究極の山紫水明の中、すりたてわさびたっぷりの蕎麦。日本人にうまれてよかった 湧水釜飯 大王庵(安曇野市・大王わさび農場内)

伊豆のわさび丼聖地に行ってしまって、わさび好きのハートに火がついてしまったわけでして。初めてわさび丼に出会った所に行ってみよう。

やって来たのは安曇野にあります大王わさび農場さん。実は結構なリピーターです。なぜかって?

コレを見て行きたくならぬはずはない、シスレーやモネでも描ききれるかわからんこの風景!マスクごしでもウマい空気!冷たく清らかすぎる水!そう、水飲み場もあるので必ず寄りましょうね。

理由はまだまだ〜!園内にあります「湧水釜飯 大王庵」さん…あれ、そんな名前だった?でも建物は同じだな。とにかくここで「鰹節をかけたご飯にすりたてのわさびをたっぷりのせて食べる」という禁断のワザを覚えてしまったのですよ!

店内に入るとお冷やと一緒に有無を言わさずわさびが登場します。「さび抜きで」なんて言ったら鼻にわさびを詰められてしまうでしょう。たぶん。

名物はもちろんわさび丼…おや、本わさび飯と名前が変わっている。どうやら今年の春にリニューアルされたようです。こんな時期に強気で素敵。

湧水で炊いた釜飯にわさび!ついでに生卵!こいつは一膳だけで話が済むわきゃありません。

…が、急にぶっかけ山葵(いも)が食べたくなってきた…蕎麦・とろろ・わさびなんて黄金まったなしの組み合わせだし、実は夕食たっぷり食べる予定があるのね。とろろそばなら軽くていいよね。よし、コレだ!

飲み物も頼むか。わさび根の焼酎を視覚にとらえながらも信州産白桃ジュースを注文しましょう。運転、運転〜。

そばが届くまでの間にわさびをおろしましょう。円を描くようにしょりしょり、しょりしょり…ああ、なんてエエ香りなんじゃろ。

すり終わった頃に登場、ぶっかけ山葵!こちらではおろす前のわさびをイモとよんでいるのだそうで。

そばのうえに信州産とろろ・オクラ・刻み茎わさび・プチトマトという鉄壁の布陣が映える映える。

釜炊きご飯のお店ですので、蕎麦は手打ちではなさそうです。均一な幅の機械打ちも好きなので一向に構いません。というか蕎麦粉が良いのか茹で方が良いのかその両方か、変な手打ちよりのどごし良好じゃないか。

したらば汁をぶっかけてグルグル混ぜて、おろしたてわさびを投入!

ズズズっといっぺんにすすって…ハ…ハ…ハグっ!そうだよな、いっぺんにすすったら鼻に来るよな。でも時節柄盛大にくしゃみができない。大魔王もまごまごしているようだ。

いや〜、くしゃみは未遂に終わったけどめちゃめちゃンマイよこれ。とにかくわさびが香り高くて甘味もあって素晴らしいよ。

安曇野のわさびは伊豆より辛さ控えめなイメージでしたが、今回のはしっかりキクな。よし、たくさん買って帰るぞ。

全力で鼻通りが良くなったところで信州産白桃ジュースをいただきましょう。これまたリアル桃でうまい。桃より桃の味がする。水と空気が清い信州はなんでもウマいな〜、海がなくても清流があるじゃないかというところ。海なし県同士の謎シンパシーが発生しました。

帰り道に田んぼアートなんてあったので見てみましたが、コレって色の違う稲をドット絵みたいに植えていくんだね…変態の所業だ。こんな手間ひまかけて応援してくれるんだから、御嶽海がんばえ〜。

嬉しいことに茎わさびも売っていました。ゆがいて出汁醤油に漬けたヤツを、わさびととろろ一緒にのせてぶっかけそば!いや〜、夏場は毎朝食べたい爽やかさですよほんとにもう。わさびが切れたらまた行かなきゃ。

湧水釜飯 大王庵 長野県安曇野市穂高3640 大王わさび農場内

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