野毛会。それは昼の2時に桜木町駅に集合して夜までハシゴというヘルシー極まりないお祭り。
大衆すし酒場さん、一軒目というのに「飲めば飲むほど安くなる」システムと美味しいツマミのせいで、すっかり出来上がってしまいました。果たして夜まで持つのかな?
二軒目はどこにしようとホルモンや塩モツのお店を覗いてみますが、有名店は当然のように待ちが出ています。まだ4時くらいなのに大丈夫かこの国。
「席ありますよ、いかがですか〜」と声がかかったのは「焼売スタンド きんぎょ」さん。あれ、ここは初めて見るような。
店員さん「今年の3月にできたばっかりなんですよ。6名さまギリ入れます、いかがです?」
おまいうで失礼ですが、なかなか怪しい風体の方。だまされないぞ、お通しと席料と週末料金の合わせ技で5,000円くらい持っていく気だな‥?というのは新宿や池袋あたりの話。なんだかんだクリーンな野毛だし、焼売なんて横浜っぽいし、入ってみてもいいんじゃないでしょうか。
急で天井が低い、ヨッパライキラーの階段を登って2階へ。適度をちょっと超えるかどうかのガヤ感がいかにも野毛でいいね。
ドリンクをお願いしましょうか。ホッピーがある店はみんないい店。JJ割りなんて今どき流行りのお酒もあるじゃないか。150円のテキーラというのも怖いもの飲みたさがある。
とか言いつつ、黒霧ロックを願いま〜す。焼酎にもメガサイズがあるの?じゃあそれ2つ!
メガサイズ焼酎ロックはジガーのダブルかそれ以上。軽く90mlはありそうなリアルメガサイズであった。2杯頼んだからクアドラプル分か、いいね!
ふたたび乾杯したところで食べ物をお願いしましょう。焼売は外せないよね。シユマイって言うのね、どんな発音で注文すればいいんだ‥ああ、スマホ注文か。
店員さん「焼売は今なら限定のジャンボがあります」
なんですって?じゃあそれを人数分6個行きましょう。
お通しはえびせん。塩分もエビ風味も強めでカルディのトムヤム塩を思い出す。つまり非常にお酒を呼びます。
モツ煮なんてメニューにあった?この日は野毛のお祭りだったので、それに合わせた特別メニューらしいです。
トロトロになるまで煮込まれて、もしかしてモツ煮を売りにしてもイケるのでは?というくらいうまい。怖いお兄さん呼び込んでくれてありがとう、ココおいしいです。
ナニコレ?
友人「さっぱり梅ザーサイよ!」
一軒目で梅水晶を4皿くらい食べたでしょ!梅味のコリコリがどんだけ好きなのよ!
‥コリコリ‥さっぱり軽い風味のザーサイに梅が絡んで‥うん、焼酎が進んでならんね。
友人「でしょでしょ?梅は強いよ!」
ジャンボ焼売(シユマイ)は見事にジャンボであった。
店員さん「味はしっかりついてますのでそのままどうぞ」
醤油もカラシもなしでOKですか、どれどれ?
お肉がみっちみち、横浜なのに崎陽軒より551寄りじゃないか。すごく乱暴に言えば豚まんのアンをワンタンで包んだようだ。おいしいおいしい。カラシがすごく合いそうなのであっても良かったね。
お、殻ごとエビチリですか。なんでトマトがこんなに入っているのかと思えば、なかなか思い切った辛さなのですごくいい感じのバランス。なるほどね〜。
友人「赤海老ユッケも頼んだよ!」
お通しがえびせんでついさっきエビチリ頼んで、またエビか!衣かつぎとコロッケからムカゴを頼む原作版ゴローさんと似たようなことをやっているぞ!
‥もぐもぐ‥あ、ユッケだれが恐ろしくうまいな。ほんのり甘くってちょっと辛くてウズラのコクが効いて、エビの甘味が引き立つったら。
友人「でしょでしょ?ユッケならなんでもうまいって!」
ピータン・ウフマヨなんて頼んでみたら、あまりにもイース2のラスボスだった。まさか丸ごと来るとはね。でもウフマヨってゆで卵にマヨネーズをかけたモノだから、コレで全く間違っていないのが面白い。
クセが大好きピータン警察としてはちょっと上品すぎましたが、初ピータンという方は美味しく食べることができたようです。
ビアガーデンのような勢いある雰囲気で、実はオリジナリティあふれる面白中華が楽しめるお店でしたね。やっぱりと言うか、すごく安かったし。それでは階段に気をつけながら次へ向かいましょう。
焼売スタンド きんぎょ 神奈川県横浜市中区花咲町1-25