大正より続く洋食店でタンとビーフのWシチュー!パンにもご飯にもバッチリな日本式洋食の鑑! ピーア軒(新潟市・白山駅)

また長岡のお店を予約してしまいました。決してその近くのガールズバーから営業LINEが来たからではありません。ハロウィンコスプレデーに惹かれたワケでもありません。断じて。

いつもメシ食って帰るだけだからね。たまには新潟市あたりでお昼を食べたり観光したり、ちゃんと旅行っぽいこともしないとね。

まずはランチ、やって来たのはマリンピアとか言う水族館に近いエリア。白山駅の近くにあります「ピーア軒」さんです。

お店前に駐車場があるらしいのですが、ちょうどグループが入店するところだったのでなんとなく近寄れず、付近のコインパーキングに車を置いてしまいました。

入口からジェントルな服装の方がお出迎え。そのまま席まで案内してくれます。本格レストランのようなサービスはそれもそのはず、「101周年祭」という老舗洋食店!

洋食がハレの食事だった頃から続いているお店なのです。そんなわけで一度来てみたかった。

特別メニューもいいけれど、やはり歴史を積み重ねた結果のレギュラーランチメニューを見てみたい。週替わりランチにナポリタン、オムシチュー‥いや〜洋食だなあ、心踊るじゃありませんか。

名物は4・5日煮込むと言うタンシチュー。ステーキ過激派としては洋食店のステーキも気になるね。

村上牛ビーフカレーや創業当時から変らないチキングラタンとかオムライスとか、こんな中から一つだけ選べって無茶な話だなあ。

軽いおつまみコーナーに「ランチの食事とスープ抜き」なんてあるのも分かっていらっしゃる。今週はチーズメンチと帆立グラタンだから、赤と白の両方を飲めってことですよね?

もちろん車なのでそんな大技は使えない。困った時は素直に名物でいこう。ちょっと欲張ってタンとビーフのWシチューセットをパンで願いま〜す。

まずはスープとサラダが登場。野菜たっぷりスープはひと匙ごとに健康になってしまいそう。

うんまいドレッシング、お惣菜とはひと味違うポテサラ。こんなサラダを毎朝食べたい。

メインだ!タンとビーフのWシチューだ!

コレだよコレ、汁でなく肉がメイン。ぼくの食べたいシチューはこの形態なのよ。日本式白いシチューも嫌いかと言えばそんなはずはありませんが。

さすが洋食器の本場新潟、ナイフの切れ味が同田貫のよう‥いや違う、タンを丁寧に煮込んだ結果か。なんならフォークだけでバラすことができる。ひと口食べれば綺麗にほぐれた肉の繊維が舌に絡まり、いやが上にも旨味が広がるぞ。ンマーイ!

実はデミグラスソースにそそられないマンなのですが、こいつは宗旨替えまったなし。手間と時間をかけてこその味はどうですか。

ビーフの方は和牛かと思われるほどのとろける脂。これまたトロトロの赤身と入り混じるデミグラ。こいつは赤いワインが欲しくなる。さらに言えばパンも‥

そうだよ、バゲットがあるんだよ。

わ〜い、ぬぐえぬぐえ〜。ソースをたっぷり絡めたバゲットは罪の味。

でも奥の方に和の風味もあるので、コレはご飯も進むだろうね。当然のように新潟コシヒカリの新米だそうで、それはそれで食べたかったぞ。

添えられた野菜も色とりどり。下に敷かれたクレープみたいのはなんじゃろ‥そのまんまクレープだった!ほのかに甘いクレープ、口直しにもデザートにもなる万能ガルニチュールでした。

え〜い、チマチマぬぐっている場合ではない!乗せてしまえ!ざっくりバゲットとトロトロ肉の組み合わせはまさしく鉄板。

テッテ的に煮込まれた肉による豊かな味‥いや、この丁寧なお仕事ならカレーもうまいに決まっている。ランチメニューにひと口カレーソースやカレーライスがあったのは必須オプションだったか!

次に来る時は忘れまいぞと己に言い聞かせているところで、食後のコーヒーが出ました。しっかりコース仕立てなのが本格洋食店。

お会計時にはガチャを引かせてくれて、次回ドリンクチケットが当たってしまいました。え、必ず再訪せよってことですよね?どうするかな、チキングラタンとひと口カレー、村上牛ビーフカレーにひと口ハヤシ、やはりステーキ‥今から悩んでしまうじゃないの。

なんと車で新潟競馬場まで20分という立地でもあり、もう諦めてまた来るしかない。

新潟競馬場って初めて来ましたけど、バカみたいに広い駐車場が無料なんですね。JRAの競馬場なんて公共交通機関で来るべきものとばかり思っていました。夏になったら通わなきゃダメかな?

ピーア軒 新潟県新潟市中央区白山浦1-631-4

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