
焼肉食べたい。名札つきの希少部位を塩とワサビで‥なんてモノではなく、じゅじゅっと脂っこいトコを老舗ならではのタレでワシワシ食べたいのだ。そうすると‥あそこだな。

太田市の新浜公園近くにあります「やしろう苑」さん。この辺の焼肉屋さんでは最も歴史あるお店の一つではないでしょうか。ランチセットが豊富でいつでも食べたいのですが、最近は正午開店になってしまって少し足が遠のいています。
今回は夕食。予約しなかったので早めの5時半くらいに来てみたところ、なんとラスト一卓にすべりこみ。大繁盛じゃありませんか。
ついでに「鉄皿からこぼれるほどチーズをかけるハンバーグ」で有名なお店がすぐ近くにあります。行ったことないけど。どのくらい近いかと言えば、写真の奥に見えるくらいです。

やしろう苑さん、惜しむらくは日本酒の種類が少ないんだよね。まあいい、とりあえず冷酒を頼んで、後は‥骨付カルビだ!とにかくコレがうまいのだ!塩なんて気取らずタレなのだ!タッチパネルで4人前ポチッとな。
店員さん「申し訳ございません、本日骨付カルビの残りが2人前となってしまいまして‥」
おおっと、この時間で?みなさんうまいものをよく知っていますね。わかりました、では代わりのお肉を選んでおきます。

まずはお約束通りキムチ盛り合わせ。オイキムチの美味しさを知ったのは確かこのお店です。
辛味はほとんどなく、スッキリさっぱり浅漬けタイプ。やっぱりうまいのでお土産用キムチまで頼んでしまった。

上タン塩だったかな?ネギタンと頼まなくても玉ねぎがたくさんついてきます。タンと冷酒で喉を開くのだ。

ネギ焼き。野菜も食べるのだぞ。よく焼かないとすごく辛い、つまり良いネギです。

サンチュ。野菜も食べるのだぞ。なんと一株ワッサーっと出ます。内側の葉なんか肉を巻くには細いんですが、豪快だからヨシ!
あ、そうだ。卓上にニンニクはないのでタブレットで注文しておかないとね。もちろん0円。おろしニンニクと書いてあるけど、実は刻みニンニクなので風味絶佳なんです。ついでにハサミも頼んでおくのがプロなのだ。

そして本命、骨付カルビ!どこからどう見てもアバラの周り間違いなし!デカデカと切り出された様はサンチュ以上に豪快じゃないか。

骨の所をアチチとつまんで、ハサミでバチバチ切って、サンチュで巻いてバクー。アブラの味が違う!タレがドうめえ!これだ、これが焼肉だ!
骨の周りの膜というのかなんなのか、その辺も歯でこそげるように食べるとうまくて仕方ない。心よ原始に戻れ〜!
お客の多さに無煙ロースターが負けまして、適度にモクモクな店内もライブヤキニク感が満載。楽し〜い。

気分はすっかり盛り上がり、こんなので足りるかワレ〜と頼んだのは和牛上ロースのつもりでしたが、あれ特上カルビでもポチっちゃったかなという見事な脂のり。
どっちでもいい、うめえうめえ。そもそも山ほど食べないとサンチュが終わらないのだ。ウオオーン。

シメはミニカルビスープ‥ありゃご飯が入っているからこりゃクッパか。タブレットで間違えるとかぼくはダメなやつだ。でもベースのスープがすごく濃厚だからね、むしろご飯入りのクッパで大正解!
シメのシメにサービスの梅干しをいただいてごちそうさま。いや〜うまかった。骨付カルビはもちろんだけど、タレとかスープとか老舗の確かな味がたまらんね。
やっぱりランチに来てカルビラーメン食べたいな〜。このスープに麺が入ってしまう上に、ミニカルビと半ライスまでつくんだよ?
やしろう苑さん、その‥以前のように11時半くらいからお店開けてくれませんかね。
やしろう苑 群馬県太田市下浜田町1087-21