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GW半ばの頃、つまり5月頭。この時期しか食べることのできない鮎が那珂川にいるので行くとしましょう。林屋川魚店さんに出発、出発〜。
無事買い物を終えまして、時計を見れば11時ちょっと前。車で8分くらいのところにありますおそば屋さんに向かえば開店ほぼピッタリのはず。狙ったようでしょう?狙ったんですよ。
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バッチリ11時2分に到着・・あれれ、7・8台分はあるはずの駐車場が残り1マスじゃないのよ。みなさん開店前に到着なの?GWこわい!
残りの1マスにズバッと突っ込んで、転がるように入店したのは「そば処 一徳」さん。当然のようにテーブルも小上がりも一杯のようで、初めてな気がする奥のお座敷に案内されました。
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5月だというのに暑いからな、冷やしたぬきかおろしそばで・・
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しかしいつだって鴨汁そばを食べたいぼくがいる。鴨南蛮をつけ麺に変更と伝えれば、熱い鴨汁と冷たいそばにしてくれます。
この辺で隣のお座敷に「10人なんですけど〜」というすさまじい方々が入ってきた。どこに車を置いたか知らんけど、とにかくあちらより早く注文しないとエラいことになるぞ。あれこれ悩んでいる場合ではないので一発満額回答、たぬきにおろしに山菜の全部入り、冷やし里そばを願いま〜す。
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さすがの混みっぷりに一徳さん来訪史上最大の待ち時間となりまして、35分くらいで冷やし里そばの登場です。そうは言ってもまだ昼の12時よりずっと前ですし、このうまそうな姿を見たら問題ナシナシ!
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もちろん天然モノの天かす、冷たいそばに嬉しい山菜と大根おろし、なぜか冷やし中華風のサラダ、板わさから逃げてきたカマボコという豪華仕様。お宝を積み上げすぎて、ご自慢のそばはまるで見えません。
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さらに定番のワサビとネギはもちろんのこと、刻み海苔に温玉まであるんだから。そばに合いそうな具と薬味を全部持ってきちゃったわんぱく感がたまりません。
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まずはそばだけで楽しませていただきましょう。そば猪口はあれど、せいろとざる以外はぶっかけで食べるのがちょうどいい塩梅の汁です。徳利の半量ほどをかけ回して、お宝をちょいとよけて、いただきま〜す。
シャキッと冷えたそばは舌に心地よい。夏の新そばでもない5月頭というのに、なんでこんなにかぐわしいのか?ひと噛みごとに甘味が湧き出すのか?そして2・3噛みくらいで勝手に喉をすべり落ちていくほどなめらかなのか?
ご当地馬頭産の地そばを使う分だけ挽くという一徳さん、好みにドンピシャすぎて困ります。家から100キロ離れていても通ってしまうワケだ。
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3すすりほど楽しんだところで温玉を投入、黄身と天かすで一気に濃厚モード突入だ。
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さらに残り半分あたりで汁をもうひと回しかけて、海苔とワサビとおろしのサッパリ軍団でトドメをさすのだ!
軽めの汁なので、たっぷりの薬味や具材で風味をマシた方がそばの強さに追いついたりします。つまり冷やし里そばは最適解かも。
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最後の最後でそば猪口の出番、ネギと残った汁でそば湯タイムだ。いつもはほぼ白湯のところ、今日は先客が多かったからちゃんとそば湯だ。あ〜、これはベストな濃さだな。ワザと濃くしたものよりずっといい。温かでサッパリしてごちそうさまでした。
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帰って晩酌、林屋川魚店さん5月だけのお楽しみ早月鮎〜。背骨すら歯に当たらない稚鮎の儚げな茶味禅味。養殖鮎だからこそのお楽しみもあるぞ京極さん、ルノワール貸してくれ。
そば処 一徳 栃木県那須郡那珂川町松野1001-1