5月の半ば頃、GWも終わったので空くかなという頃に神戸京都へ行くことにしました・・が、みなさん長年の鬱憤が溜まっていたようで、とにかく宿が取れない取れない。世界の東横インをなんとか確保して出発だ〜。
須磨離宮公園のバラが見頃らしいので来てみました。なるほどすごい、広い敷地がバラの香りに満ち満ちている。これで入園料400円とは市立公園の強みだ。駐車料金500円を加えても安いものです。
安くて見事な公園なら人が集まるのは当然なわけで、園内のレストランは開店間もない時間というのに20組近くの待ち・・うむ、昼飯はちょっと場所を変えましょうか。
やって来たのは車で10分弱の板宿。友人が気になっているお店がいくつかあるそうで、まず中華・・満席すぎてCLOSEDの札が出てしまっている。次は昆布水のつけ麺が評判というラーメン屋・・少なくとも10名は並んでいるね。
ラーメン屋さんのすぐ近くにある「洋食 キャベツ 板宿店」さんにたどり着きましたが、ここも確か人気店だよね・・あの、二人なんですが〜。
店員さん「席の準備ができたら呼ぶから外で待っててね」
それほど待たずに入れるようです。ランチ難民は逃れた、ありがたいありがたい。
洋食屋さんか〜、ナポかオムでも食べるかなと店頭の食品サンプルを見ると、そんな軟弱なメニューは無さそうな茶色グラデーション。どうやら揚げ物メインのガッツリワールド、洋食男塾といった趣きじゃないの。
「はいお待たせ！一番奥まで行っちゃって」と言われて入店。2人用の小さなテーブルが並ぶ中を奥まで突き進みます。
改めてメニューを見ても、やっぱり茶色そうなモノが並んでいるね。セットもの、特にBセットはトンカツ・エビフライ・ハンバーグの大人さまランチですか。でもエビフライとハンバーグってなんか優先度が低いんだよな・・嫌いではないけど、なんとなく。
鶏肉大好きマンなのでチキンカツ・グリルチキン・蒸し鳥・カラアゲの四択な気がする。衣が無い分罪が軽そうなグリルチキン、キミに決めた！
そして満腹確定店のお約束、ライス大盛無料・・どころではなく、添付のキャベツとスパゲティの盛りまで選ぶことができるみたいだぞ。
見かけ倒しの生きた見本、身体に似合わぬミニ胃袋なのでライスとスパゲティは小、キャベツ普通で願いま〜す。
店内飲食だけでなくテイクアウトの注文も続々と入る中、流れるようなオペレーションで次々と料理が運ばれていきます。特にホール担当の方、席を回して会計しつつ、キャベツとスパを注文通りの量で盛り付けていくという離れ業。なんてかっこいいプロの仕事だ。
グリルチキン定食・ライススパゲティ小・キャベツ普通！お盆も器もデカく、大迫力的に迫って来ますよ。
どっぷりソースに漬かったチキンは圧倒的オカズ力を秘めていそうです。付け合わせのスパゲティも同じソースで、キャベツはドレッシングなわけですね。
洋食屋さんを名乗りながらスープでなく味噌汁なあたり、白メシをたらふく食べさせようという気概を感じるじゃないか。濃いめの味に具沢山で非常にうまい。
赤いフレンチドレッシングがいい感じのキャベツ。こりゃ大盛りでもペロリだったね。パセリも好物なので食べちゃう。
ご飯は指定通り「小」っぽい軽めの盛りなんですが、器が丼サイズなのでいわゆる「普通」の量に当たるような。
しかしこの肉片とソースの量、ある程度の量がないとコメ不足は間違いないワケか。
パクッとひと口・・うわわ、何このソース。デミグラスといえばそうなんだけど、ウスターソースとケチャップを混ぜたようなジャンクなウマさが前面に出て・・おいしい！ウマい！というより、とにかくメシ食わせろ！となる。
ワンバンどころかメシにソースを塗りつけるようにして、ムシャー！ソースをたっぷり絡めたスパゲティとメシをムシャー！
友人「こっちのビフカツは薄いペチャカツ！衣とソースが白メシを呼びすぎる！そしてスパゲティがめっちゃウマいオカズになる！」
お互い小ライスで大失敗だったな〜。しかしスパの量まで選べる理由が分かった。ソースを絡めたスパをオカズにメシを食らう！背徳、背徳ゥ！
冷たい麦茶をデーンと置いてくれるのもありがたい。なんせバクバク食べてしまうから汗が出るのよ。
もちろん完食は当然どころか、ぶっちぎりにコメ不足でした。もっと食わせろ。こうなれば次回は大ライスに大スパ・・そりゃさすがにわんぱくが過ぎるからオール普通かな？衣のアブラとソースのブン殴り合いを試したいので、ビフカツかヒレカツで。
友人「ビフカツおいしかったよぉ〜」
確かにあのペチャカツっぷりはソースの拾いが尋常ではなさそうだ。よし、ビフカツで！
洋食 キャベツ 板宿店 兵庫県神戸市須磨区大黒町3-3-16