「島おでん」ってなんじゃろとハフハフしに行ってビックリ、新世紀AWAJISHIMAフルコースじゃないの! 島おでん MIKE(中央区・三ノ宮駅)

2月の頭頃に来た神戸。今回の目的は2つ。どっちも不要不急と言われりゃそうなんですが気にしない。

まずは神戸どうぶつ王国でアリクイの赤ちゃんを見るっ!赤ちゃんだけに超寝ていましたが、カンガルーとワオキツネザルがやたらと懐いてきて面白かったなあ。

そして夕方、和階堂シリーズやWorald for Twoといった人気ゲームを手がけたグラフィッカーのハフハフ・おでーん氏と合流しまして

生田神社近く中山手通沿い、ヌーピーホテルの目の前にあります「島おでんMIKE」さんにやってまいりました。ちょっと前にやはりおでーんさんとラーメンを食べたお店です。

そう、今回の2つ目の目的は「ハフハフ・おでーんと島おでん(特に餅巾着)をハフハフ食べる」でした。

おでん「目的がくだらなすぎるでしょ。そもそも年末に僕が作ったおでん食べたでしょあなた」

あれはおいしかった!でも餅巾着が入っていなかったからノーカンです。まあまあ、ラーメンうまかったから夜も行ってみたいねって言ったじゃないか。島おでんの「島」の謎も解きたいしね。

ラーメンの時はカウンター席がメインでしたが、夜メニューということでテーブル席に案内していただきました。4000円のコースでお願いしてあります。

コースで足りなかったらアラカルト注文もできるのね。食べてから考えましょう。

3人で来たけど飲むのはぼくだけ。とりあえず千年一の冷たいの・・あれ、千年一に都美人ってどっちも淡路島のお酒だ。つまり島おでんとは・・

おでん「淡路島食材のおでんだよ!ラーメン食べた時に気づいてよ!」

食べる前に島おでんの謎が解けちゃったけどまあいいや、かんぱ〜い。

島おでんMIKEという店名。島は淡路島、MIKEは御食国(みけつくに)ということで、古くから御食国と言われる淡路島の食材を存分に楽しませてくれるお店ということでした。

最初の小鉢はなんといちごとルッコラの白和えだそうです。どんな組み合わせだと思ったらお酒にも合うのよコレが。美しくておいしいなんて素敵じゃないか。

島の野菜とかわばた味噌。野菜はもちろん、なんと味噌も塩も淡路島産だそうです。さすが御食国!カブと味噌なんて乙だねどうも。塩ときゅうりもシャッキリ爽やか。なんなら味噌をなめるだけでもお酒が進むので、千年一と都美人を両方くださ〜い。

面白い器で来たのはミケの茶碗蒸し。これは茶碗、なのか。

おでん「あのさ、茶碗蒸しって汁物ジャンルに入る?」

え?汁物として考えたことはなかったなあ。こうしてコースの途中で出るとありがたいけど、法事とか旅館で出ると前菜か口直しか・・ポジション不明な困ったちゃんでもあるよね。

おでん「うちの奥さんの中ではね、茶碗蒸しは汁物なのよ。だから茶碗蒸しを作ると味噌汁とかないのよ」

う〜ん?出汁でトロトロのヤツならアリかなあ・・

フタを開けるとこちらは汁物でない側のような。

おでん「食べると結構汁物よコレ。すごく良い汁よ。上の海苔も風味があるね」

うん、ギリギリ個体を保っているけど、すくってみるとほぼ汁だ。海苔香る極上和風玉子スープというところ。でもコレと白メシが締めの食事って最後に出されたらやっぱり困ると思うよ。茶碗蒸し汁物説は棄却します。

季節のお魚料理はブリの備長炭炙り・大根ともみじおろしのシャーベットを添えてだそうです。

おでん「未知のブリ大根だね。いいじゃん」

お店の推しが自然派ワインということでそっちに寄せたのでしょうが、ちゃんと日本酒も呼ぶなあ。炭を直接押し当てて炙ったそうで香ばしいこと。薬味がフローズンなので刺激が穏やか、間口が広いお味ね。

そしてメインの島おでんが登場。まず出汁からすごい、淡路島の鱧と淡路島の薪釜炊きの塩を使っているとか。鱧の旨味を吸い込んだ大根なんてお宝にも程があるでしょ。

洲本は池田屋さんのコンニャクもゴニュゴニュ荒ぶった食感にゆず味噌が効いておいしい。コンニャク首都のグンマ人もびっくり。

そしてモチキンだ!悲願達成は目の前だ!

