神戸や京都に行くことが増えてしまって、車の走行距離がエラいことになっています。今までほとんど使わなかった新幹線も選択肢に入れてみようかしら。
Apple Watchで新幹線の改札を通れるスマートEXとやらのアプリを入れてみました。これがまあ、JR不遇のグンマ民としては「みどりの窓口」がいらないだけでもすごく便利なんですが、それより何より乗車車両を直前まで何度でも変更し放題というのが素敵でたまらない。
やたらと早く駅に着いちゃったら１本前ののぞみにその場で切り替えられるし、逆に「こりゃ間に合わん」という時はサッと１・２本後の便に変更できる。「時間が決まっているから苦手」だった新幹線、完全に弱点を打ち消してきた。
新幹線ということは、車内で弁当をつかうことができるわけで。しかも新神戸には駅弁の名店「淡路屋」さんがありますからね。あつあつ弁当やらドライアイス冷しゃぶやら、ミスター味っ子の駅弁勝負は淡路屋さんのネタばっかり。
食べ終えた容器の扱いに少し困る弁当代表、峠の釜飯と並ぶ西の横綱であるひっぱりだこ飯か、味っ子がパクった参考にしたあっちっちステーキ弁当か・・いや、やはりここは発売されるやいなや大人気、そしてやはり容器の遣り場に困りそうなJRコンテナ弁当で決まりかな？
前のお客さんが電子決済でまごまごしている間にメニューを目で追いまくり、視線が一箇所でピタリと止まった。これは・・新作？よし、決めた。
早起きが過ぎたので１本前ののぞみに変更、これがホームで出来るから嬉しいね。無事乗車して、新大阪をすぎたあたりで朝食としましょうか。
本日のお弁当は、１月に出た新作というたこ壺カレーっ！淡路屋さんの記事を見たら、「タコにターバンをつけたらかわいくなった」そうで・・ターバンだからカレーという素晴らしいまでの安直さよ。通常のたこ飯よりほん少しお値段アップの1200円でした。
「蛸壷から漂う異国の香り」のコピーも頼もしく、明石海峡大橋を背景にターバンタコが踊ります。しまった、賞味期限ステッカーを剥がしてから撮影するべきだった。タコの全容が見えない。
フタを開けると内蓋の上にミニおしぼりがあった。素敵な気遣いはさすが淡路屋さんです。
だが今回は立派なおしぼりがあるんだな。スマートEXの早期予約はグリーン車も安く乗れるの。１回決済しちゃえば乗車変更しても割引価格のままというのがすごい。
・・今回は広告臭が強い気がしますが、もちろん１ミリも儲かりません。鉄成分ほぼゼロだったのが、あまりの便利さに宗旨替えしそうという話。
さて弁当に戻って、壺もカレー専用。しっかりターバンを巻いておられます。コレはどうしようかな、茶碗蒸しならぬたこ壺蒸しでも作るか・・
たこ壺の中身は？実は開けた時からコピーの通り異国の香りが漂っております。
めちゃめちゃウマそうなカレーの香りなんだけど、ドーンと目に入るのは太いタコの脚！なんだか脳がバグりそうになりますが、横の３色パプリカを見てこれはカレーだとひと安心。
ひっぱりだこ飯のアレンジだもの、まあご立派としか言いようのない見事なタコ。噛みしめると広がる磯の香り。これはカレー関係なし、たこ飯のアタマと同じものだ。やはり淡路屋さんのタコはおいしい。
タコの下には・・ドライカレーだ！カレーチャーハンみたいなモノが詰まっていると思ったら、メシの上にカレーペーストだったとは。
ちょっと食べると甘さを感じて、モゴモゴしていると辛味とスパイスが効いてくる、ひき肉の旨味いっぱいのドライカレー。固めのご飯と合わせて箸で食べやすいカレーですね。うんまい。
タコとカレーもケンカどころか仲がいい。さすが悠久のガンガー、カレーは全てを包み込む。
パプリカの他に小さいコーンなんかも入っていて良いアクセントに・・やや、底の方からたこ天さん登場！君は明石海峡だけでなくガンガーにもいたのか！こいつは嬉しいサプライズ。
缶ビールやハイボールのアテを意識したような組み合わせで思わず飲みたくなった。ちょうどよく車内販売が・・しかし帰ってから運転なのよね、む〜ん。
新幹線限定のチップスターと妙においしいコーヒーで宴を続行。空席も多いし、いいよね・・あれ、もう名古屋過ぎてんじゃん！落ち着かないほどのスピードだな。
行きは横濱チャーハンor万かつサンド、帰りは淡路屋さんの何かというコンビネーションは今後増えそうな気がしてならない・・ガソリンが高いから新幹線の方が安くつくというのもあります。あとアレだ、荷物をそんなに持てないから無駄な買い物をしなくて済む、ここ大事。
淡路屋 JR新神戸駅コンコース二階売店 兵庫県神戸市中央区加納町1-3-1 JR新神戸駅コンコース 2F