
赤羽二泊三日の途中ですが、大晦日ということで蕎麦の話を挟みます。
11月だったかな?今年最後の子持ち鮎でも買おうかなと那珂川町へ。利根川で産湯をつかったクセに、那珂川の鮎が好きだったりします。京極さんのような偏った郷土愛は持ちません。

那珂川町まで来たらぜひ寄りたいのが「そば処 一徳」さん。ご当地馬頭産の粉で打ったそばをひとすすりしなければウソというものです。
開店の11時ピッタリに着いたにも関わらず、駐車場の半ば以上が埋まっている。相変わらずの人気だね。
「人手不足で時間がかかります」なんて黒板も出ているので、気長に待つとしましょうか。

ついてきた母は天せいろ一択。そしてぼくは‥ここに来るまではおろしそばの気分だったけど、

鴨南蛮の文字を見れば心変わりも仕方ない。鴨南蛮をつけ麺に変更、大盛りで願いま〜す。もちろん二人とも「そば」で。

他のお客さんたちは天丼・しょうが焼き・ねぎとろ丼あたりの注文率が高いんだよね。食べてみたい気持ちもあるけど、ぼくにとっては「そば」が美味しいお店なんだよなあ。盛りも良いからセットにする必要ない気がするし。

はい、鴨南蛮大盛り・つけ麺の登場です。さすが大盛り、鴨汁までもがどんぶりサイズ。

ワッサーッと盛られた大量のそば。デフォでも他店の大盛りくらいありますからね。そりゃ汁もどんぶりで出るワケだ。
ちょっと平打ちのそばは輝くばかりの色あい。貼り紙とかはなかったけど新そばかな?半透明に透ける角がいかにもうまそうじゃないか。

卓上のピンクソルトをガリっとやってひとすすり。
ふわ〜うまい!キリッと冷たく、清涼な香りとふくよかな甘味。水と蕎麦という素材が圧倒的すぎるって!やっぱり新そば感がハンパないな。

さて、大量の鴨汁も攻めていかないと。表面に多量に浮かぶネギと鴨アブラ。ご馳走な雰囲気満点であります。

一徳さんの汁は醤油の当たりが穏やかなので、そばはどっぷり浸すのが吉。
ほんの一瞬冷たい肌が気持ちよく、適度にぬるくなり香りが立ったそばが舌の上をすべっていく‥ぐはふは、うんめえ〜!

汁の中には鴨もネギもたっぷりですよ。しかもどんぶりですよ。
どんぶりには汁がたくさん、せいろの上にはそばがたくさん。食べても食べてもまだあるぞ。これでもかと鴨そばコンビネーションを楽しむことができるのだ。

う〜い、お腹いっぱい。でもネギを投入して蕎麦湯を楽しむまでが蕎麦屋さん。むしろここがサビまである。
さすがにこの量ですからね、醤油が怖いお年頃なので半分ばかりは残しますが‥うめえから残したくない。ああ二律背反。
田舎らしい素朴なそばですが、ぼくには非常にしっくり来る、現在一番のお気に入り。いや本当にうまいんですよ。これ以上混んだら困るから秘密ですよ。
そば処 一徳 栃木県那須郡那珂川町松野1001-1