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祇園にできた星野リゾートに泊まるのじゃーと鼻息も荒く予約したのはいいですが・・新しいスタイルらしく、晩メシは各自調達みたいですよ。どうします?
・・おおそうだ、ずっと前にもらったGo to ナントカのポイントが期限を迎えそうだったよ。7千円分くらいあるから、ちょっと良いお店に行けるじゃないか。ポイントが使える祇園のお店を探して・・よし、ここに決めた。
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祇園花月や八坂神社のすぐ近く、まさに祇園なエリアにあります「祇園 ごずこん」さんにやってまいりました。
ちょっと高級寄り、でも料亭というほどではなさそうなポジションが気に入りました。祇園の高級店に出入りできる服を持っていないというね。
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例によって開店時間に予約を入れたので一番乗りです。店内は広大なカウンターがメインで、半個室とテーブルが1つずつあるのかな。カウンターの真ん中へん、目の前に綺麗な店員さんがいる特リンみたいな席に案内してもらいました。
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まずは飲み物だ。ワインに力を入れている雰囲気ですが、すみません日本酒を・・やあ、素敵なお酒があるじゃないですか。好物である長野の大信州をいただきましょう。
ところで何か気になりませんか。
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そうなんです、お値段の表記がない。祇園で時価は心臓に悪いけど、よく見ると餃子とかたぬき豆腐とかナポリタンとか気さくな居酒屋風メニュー。たぶん身ぐるみはがれることはない、と思う。
しかし海鮮に洋食に中華までなんでもあるな。和牛とかふぐとか金額が気がかりなワードもちらほら・・いや、こっちにはポイントがあるんだぞ。初手から活ふぐをくださ〜い。
店員さん「ふぐは菊とブツどっちがいいですか?」
ふぐのブツなんてできるのですか?じゃあブツでお願いします。
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撮影できるよう、お酒の瓶をしばらく置いてくれるお店が増えてきてありがたい。後半戦とか何を頼んだのか覚えちゃいませんからね。
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綺麗なグラスに注がれた大信州でかんぱ〜い。何に?知らん。後ろに控える和み水が良店確定のランプです。ペカっ。
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お通しは煮タラコですか。しかもこのビッグサイズはマダラのそれじゃないですか。
上品な甘辛に柚子が効いて、これだけで大信州が一杯なくなる。下の葉っぱでもう一杯なくなりそう。危険だ。
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活ふぐのブツはぶっかけスタイルでの登場だ。知っているふぐ刺しと違う〜!楽しみ〜!
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本当にブツ切りだ、噛めんのかーっ!口にするとやはりギュムムっとすごい歯ごたえ。ああ、まずポン酢がおいしい、そしてモギュ・・モニュ・・と噛みしめるとなんだかじんわり旨味が湧いてくる。おもしろ〜い。
皮も入ってギュムっとクニュっと、いやコレは素晴らしい肴だ。ふぐ新世紀だ。お酒が足りぬ、足りぬ。
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せっかくの京都です、英勲のやどりぎをいただきましょう。生原酒だけどまろやか〜。もう一杯いく?押忍!
さて、お刺身をいただいたところで火が通ったもの・・そうですね、名物というごずこんの餃子でもお願いしようかな。ところで一人前何個なんでしょう。
店員さん「6個ですね。小ぶりだからポンポンいけちゃうと思いますよ」
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ポンポンいきたいけど他も食べたい。たったの3個というわがままを聞いていただきました。
店員さん「酢胡椒もありますけど、しっかりめに味がついてますのでそのままでもおいしいですよ」
ではそのままパク。お、薄皮の焼き目はパリっと、裏はなんだかエッチな艶かしさがたまらない。アンは豚肉たっぷり、スープたっぷり、しっかり下味でうんまい。小ぶりだし、本当に飲み物みたいにスルスルいける餃子だね。
あまりの人気で錦市場に餃子専門店を出したそうです。12個くらい並べて焼酎ロックもよし、白メシと共にグビグビ飲み込むのも楽しいでしょう。
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炭焼コーナーからお願いしたのはおあげさん。
店員さん「焼く時に少し醤油をつけてますけど、足りなければ追加でかけてください」
ああもう、カリッとつけ焼きにされたおあげさんに青いネギと生姜なんて罪ですよ罪。どこにでもあるはずの油揚げが激しく京情緒です。
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なんだか油物も豊富なようなので、ガツンとアワビフライ肝マヨネーズという巨砲で攻めましょうか。
トコブシの先輩みたいなアワビかと思っていたら大間違い、水貝にしたくなるようなご立派なモノでした。足袋みたいでかわええ。こんな〜フライは〜は〜じめて〜。
肝マヨネーズをたっぷりつけて、軽い衣をシャオっとかじると・・ふぉ〜、ここは海だ〜!ぼくが味皇だったらフンドシ一丁で大海原に飛び出してしまうところだ!危なかった!
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こいつは辛口の引き締まったお酒が欲しくなる。滋賀の浪の音ええとこどりを願いま〜す。フライが尽きても肝マヨだけで飲める。アワビの肝好きすぎ問題。
好物といえば、ず〜っと気になっていたモノがあるんですよね・・あの〜、のどぐろってどのくらいのサイズでしょうか。
板前さん「ちょっと小ぶりでね、コレなんですけど」
あ、わざわざ見せてくれるのですね。なるほど、開きなのですか。
板前さん「半身でも焼けますよ。骨あり側となし側どちらでも」
なんてわがまま言いたい放題なお店なんだ。では背骨がついている側、上身をお願いします。
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日本海の覇者、のどぐろ炭焼の登場〜。スダチは種を取り去った上に切り欠きつきという細かい配慮もありがたい。
ひっくり返してペロッと骨をはがして、これは後でね。ポコッと取れた身をまずはそのまま。適度に締まった白身がうんめえ〜!酒で追って、今度はお腹のあたりを醤油をたらしたおろしで・・脂!うめえ〜!
骨についている薄いヤツにはスダチをかけていただけば、香ばしさと旨味がたまらぬ佳肴だなあ。
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目玉までほじってさすがにもう食べるところはナシ、のどぐろ、成仏!ああ〜、お酒が進むなんてもんじゃないよ!キミはお魚のホームラン王だ〜。
この辺でシメといきますか。わさびごはんとすっぽんラーメンあたりが気になる。サイズはどんなもんだろう・・
と、このタイミングで2席ほど左の方が「ビールとからすみもちを」なんて注文を・・え、からすみもち?からすみに・・もち?なにそれ、ください!
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焼いたもちとからすみを!海苔で巻く!ズルい!ツマミにもシメにもなる最終兵器じゃないか!
すっかり満足してお会計。なんだか高そうなモノばかり、お酒もアホほど飲んで・・支払いは15000くらい、ポイントがなければ2万ちょいか。
安い!というわけではないけど納得なお値段。ちょいと高級な居酒屋だけど、餃子とかカレーでお手頃飲みもできるという万能のお店ということだな。
板前さんとお姉さんがお店の外までお見送りしてくれました。いや〜、祇園の1人の飲みにはもってこいだ!また来よ。
祇園ごずこん 京都府京都市東山区新橋通花見小路東入ル2丁目橋本町417