鯛めし・鯛刺し・鯛出汁の三位一体茶漬け!これぞ愛ある朝食じゃないか あつみ温泉 萬国屋・朝食編(鶴岡市・温海温泉)

山形〜新潟・即身仏とうまいものツアー、続きです。

あつみ温泉の「萬国屋」さんにチェックインして、夏でもず〜っと浸かることができる客室露天風呂と山形の名産たっぷりの夕食を楽しみました。

そして朝も早よから湯に浸かる‥夏場仕様で40度くらいのぬる湯は、三成さん一杯目のお茶みたいな心地よさ。山形の朝の風は涼しく、いくら入っていてものぼせないし飽きることもない。

お肌によろしい美人の湯ですね。カカトがツルツルで畳の上を滑るように歩けるぞ。部屋風呂がよすぎて結局大浴場には行かなかったの巻。

おかげで時間が盛大に削り取られたようで、いつの間にやら朝食をお願いしておいた7時半じゃないか。昨夜と同じお食事処に行きましょう。

個室も昨晩と同じなんだね。いいですねえ、朝らしい涼やかな色合いじゃありませんか。

「お飲み物はミニバーがありますのでご自由にどうぞ」ということなので行ってみましょう。

水にお茶にコーヒーはもちろんのこと、りんごジュースに牛乳と朝に嬉しいドリンクたち。

あっ、もっと嬉しいヤスダヨーグルトまで!ぜひいただきましょう。りんごジュースとヨーグルトを持って個室に戻ります。

旅館名物である固形燃料の一品はアサリのみそ汁。熱くなるのを待ちましょう。

盛ってくれたご飯は白メシではない。一口食べてみると、ほのかな塩味にバッシャーンと来る磯の香り。鯛めしか!うま〜い!

鯛めしそのままでもうまいので、こちらのゾーンはオカズというよりベジファーストやデザート担当ですかね。昨夜の梅干しは甘かったのに、こちらはキリリと酸っぱいじゃないか。やはり朝にはすっぱ梅だな!

むしろメシの友は別皿で出る鯛の煮物。胸ビレ付近、つまりタイのタイがいる美味しい部位です。

しかしアレだな、煮魚にゴボウが添えられるとことのほか嬉しく感じるようになったのはいつからだろう。

朝から鯛の刺身なんて贅沢この上もない。とんでもない話だ。

ところで海苔やわさびはなんでしょう。蕎麦と間違えておりませんか?

ウソです、知っています。こちらを読んでお召し上がりくださいと言われていました。

まずは「鯛めし」で。はい、やりました!次は「お刺身」で。なるほど、池波正太郎先生も鯛の刺身とメシは最高だって言っていましたね。

では「お刺身」で。うわ〜おいしい。とれとれコリコリではなく、しっかり旨味を出した鯛ですね。また醤油でなく特製のゴマだれというのが泣かせます。鯛めしと鯛刺し、鯛をめでたがる日本人特効のおいしさだなあ。

ここで当然のように鯛めしはなくなってしまいましたが、まだ三の矢があるらしいから少しおかわりするか‥昼も夜もたくさん食べる予定だけど仕方ない。

だってホラ、最後は熱々の「お出汁」と共に。鯛茶漬け!なるほど、ワサビ海苔アラレはここで出番か!

出汁で鯛の身が少し白くなったところにワサビが効いて‥うわ〜おいしい。こんな朝メシ週一くらいのペースで食べた〜い。

大ぶりのアサリがたっぷり入ったみそ汁。固形燃料パワーで舌が焼けるほどアツアツ、三成さん三杯目のお茶のようにじっくり染みいります。いや〜満足だ、ごちそうさまでした!

鯛尽くしで個性溢れる素晴らしい朝食でした。サービスはちょっと合理化が進みすぎな気もしましたが、部屋風呂と夜のプリンと朝の茶漬けが素晴らしかったので、全てヨシ!

チェックアウトの時間は混み合うので、朝食後すぐからお会計だけ先にできるのも便利ですね。払ってしまえば、出発時間ギリギリまでゴロゴロするなり風呂のおかわりなり気楽なもんだ。

でもあまりゆっくりしてもいられない。新潟で昼メシを予約してあるのです。出発、出発〜。 つづく

あつみ温泉 萬国屋 山形県鶴岡市湯温海丁1

夕食編

部屋編

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