「自家製の仕込素」というパワーワードで思わず注文。冬にはやっぱりカレーそば! 手うち庵(邑楽郡大泉町)

じゃりン子チエを読んでいると、ホルモン串とお好み焼きと天丼が食べたくなってくる。ホルモンはちょっと正体不明、お好み焼きはマンガ内レシピで作ればいいとして‥天丼だ天丼。天丼食べに行こう。

テツが食べているのはうどん屋さんの天丼だから、

関東の人間は、ご飯ものもやっている昔ながらのお蕎麦屋さんに行けばいいということだ。やってきたのは大泉町、西小泉駅近くにあります「手うち庵」さんです。

店名の通り、町の蕎麦屋さんと言うよりは蕎麦の専門店。でも確か天ぷらは「蕎麦屋の天ぷら谷中の質屋」という、衣が厚い物だったはず。タレをいい感じに吸った天丼になるだろうと見た次第です。

というわけで、いつもなら頼むであろう冷たいそばはスルー。

いや完全スルーはいかん、ミニ天丼付きもりそばがあるじゃないか。候補だ。

温かいそばもナナメに見るだけ‥うっく、カレーそばの説明が目の前を通った!

(自家製の仕込素を使い作られる人気商品です)

仕込素という見慣れぬ単語が気になって仕方ない。カレー色に染まりはじめる脳細胞。

もう天ぷらそばやミニ天丼付きかけそばなんか見ても気にならなくなってきた。まずいぞ。

ああ、当初の目的であった天丼単品の写真!予想通りタレが染みてファビュラスだなあ‥!

悩みに悩みましたが、この日は非常に寒かった。カレーそばのトロみが恋しくなったのでそっちで!

ふはは、頼んで大正解。蕎麦屋さんで映えないランキング1位のカレーそばがこの華やかさだよ!

水菜・カイワレ・ナルトの彩り部隊。生野菜とカレーなんて相性が悪いはずもないね。

小籠包を食べるように恐る恐るズズっと‥は〜なるほど、自家製の仕込素は適度にスパイシー、黄色いもったりカレーとは一線を画します。美味しい家カレーにプロの鰹出汁なんて黄金の組み合わせじゃないか。

熱々の自家製カレー汁をたっぷりまとったそば。まったく冷める気配はないので、二口目以降もゆっくりハフハフとね。

ああ〜いいですね。冷たい時はシャッキリポンだけど、熱い時はトロッとスイトンのよう。熱さで良い感じにダレるということは、蕎麦粉率が高い手打ちの証ということだ。

表面の飾りだけではない。豚や玉ねぎといったカレーに嬉しい具がゴロゴロ。「小御飯付き」を選ばなったバカはどこのどいつだ!

長ネギを大量に入れてうまくなるのが蕎麦屋さんのカレー汁!入れたてネギで舌の熱さを鎮火しながらソロソロズルズルいただけば、汗も鼻もダラダラと。

食べ終えた頃には大変だ。全身から湯気を発する豚マン人間第一号になってしまったじゃないか。あったまりすぎだ!

天丼のために来たはずが、すっかり寒さ対策に成功してしまいました。善哉、善哉。

手うち庵 群馬県邑楽郡大泉町住吉55-2

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