると、もうこちらはバーリトゥード、お願いすればなんでも作ってくれちゃいそうな気しかしません。
半ラーメンや半カレーといったセットも豊富で、あらゆるバリエーションで満腹を楽しめる総合中華エンターテインメントとなっております。
あまりの選択肢に当初の目的を忘れまして、これはもう王道ど真ん中に行くしかないと思った結果、
彩煌チャーシュー麺1,050円をお願いしてしまいました。グンマの中華とは思えぬ4ケタメニューは価格に恥じない押し出しで登場!
広い丼をたった3枚で覆い尽くす、デカくて厚いバラロールのチャーシュー!上の黒いのはなんだろ・・迷わず食えよ、食えばわかるさ。いただきま〜す。
ズルルッとひとすすりすれば、麺もスープいかにも懐かし中華、あらまほしき醤油ラーメンです。
だがしかし、ただのノスタル中華ではない。なんだこの食欲に火をつける香りは・・なんと、チャーシュー上の黒い物体は焦がしニンニクであった!懐かし系スープにガツンとディープインパクト!
トロトロ加減も味染みもたまらんチャーシュー。こんなうまいモノはデカければデカいほど嬉しいじゃないか。
うまうまチャーシューにいかにもコリコリそうなメンマ、そして海苔とくればライスを頼まなかったことが後悔される。ラーメンライス食法の全てをぶつけることができる相手だった〜!
いいんだ、スープが染みた海苔で麺を包んで、少しでもラーメンライス感を楽しむんだ・・なんだかすすり心地のいい麺だなあ、ズルズル。コシとかそういう話じゃなくて気持ちいい。
焦がしニンニクを加えると最後まで全く飽きないどころの話ではなく、結局スープも全部飲んじゃったよ。ノスタルと今どきが合体した恐ろしいチャーシューメンだ・・
ランチタイムはドリンクがいただけるようで、汗が噴き出すところに嬉しい烏龍茶。
安心のスープにやたらとうまいチャーシュー、そして「安定の」というだけではないひと工夫。こりゃ何を食べてもうまいのは間違いないな・・少なくともカレーとタンメンはおさえなきゃ。
彩煌 群馬県太田市由良町300-1