包丁人味平のカレー勝負を何回読めば気が済むんだ。真の麻薬はブラックカレーではなく漫画そのものなのか。
もちろん読んだら最後、カレーを食べずにはいられない。今回はインド屋の本格カレーに近そうなモノを食べてみよう。
本格インド料理店といえばヒマラヤンさん、または太田市で最も歴史の長いシャングリラモティさんかな。
待てよ‥ここ10年以上ご無沙汰のお店があったな。
やって来たのは太田市小舞木町の「ダージリン」さん。この辺のインドネパール料理店では、シャングリラモティさんに次ぐくらいの老舗です。
駐車場はお店の前に10台くらい。ランチタイムは道向かいにあるてっぱん職人さんの駐車場も使っていいと書いてありました。
開店の11時ちょうどくらいに来たにも関わらず2番手。さすが人気店だ。
この日は日曜だったのでホリデーランチ3種類。野菜カレー3種のベジセット・チキンキーマエビのノンベジセット・ノンベジにタンドリーチキンとカバブがつくスペシャルセット。
マトンか豆のカレーが好きなので、いずれかが含まれるのは‥豆カレーがあるベジセットにしよう。
辛さが5段階から選べるのもインド屋っぽくていいね。ベジセットを辛口で、ドリンクはラッシーを願いま〜す。
みんな大好きチーズナン。かわいいイラストのチーズナン。でも今回のセットにはライスもつくようだから、チーズチェンジは少々ボリュームが過ぎるかな?プレーンのままにしておこう。今年に入ってから本当に‥体重が‥
まずはラッシー、そしてお冷やが届きました。
ちょっと待ってください。なんですこのお冷やのサイズは。もしかして辛口ってベリーホットなんですか?
続いて大きなお皿が2枚運ばれてきました。2人用の小さなテーブルにギリギリ収まる大迫力的カレーセット!実質1人用テーブルだったじゃないか。
インド料理店のナンはデカいもんですが、こいつは弩級を超えた過去最大級。よく見るのを初代ゴジラとすれば、こっちはvsビオランテのゴジラくらいデカい。
まずはそのまま食べてみましょう。バターはしっかり香るけど指がテラテラになるほどではないね。タンドールに貼り付いていた側はさっくり、ふくらんだ所はふわっと来てからむっちりもちもち。
風味も食感も軽いから、デカいけどなんとかなりそう‥というか、実のところ手が止まらん。うまいよこのナン。
それではベジセットのお皿に攻め込みましょう。ライスの量は控えめだから器の引越しは必要はないかな。このままカレーをつけながら食べるとしよう。
サラダはオレンジ色のアレではなくゴマドレッシング。
ヨーグルトはバッチリ甘いな。味変担当ではなく本当にデザート用だね。辛かった時の鎮火にも使えるぞ。
ライスは固めに炊かれた短いお米。インディカ好きなんで少しサビシイ。まあ主役はナンみたいだからいいけど。
本日の心のメインに行きましょう。ダル、つまり豆カレー!
カレーだけひと口食べてみると、辛口で頼んだ割にはそうでもないような。最初にピリ辛が来る程度で、なんだかんだマイルド側に入る気がする。カレー風味の豆煮込みだね。これはこれで旨味たっぷりでいいじゃないか。
なんといってもコロンボ好き、つまりチリビーンズ好きとしては嬉しい限り。
手前のベジカレーは野菜の甘味がスパイスで引き立って、ナンよりライスが合うかな?しかしこちらも穏やかまろやかマイルドマンなんですが、辛口オーダーとは‥ま、具の味が分かりやすいからヨシ。
奥の緑、サグカレーがすごい。青のりかよって言いたくなるほど青い香りと深いコク。チキンもマトンも入らないサグカレーってこんなにうまかったのか〜。敢闘賞ナン、技能賞サグ。両者で優勝決定戦というところ。
でっかいナンのおかわりまで考えてしまうほど食が進んで仕方ない。さすがにそこまではしないけどペロリと完食でした。次は単品でサグ系のカレーとチーズナンとか食べてみたいな‥なんかチーズ入りサグカレーなんてあるみたいで話が早い。それだ!
ダージリン 群馬県太田市小舞木町301