光り輝くシマアジと‥なんと生サバ!京都三条に刺身の聖地あり! 魚屋に毛の生えたようなお店 京都つりや(中京区・烏丸御池駅)

およそ半年ぶりのてのひらさんで新潟の嘉肴と佳醸を楽しみ、ガールズバーで‥まあ長岡の夜を楽しんだということで。それではグンマに帰るか。

いや違った、昼までに京都へ行かねばならんのだ。どんな予定の立て方だ。

上越新幹線で東京まで行き、駅弁屋祭でえんがわを仕入れてのぞみに飛び乗ります。

この日は京都国際マンガミュージアムでヨカゼミュージアム&コンサートがあったもんだから仕方ない。四条駅にデジタルサイネージまであった。素敵〜。

コンサートは心の汚れが洗い流されるような演奏で、このままグンマに帰ってもいいくらいの多幸感‥ですが、美しい調べの余韻に浸りて酒を飲む、また楽しからずや。

一人反芻会に向けて、ずっと気になっていたお店を予約しておいたのでした。

イノダコーヒ本店向かいの三条食彩ろぉじ、文字通りの路地に所狭しと飲食店が並ぶ中にあります「魚屋に毛の生えたようなお店 京都つりや」さん。

キャッチーな店名、ネットで席だけ予約可、釣り好きマスターが釣った魚が店頭に並ぶかも?等々、気になる要素の玉手箱。

お店は一階がカウンター5席、二階にテーブル席があるらしい。一人なのでもちろんカウンター席へ。

とりあえず飲み物ですね。小さなお店はお酒の種類が少なかったりしますが、こちらはそんなことはない。魚に合う地酒に、

京都を代表するお酒、その他様々な芳醇が揃っているようです。好物の伯楽星を願いま〜す。

おお〜嬉しい、バッチリこぼしてくれるリアルもっきり。

お通しのエビマヨは前菜と言える量。ネギの香りを生かした中華風で、もっきり一杯はたちどころ。

伯楽星をおかわりしたらフチの手前でお酒がなくなってしまって、あとほんのちょっとこぼすためだけに新しいビンを開けてくれるサービスっぷりでした。

それではお店の売りであるお刺身をお願いしましょうか。

本マグロ大トロ、シマアジ、真サバ、サワラ、寒ブリ‥どうすんだどれも食べたいだろ。でもがんばって2種類に絞るか‥

本マグロはお寿司屋さんでよく会えるので外して、逆にあまり見ないシマアジがいいかな。そして真サバが「極上」でしかも「刺身」とわざわざ書いてあるということは、もしかして〆サバではないのでは?よし、極上真サバだ!

お刺身以外のツマミも豊富なようです。低温調理のレバー刺しに名古屋コーチン白肝タレ焼き!なんてことだ、魚屋だけでなく肉屋にも毛が生えているのか!

本マグロ頬肉のグリル!そそられるけど、まだ料理のサイズ感を掴めていないからな‥

地味にとり天も食べたい。でもとりあえずカルクテスグデルメニューの漬物盛り合わせだけ頼んでおこう。

長崎産シマアジ刺身!あまりの迫力にビビってたじろいでしまった。ひとサクまるっとありそうな量を、目一杯の厚切りで!

醤油はお店特製刺身醤油と西側独特の甘い醤油と二種類が用意されています。甘い醤油いいよね。よしよし。

だあ〜!分厚い身ならではのもっちりたっぷりした歯ごたえはどうだ!養殖ハマチのような重い脂っぽさがない、まさしくシマアジそのものの爽快な風味。ワンマン社長のイケスで弱りきったシマアジとはまるで別物です。

甘い醤油もうまいねえ、関東ではあまりお目にかかれなくてね。こんな食べ応えのある刺身が10切れもあるんでしょう?1,300円は安すぎやしませんかね。

漬物盛り合わせもザクザクと大ぶりなカットで登場。グラデーションが美しいナス、甘酸っぱい汁がジュワーと来る感じがたまらんね。

大分産極上真サバ刺身‥‥!うぉぉ、極上の名は真実だ!こんなの食べる前からおいしすぎるでしょう。

ちょっと待ってください。大分産ということはおそらく豊後水道、つまりニアリー関サバってこと?

歯をはじき返すようなたくましい歯ごたえ、あまりにも清々しい青魚の香り。こんなサバにずっと会いたかった。もうコレは関サバということで。ぼくが認定します。

皮と血合いの色味を見ているだけでお酒が飲めるよね。こんなに美しくておいしい刺身が、食べても食べてもあるんだよ?刺身だけでお腹いっぱいになりそうな勢いだよ?

この辺で食欲が確変を起こしそうなニンニクの香りが漂ってきた‥なんだろ?

どうやらお隣の方が頼んだ品らしい。横目で見ると‥あれはホルモン?あわててメニューをめくると出てきた、大阪西成の味 やまき豚ホルモン

最近じゃりん子チエを読んでいるので、なんとも食べたかった西成のホルモン!そんなの食べますって。豚ホルモンタレ焼を願いま〜す。

ジュジューとステーキ店にでも来たかのような音と共に現れました、豚ホルモン!なるほど、西成流鉄板焼きホルモンをスキレットで再現してくれちゃったのね。

ピリ辛のタレはウソォ!ヤメテェ!と言いたくなるほどのガッツリニンニク!アブラがしみ出すクニクニホルモンにこれ以上合うタレがあるのか。しかも熱々の鉄板でタレが煮詰まっていき、どんどん酒が進む味になってくる。危険だ。

こんなのバクダン飲まなきゃウソでしょ!もちろんそんなモノはないので、芋ロックを2つ願いま〜す。1つじゃ足りないからね。

いや〜うまいな。刺身も最高だけど、ホルモンも必須レベルの味だった。隣の方に「助かりました」と頭を下げてしまうところだったよ。

まだまだ食べたいものはある。でも刺身の量がすごいからお腹はふくれたし、長っ尻を決めるタイプのお店でもない。1時間くらい、軽く後ろ髪を引かれる程度で帰るとしましょう。

すごいお店を見つけてしまったな‥一人飲みにも向いているけど、もう一人くらい連れてきて三種くらい刺身を楽しんでみたい。今後の京都飲みで第一候補まったなしだ。

魚屋に毛の生えたようなお店 京都つりや 京都府京都市中京区道祐町135-1 三条食彩ろぉじ ほとけのざの舗

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