阪神競馬場で当たらないけど競馬を楽しんで、板宿でちかもちさんの美味しいお寿司とお酒を楽しんで、
あとは東横インに帰ってグーと寝るだけ、のはずだったのですが。
なんだこの愛が燃えたかのように真っ紅なプラのコップは。ここはどこだ!
・・どうやら三宮駅から東横インに向かう途中で「神戸ラーメン 第一旭 三宮本店」さんに吸い込まれてしまったようです。飲んだ帰り道に第一旭を配置するとは・・孔明かゴルゴムか知らんがあまりに卑劣、こんな危険な罠があるか!
しかしね、今までも吸い込まれてしまったことあるけどさ、今日は全20品の寿司コースを食べてきたんだよ?その上にシメの麺なんて食べるヤツがいる?いや待て、そもそも昼に競馬場でラーメン食べたよね?
お冷やがあるということは、もう注文は済んでいるのかな。何を頼んだんだっけ・・いつもチャーシューなしでネギがたっぷりのAらーめんだからな、きっとそうだな。それくらいならスープを飲まなければ・・まあ・・
店員さん「おまたせしました〜」
・・え、何コレ?チャーシューがしっかりあるじゃない!でもチャーシューメンにあたるBらーめんは丼一面に広がるチャーシュー(とネギ)が特徴なんですが・・この何と言うか、いかにも適正な量なのはどうしたことだ。
ああコレか、Bらーめん肉少なめ¥800!ヨッパライのくせにずいぶんとイイ線をついてきましたね。
食べられるわけありませんと思っていたけれど、いざ丼を目の前にして湯気に顔をつっこんだら猛烈に麺を欲してきたじゃないか。脅威の小宇宙・人体。
自家製麺を謳う麺は固めとか言わなくてもパッツパツ、シコシコと歯ごたえを楽しんでいると粉の風味が湧き出す逸品。ブタと醤油が濃厚ながらもスカッと切れるようなスープもよく絡んで、酔っ払った舌にもしっかりウマさが届きます。
黙っていてもネギどっさり、コショウもたっぷり。薬味の刺激とメンマの心地よい歯応えで舌も胃も覚醒!いかん、止まらなくなってきた。
チャーシューというよりワイルドな煮豚は、とにかくニク食ってるという満足感がすごく高い。そこで思い出してしまった。たしか卓上にキラートッピングがあったはず。
これだ!紅生姜とフライドガーリック油漬け!
色薄め、辛味控えめの吉野家を思わせる紅生姜でブタのスープの切れがマシマシ。フライドガーリックをチャーシューで包めば、あまりのパンチ力に左手がライスを探ってしまう。さすがに頼まなかったけど。
うまい、なんてうまいんだ第一旭。特にお酒の後に沁みる味なんだよな。神戸のヨッパライが枕を並べて討死するのも是非に及ばず。でも最後に良心回路が作動して、スープは飲み干さなかった・・と思いたい。
膨れあがった腹をさすりつつ、お寿司のちかもちさんの隣に「もっこす」があったよな・・なんて、これまた危険なことを思い出してしまうのでした。行かないよ、行かないけど!
神戸ラーメン 第一旭 三宮本店 兵庫県神戸市中央区旭通5-2-8