パスタのまち高崎ですが、具沢山の鴨汁そばをいただきます。しかも自家製粉十割ですか! 叶家(高崎市下小鳥町)

二泊三日・山形新潟即身仏とうまいものツアーも最終日です。

予定の段階では長岡生姜ラーメンでシメるつもりだったのですが、てのひらさんで話をしていて、前橋市に店主さんオススメのお店があったのを思い出しました。なんでも美味しいそば屋さんだけど、特にカツ丼が絶品なんだとか。

前橋なら9時前に出発すればピッタリだろうという思惑通り、目的地に着いたのは11時5分と完璧なタイミング‥おかしい、お店が暗い‥なんてこったい、定休日の日曜だった!

どどどど〜すんの?ど〜すんの?前橋でランチ、なにかないかなにか‥あっ、Twitterで見て気になっていたお店が高崎市にあったな。前橋と高崎なら近所みたいなもんだ、行ってみよう。

まさに前橋と高崎の境界線あたり、パスタで有名なシャンゴ本店さんの近くにあります「そば処 叶家」さん。開店時間の11時半ピッタリに到着しました。

お店脇に駐車スペースらしい空間があったので停めたけど、この一台分だけなんだろうか。お隣が広いドラッグストアなので、何か買って駐車場を借りてしまってもいいのかな?

お店に入ると左手がお座敷、右手がカウンター席メインとなっているようです。カウンターに座って、メニューも見ない前から鴨汁そばを頼んでしまった。だってホラ、座った目の前に一押しって書いてあるんだもの。

注文しちゃったけど改めてメニューでも見るか。スパイシーカレー蕎麦ということは、あの有名なカレー南蛮の素でなく独自配合のカレーということだろうか。なんか野菜が鮮やかでうまそうだな!

オリジナルメニューのおろし蕎麦も夏にはもってこいだったかもしれん。10割蕎麦と粗挽き田舎蕎麦の合い盛りって鴨でもOKなのかな?やっぱり注文の前にはメニューをよく見るべきだったか。

蕎麦にプラスの丼ものもあるぞ。おおっと、かき揚げ丼100円なんて今から頼んでもオッケーではないだろうか‥でもいいや、昨夜飲みすぎたらしい(記憶寸断)からそばだけで胃を休めるとしよう。

そば猪口で冷たいお茶が登場。いいですねえ。

6分ほどで登場しました、鴨汁そば!そば湯も一緒にごめんなさいね〜と一言添えてくれます。食べるの早いんでこっちの方が助かりますとも。

石臼挽き自家製粉の10割そば。香り高そうなワードの勢揃いですね。

星なしの見るからに滑らかそうな肌。ズルっとすすれば清々しい香りが鼻に抜けていく。見た目以上に滑らかで喉ごしが気持ちいいねえ。本当に10割?と思ってしまうほどだけど、それは香りが証明しているな。

Twitterで「コレは!」と思ったのがこの鴨汁。鴨ネギだけでなくナスも入って、なんだか食べごたえありそうというか、そば抜きでも幸せになれそうというか。

そばにむざと箸を突き入れ、汁の色味からそうだな、半分くらいつけてズズッと。

ぐはふは、うんめえ〜!思い切った濃口のウマ甘辛に鴨の脂たっぷり!

キリッと冷えたそばの滑らかな肌から、汁が絡まった温かい部分に移行していく‥温まった部分はそばの香りがさらにアップ!鴨と醤油に負けない強いそばも素敵だ。

お互いが補い合う関係ではなく、うまいものとうまいものがぶちかまし合う、うまさの強敵(とも)同士!

鴨の味がよく出ているワケだよ、こんなご立派な肉片が3つも4つも入っているんだもの。

出汁・返し・鴨のうまさ全てを吸ったナスが隠れた主役です。これはとんでもないな!

この辺でお隣さんが頼んだおろしそばが出てきたのですが、なんとお客さんの目の前で本枯節を削りはじめましたよ!花鰹を目の前で作ってくれちゃうサービスですか。見て楽しく、音が楽しく、香りは間違いなく素晴らしい‥うわ〜、次に来た時はアレ頼もうかな。

そば湯タイムが近づいてきたところで、汁にネギを投入‥おやコレは細い。九条とかあっちのネギなんですかね。深谷ネギ文化圏のグンマでは珍しい。

あ〜こりゃいいや。しっかりネギの香りは立つのに歯ざわりが柔らかいからそばやそば湯の邪魔をしない。なるほど細めのネギもいいもんですねえ。ただでさえうまい鴨汁がカモネギの原理でさらにうまくなってしまうじゃないか。

ほ〜ら全部飲んじゃった。まあ塩分の総量はホラ、もともと食べるはずだったラーメンやカツ丼そばセットより少ないだろうから、ヨシ!

いや〜良いそば屋さんでした。Twitterもたまにはやるなあ。高崎となるとランチ的にはちょっと遠いけど、たまに来ざるを得なくなった。次はおろしそば、その次は鴨汁合い盛り‥忙しくなってきたぜ!

叶家 群馬県高崎市下小鳥町194-4

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