ガブ〜といけば・・お前、チーズだろ!なんとモッツァレラと梅の巾着でした。和の出汁を吸ったお揚げとチーズが合うのかと言えば、梅が繋げてくれるんだなあ。もちろん日本酒にも合っちゃうんだなあ。

島のさつま揚げは嬉しいことに揚げたてです。揚げたそばから出汁を張るとはなんてライブなおでんなんだ。

カリッと来たところに菊の花と春菊が香って、中からなんだかトロリとした旨味スライムが…え、もしかして白子?デラうめえじゃないか!

メインおでん一歩前で淡路牛の串焼きが出た。

おでん「牛がが口直しになるとは面白い時代になったね」

ひと口でひょいっと食べられるサイズに粒胡椒とワサビがいい仕事をしてくれて、まさしく口直しです。ついでにお腹にたまらない良いツマミでもあります。お酒が止まらないじゃないか。

おでん「お酒頼みすぎで店員さんがずっと往復してんじゃないのよ」

まことに申し訳ない。四合瓶とかで出してくれてもエエんですよ。

季節のおでん、本日は・・鴨だ〜!!

おでん「バッカじゃないの!やったー!」

おでんで鴨とは嬉しい不意打ちだ〜!しかもこの煮込みすぎないレア加減はどうだ。

おでん「おいしいなあ。さつま揚げあたりからさ、おでんというより出汁を使った一品料理よね!」

そうですね〜。淡路島発ヌーベルおでんですよ。

シメは季節の島らぁめん・鶏白湯バターラーメン・ミケの玉子丼が選べるという贅沢仕様。季節のらぁめんは牡蠣と海苔か・・むむ・・鶏白湯でお願いしまっす!

見た目じゃなんだかわからないほどの白湯!

ズルズル・ラメーン!・・白湯とバターでこってり濃厚なところに胡椒がスカッと香って素敵。釜玉バターに鶏の旨味をプラスした悪魔的な麺だ。

細めの麺はシャッキリした茹で加減で気持ちいい。昼はラーメン屋さんだけあって素晴らしいな。帰りにシメのラーメンに行かなくて済むね。

おでん「いつもシメ食ってんの?」

たまにですよ。東横のすぐ近くに第一旭があるのが悪い。

おでん「そうか第一旭か。Aらーめんの胡椒抜きとかシメにいいだろうね。それは仕方ないね」

そしてファイナルターンパンチ、卓上で液体窒素を使った氷結ジェラートじゃー!お茶の缶を塩入り氷の上でクルクル回すどころではないスーパー過冷却!MADALTOだ〜。

おでん「素直にヒャドとかブリザドって言いなさいよ」

なんですかそれわからない。

なんとかベリーと生クリームの氷結ジェラート、完成!どれもこれもウマくておしゃれでエンタメ的にも楽しくて、4千円はお値打ちすぎる気もしますが。

おでん「昼のラーメンからなんとなくわかってたけど、やっぱり良かったね!」

淡路島は最高と見つけたり。夜も昼も再訪しなきゃなりませんね。

おでん「ところで明日はどうすんの?」

我ながらよくわからん予定ですが、知多半島へ・・

おでん「何時に出るのよ」

んあ〜、そう遠くないし、昼過ぎかな・・

おでん「じゃあね、三宮でおミシュのお担々行くからね!昼前にさんちか集合よ!」

というわけで、神戸編はつづくみたいです。

島おでん MIKE 兵庫県神戸市中央区加納町3-14

お昼はラーメン屋さんです

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