ウマ娘の舞台から焼き鳥コースとバッチリ楽しんだ翌日は京都です。無駄に忙しい人生です。ホテルのチェックインは15時からですが、10時半くらいに到着してしまったのにはワケがある。
京都駅で荷物をロッカーに放り込み、奈良線の10番ホームへ。電車混んでんなあと思ったらほぼ外人さんで、みんな稲荷駅でゾロゾロ降りた。伏見稲荷はインバウンド聖地と見つけたり・・スズメでも食べるのかしら。
稲荷駅以降ガラガラとなった列車は黄檗駅に到着。改札を出てすぐ右、線路沿いの通路を進んで踏切を渡って、京大が見えたら左折。
4分ほどで到着したのは、京都のパンの殿堂「たま木亭」さん。ふぉお、途中にいくつかある提携駐車場を見てなんとなく分かってはいたけれど、今日はいつも以上に並んでいるような・・日曜の11時半だから昼メシ需要かな・・というわけで、並ぶことおよそ20分。
掲示の通り、冷蔵コーナー前の人が奥に進んだら入店しましょう。パンを選んで会計終了までこれまた20分くらいでしょうか。苦労した分、パンの味もひとしおということで。
友人へのお土産、明日の朝食、あさっての朝食用と買ったワケですが、
「カレーパン入りました〜」の声と共に出てきたコレばっかりは、温かいうちに食べねばウソでしょう。狙っていた駅前のベンチが濡れていたのでホームまで来ちゃったけど、幸いあたりに人影はなし、立ち食いしちゃえ。いただきま〜す。ざく。
パフじゃなくてざくって言ったね?ホント揚げたてだなあ。
ざっくりと歯が通った後はむっっっちりと抵抗を示して、ちぎれると同時にカレーの香りが弾け出す!うぉぉぉ、カレーうんめえな!
ソースポットで出てくるような、高級感あふれる旨味たっぷりビーフカレー!辛くないどころか甘味すら感じて、スパイス香るビーフシチューな雰囲気もあるわね。生地もふっくら美味しいしこれはご馳走だなあ。
ただ張り込みの時には向かない、香りで犯人に気付かれてしまうわね。
もちろん牛乳かコーヒー牛乳で迎撃したいわけですが、そう都合よく牛乳屋さんがあるワケもない。駅前の自販機でドトールのカフェオレを購入しました。100円でなんだかんだウマくてミルク感もあるドトール尊い。電車の待ち時間ですっかり幸せになってしまいました。
話は翌日に飛んで、帰りの新幹線で朝食です。ワゴンサービスが来たと同時にアイスコーヒーを所望しましょう。たま木亭さんのパンはとにかくコーヒーが合う。白ワイン?知っていますよそんなの。帰ったら運転なんですよ。
こちらはベーコンハース。表面の焼けたチーズと黒胡椒がすでに妖しい魅力を発しているワケですが。
ダーッハッハ!ベーコンハースの名に恥じぬゴロゴロベーコン祭り!塩気強めのベーコンとチーズと黒胡椒の圧倒的風味を前に、1ミリも引かぬどっしりパン生地。カレーといいベーコンといい、パンそのものに絶対の自信があるからこそのマッチョな具材なんだよな。すごいなあ。
粉からウマそうなリュスティックサンド〜。こちらは黒豚のハムとエメンタールチーズが挟まった豪華版で、420円とお値段もご立派です。
リュスティックって水分たっぷりだから翌日でもむっちんむっちんで、そりゃサンドイッチに使ったら最高だよな!しかしたま木亭さん、エメンタールチーズの切り方が乱暴すぎてチーズの穴からしかハムが見えないよ、最高!
たっぷり挟み込んだ具を引き立てる、もんのすごい粉の風味ただようむっちりリュスティック!困ったな、こんな美味しいパンばかりでは、他のモノも食べたいじゃないか・・
さらに飛んで翌週、なぜかこの看板を目にしているぼく。また来てしまった・・!
今回は土曜にも関わらずなんと行列ナシ。店内はさすがに混んでいたけど、それでも10分くらいで買い物終了。前回は11時半、今回は11時ちょっと前だったから、11時付近に大きな壁があるのだろうか。土曜と日曜の違いだろうか。
(友人撮影)
友人は硬焼きバターに脳をやられたようなので、今回は通常とハチミツ入りと2つ補給して差し上げました。コレは温めるとバターがブシューと飛び出す鉄砲仕掛け、おしぼり必須です。白い粉とアブラという中毒性の高すぎる大ご馳走です。
(友人撮影)
こちらは食べたら覚醒したというじゃがジューシー。表面にチーズ、中にマッシュポテトが入っているとか・・ベーコンハースの中がイモってこと?そりゃ特級呪物だ、間違いなく覚醒するよ。次は自分用にも買おう。
そして翌日の新幹線。今か今かとワゴンを待ち、朝食スタート。
たま木亭さんの大定番、これで何度目だろうパンシュー、250円。見てのとおり大変粉コナしい生地におなじみゴロゴロベーコン・ゴロゴロポテト・エスカルゴバターっぽいウマいモノが詰まっている無双の惣菜パンです。泣くほどワインが欲しくなる。良くない。
そしてこちらはBLTサンド、値段失念。挟んでいるパンは今までと違う、いわゆる食パンタイプなんですが、気泡の入りを見てもわかるフランスパンのような発酵。もっちりとした食感とクラストみたいに香る耳!あいかわらず主張の激しい具材のBLTたちを完璧にまとめ上げています。
うめえ、梅しそチキンカツサンドといい、サンドイッチも危険すぎる。
家に帰ってからバゲットを軽く焼いて・・あ、焼く前の姿撮り忘れた。すごく・・尖ってます。凶器に使えそうなほど。
どう食べよう、とりあえず軽く焼いて、オリーブオイルをちょんちょんとつけたら・・あぅあ〜。元々少ない語彙を完全に失うわ〜。バゲット開眼、覚醒だ、覚醒。
軽く焼いてトマトやピーマンを乗せると、一生ウイスキーが飲めることを発見。翌朝はピーマン増しでミニサンドイッチにして・・おっとスライスチーズがあるじゃないか、のせよう。といった風で、朝に晩にどんな組み合わせで食べてもウマくて止まらない。ああ、もう無い・・そうか、食べたらなくなってしまうのか・・そうだ、京都行こう。
たま木亭 京都府宇治市五ケ庄平野57-14