
もう何回目かもわからないけど、またまた包丁人味平のカレー勝負を読んでしまった。ほぼ暗記しているのに読んでしまう。そして読了後はもちろん‥カレー、食べたい。
今回は鼻田香作が作る本格インドカレーな気分。そうなるといつもはヒマラヤンさんに行ってしまうけど、ちょっと気分を変えてアチラにしてみよう。

太田駅から南に延びるピンク街繁華街、南一番街をさらに南下した所にあります「シャングリラ・モティ太田店」さん。
ここ何年かで一気に増えたタンドールとセットの量産店ではなく、平成元年より続く老舗中の老舗です。

かっこいいマグのお冷や。こんな器なので非常に冷たく、カシミールチキンなんて激辛カレーを食べてもなんとかなる、と思う。「辛いカレーには適温の水と福神漬け」という味平カレー理論は永遠なのだ。
メニューの撮影はご遠慮下さいと書いてあったので写真はナシ。ランチメニューを覚えているところだけ列記。
カレー3種とナンorライスのセット1,690円・ドーサとカレーのセット1,690円・ナンとドーサのハーフ&ハーフセット2,590円・大辛カシミールタンドールチキンランチが1,890円。
もちろん他にもあります。
ドーサセットでドーサはパニール(チーズ入り)、カレーはサンバルでお願いしました。

LPレコードを二つ折りにしたような、おっきなおっきなドーサ!ゴローさんならメジャーで測定を始めることでしょう。
ドーサはインド風クレープとか言いますが、しっかり厚みもありますよ。こいつは厳しい戦いになりそうだ。

まずはサラダで胃の準備を万全にしなくては‥レジでこの激うまドレッシングが売っていたので買ってしまいました。
お隣はヨーグルトではなく、ミルクを使ったデザートであるパヤサム。優しい甘さに浸るタピオカがうまい。人生で初めてタピオカを知覚したのはこのお店だったかもしれない。

ドーサをちぎるとチーズがびにょ〜ん。オイリーでほんのり甘い生地とフレッシュなチーズ。なんておいしんだ。このままでも一枚行けてしまいそう。

このままでもいいけど、チャトニをつければもっとおいしいはず。

スプレッドにちょうどいい、ちょい固ペーストのココナッツチャトニ。ほんのりミントでフレッシュ担当。

赤いけど辛くない、トマトチャトニかな?フワッとスパイスが香ってからの旨味ブーストがすごい。シャウエッセンをはさんだロールパンにたっぷりつけたい。

ドーサの真ん中に近づくにつれてチーズのボリュームがアップしてきた。めくってみたら‥うわ〜こんなに。アブラたっぷりの生地とあわせてものすごいボリュームだよね。どう考えてもクレープなんて軽食みたようなモンじゃないだろ。

さて、ドーサ最大のオトモであるサンバルもいただかないと。
タマリンドの酸味は控えめ、クミンやフェヌグリークが豊かに香る、辛さ強めの豆カレースープ。

甘いドーサとお互いを高め合って、日本の豆スープ味噌汁と白メシのような夫唱婦随。このサンバルと食パンで朝メシにしたいなあ。

サンバルとチャトニの力を借りて超弩級ドーサをなんとか轟沈せしめ、戦いは終わった‥今年で一番満腹だ。ラッシーの乳酸菌パワーに期待を込めてシメとしましょう。
やはり量産店とは違う高級感あふれる味でした。うまいなあ‥しかしボリュームもすごすぎるんだなあ‥
ただでさえ量が多くなりがちなビリヤニなんて、いったいどうなっちゃうんだろ?ランチに食べたら夕食が入らないこと必至だな‥後顧の憂いがない休肝日の夕食とかに来てみようか。
シャングリラ・モティ 太田店 群馬県太田市飯塚町1581-1