お値段以上の漢の居酒屋！鉄板焼そばで楽しみましょう　大金星・神保町店（千代田区・神保町駅）

奈良の脱出ゲームマスターTさんに誘われてしまい、結局三泊目に突入の東京です。えーと、神保町で飲むのですか？

Tさん「そうですね。駅前の大金星って店だそうです。予約とかは取ってないので開店５分前に店の前に集合とか」

なんですか、パチ屋みたいですね・・・

お店に到着〜。おお、もう数人待っている。人気店なんですね・・・ってなんだよ、みんな知り合いじゃないか。ありゃりゃ、開店前の店舗を撮ったらガラスに誰か写ってしまった。よくわからないからいいや。

Zさん「久しぶりー、でもないね」

あら、金髪がトレードマークの横浜在住ゲーム開発者Zさん。毎月くらいのペースで顔を見ているような。

Zさん「おたがい飲みすぎだね！」

というわけで、「大金星・神保町店」さんです。開店したので入店！

Zさん「昔この辺で働いてて、近くの店のタイ焼きとここでの飲み会が定番だったんだよ！実は今も待ってる間にタイ焼き食ってた！」

鉄板焼そばに朝挽きもつ焼、お値段以上の大衆居酒屋！幸せへの片道切符のようなパワーワードが踊りますね！

８人くらいになったので二階の席に案内されました。では飲み物を頼みましょうか。

Zさん「まずは生！あ、そうだ。ここは日本酒の種類がいっぱいあるから安心して！」

なぬっ、そうなんですか？レギュラーメニューの南部美人と加賀鳶でもすでにうれしいところですが。

壁、いや窓、というか障子か？とにかく壁面にビッシリとおすすめ日本酒たちが！まあ、魯山人も愛したという七本鎗にみんな大好き鍋島！わー、ではとりあえず七本鎗ください！

わーい、かんぱーい。

Tさん「うわー、やっと東京で乾杯できた！」

あれ？Tさんは昨日脱出ゲームのマネタイズとやらで登壇されたのですよね。その後に運営主催の打ち上げがあったのでは？

Tさん「あると思うでしょう？ところがそのままサヨナラだったんですよ！１０時すぎちゃったから受講者もみんなすぐ帰っちゃうし、奈良から来て一人焼肉だったんです！」

うわぁ・・・聞いてはいけなかった気の毒っぷり・・！わかりました、ガンガン飲みましょう！

お通しはナムル。ナムル好きなのでうれしい。あれ、昨日Tさんは一人で食べたのかな。

Tさん「頼みませんでしたよ！もう忘れさせてください」

ホイホイつまめそうなモノをいくつか頼みましょうか。とりあえず馬刺し盛合せ！

Tさん「それ、とりあえずメニューじゃないから！」

でもほんの２分で出てきましたよ。

Tさん「注文してみるもんですねえ」

辛味噌で食べる赤身がたまりません。やはり飲み会には馬刺し！

Tさん「そうかなあ・・」

Zさん「俺はもう慣れたよ！この人と飲むときは諦めた方がいいよ！」

まあまあ。ホラ、本当のとりあえずメニューであるオニオンスライスも頼みましたよ。ポン酢だけでなくマヨネーズもついてくるあたり、漢の居酒屋ですね！

Zさん「気取らないデキる店だよね！」

串焼きおまかせ五本も来た！串から外すの外さないのとかいうくだらない論争もあるそうですが、食いたいもんは自分で頼めばいいんじゃー！気を使う飲み会なんて最初から出ないんじゃー！！といきなり好物のレバーをつかんで、一串全部ムシャムシャといただきましょう。うん、情けないレバー的な粉っぽさもなく、いかにも新鮮でおいしい。これが朝挽きというやつか！

ここでそーっと鍋島の純米吟醸を注文。ワリカンらしいのでバレないよう小声で・・

店員さん「ありがとうございます！鍋島いただきましたー！」

Zさん「あっ、鍋島なんて高い酒飲んでるだろ！」

南無三、元気良く復唱してくれる店だったか・・・

Zさん「まあいいや、俺はダバダ火振！栗焼酎ウマい！」

すでに幹事ができあがっていたようですね。助かった。

シロの塩は誰が頼んだのか、遠巻きに見るだけでした。写真は切れてしまったけどカラシがいかにもウマそう。

メニューの左上に赤々と「焼そば」と書いてあります。看板にも書いてあったし、名物なのかしら。

Zさん「そうだよ！焼そばは１時間に１回焼くからまだだけど、ここに来て焼そばとハムカツ食べない人はバカだよ！」

ハムカツ！なんて魅惑的な。頼みましょう。

来ました、厚切りハムカツ！４人卓で頼んだら「４等分にしましょうか」と店員さんから言ってくれたのでお願いしましょう。切ったことにより、セクシーな断面があらわに。なるほど、これは厚切り！

そしてハムはもちろんフチが赤くて四角いアレです。ハムカツの中身以外で目にしたらこんなもん食えるか〜！と言いたくなりますが、衣をまとうとこれがまたクッソうまいから不思議。カラシとソースでびちゃびちゃにしていただきましょう！

コレには日本酒ではないか・・・ジャンクな油ものの場合、通常はビールですね。でも私はハイボール、もしくは芋か泡盛のロックとなります。うむ、富乃宝山ロックで。

芳醇な芋の香りと麻薬的なウマさの赤いハムがなぜかピッタリ！これは危険だ！

Zさん「ダバダにも合うんだよ！やっぱりここのハムカツ最高！」

福引きが当たった時のようなガランガラ〜ンという音がひびきまして、店員さんが大声を張り上げはじめました。何事だ！空襲か！

店員さん「当店名物焼そばが焼きあがりま〜す。ご希望のお客様は手をあげてくださ〜い」

Zさん「ほら、ここで全員挙手！」

サー、イエスサー！はいは〜い、食べます。きょしゅ！

たくましい太麺、たっぷりどろどろのソース、そして根深とワケギのWネギ！なんですかこのツマミ特化型焼そばは・・・！けしからん！

Zさん「３時間いると３回とも食べちゃうよ！」

わかります。これは危険だ。ハムカツと焼そばという二大合法ドラッグがあって、かつお値段お手ごろなこちらのお店、もっと早く教えてよ！

Zさん「今は神保町ちょっと遠いんで・・・すまんやでえ・・・」

 

大金星・神保町店　 東京都千代田区神田神保町１丁目１４