外食もままならぬ世の中ですが、それが趣味なのでしかたない。１人か２人の車移動で解放的な場所に行ったり静かに飲食するのはセーフという判断で動いております。
自己判断基準（緩め）に則って、友人と日帰り秩父ドライブに出発しましょう。雄大な自然と巨大構造物の組み合わせ、いいじゃないですか。
滝沢ダムからのぞむ雷電廿六木橋〜！「らいでんとどろきばし」って、どんだけかっこいいのかよ！山中のダムはいいよ、換気が良いとかの次元じゃなくて空気が違う。
この後はぼくの宿願である地へ向かいます。滝沢ダムから峠道をクネクネ３０分、たどり着いたのは三峯神社駐車場。
ちょうどお昼時、悲願達成の前に腹ごしらえといきましょう。駐車場から登っていく参道にある茶屋群をスルーして、境内入口のY字路を左に入ると昔ながらのお土産屋さんのような建物が。
でもよく見ると氷とか貼ってありますね。実はこちらもお茶屋さん…カフェ？どっちだ？とにかく「三峯ちどりや」さんにピットイン。
テーブル数卓に座敷席もアリ。そしてセンターにはトレントかスレンダーマンかという謎のオブジェが。お土産やらタマゴやらペットのおやつも売っているリトルケイオス感、好き。
先客の姿は見えないので適当なテーブル席に座らせていただきましょう。
イチオシはグリーンカレーということです。でもプラチナたまごのたまごかけごはんもたまごサンドも気にならないはずがない…
飲み物メニューもひとひねりあって、悩ましいことこの上なし。たまごかけごはんと急須リザーブの栃本茶でいこうと思いつつ、水出しの文字に惹かれてアイスコーヒーとグリーンカレーお願いしますと言ってしまった。
トントン、シャーと調理音を聞きながら待つこと１０分、グリーンカレーの登場です。カレーの緑、雑穀米のピンク、色とりどりの野菜でシンプルながらも美しいじゃありませんか。そしてマスクごしでも分かるかぐわしきカレー。もうたまらん、いただきま〜す。
ミニサイズながらもサラダがついてきたので、気持ちベジファーストといきましょう。これがビックリ、玉ねぎベースのドレッシングが唸るほどウマい！これじゃ足りない、ビンにつめて売ってクレーー！
サラダでこの有様ではメインのカレーはどうなるのだ。そもそもタイ料理屋さんに行くとカオマンばかりで、グリーンカレーってあまり食べないのよな。タイのホテルで食べたやつはバカ辛くてうまかったけど、その後あまり当たりに出会ったことが・・パクリ。
ふわ、なんだこれ、辛くない。極辛プリッキーヌではない穏やかな青唐辛子なのか。その上にココナッツミルクで大変マイルドなんだけど、香りはしっかりスパイシー・・というか、レモングラスを中心にハーブが香ること香ること。めっちゃめちゃうんめえ。
シャバシャバすぎずほどよいトロミで雑穀米との絡みも良好、これはグリーンカレーの概念が変わる！
そして香ばしく焼かれた野菜がどれもこれも味が詰まってうんまいの。ナスにズッキーニにパプリカに・・特にジャガイモ！はげしくイモイモしくてカレーに合うことこの上なし。
水出し感ぶっぱなしの色味が尊いコーヒーは味もまさにソレ。清々しく切れる！う、うまい・・！
コースターには天空茶屋の文字が見えます。そうでした、三峯神社ってば実は標高千メートル超なのよね。
天空だからこそ、エアコンなんて動いちゃいないのに爽やかな風が抜けるわけだ〜！クルマの温度計では３０℃だったと思いますが、カレーを食べ終えてはじめておでこに汗が出るくらいの快適さです。
気持ちいいしウマいし、ランチタイムというのにお客がわれわれだけなのが不思議だ。おかげで密からは程遠いですが・・参道から逸れているからわかりにくいのかな？いやホント、カレーだけ食べに山道を登る価値がありますよ。
そして三峯神社境内にあります「大山倍達之顕彰碑」〜〜！！やっとやっとや〜っと来〜たマ〜〜ン！二礼二拍一礼で正解だったか知りませんが、とにかくご挨拶いたしました。押忍！
三峯ちどりや 埼玉県秩父市三峯120