
JR難民であるグンマ南部の民にとって、東京駅を経由する鉄道旅の窓口となるのは熊谷駅や籠原駅となります。籠原駅、上野東京や湘南新宿ラインの終着駅として一部で有名ですね。
この日も京都から戻り、いつもの籠原駅に着いたのは11時ちょっと過ぎ。まるで狙ったかのようにランチタイムですが、正直狙った。

だって籠原駅の北口にはとんかつの名店「とんふみ」さんがあって、11時〜11時半まではあまり混まないチャンスタイムなんだもの〜。
思惑通りあっさり入店成功。カウンター席に案内していただきました。

あ、ランチサービスメニューがあるということは平日か。それではAランチを頼んでみようと思ったけれど、ロースカツが100gか‥朝メシは新幹線でカルネを一個食べただけだしな、もう一声欲しい気もする。

自慢の「彩の国黒豚」をたっぷり楽しみたいので、140gというグランドメニューのロースカツが第一候補でしょう。
ついでに言えば、ランチのお肉は群馬産の場合もあるそうですし。群馬産が悪いワケじゃない、とんふみさんが誇る「彩の国黒豚」が特別うまいのだ。

頼んだことがないミックスフライ。ここは洋食店ではなくとんかつ、つまりお肉メインのお店ですからね。「メインの肉がデデーン」という直球メニューを食べたくなる。同じ理由で、ステーキ店でもミックスグリル系はほとんど頼みません。

んあ?「メインの肉がデデーン」なら、ステーキやソテーという手もあるのか。170gとグラムアップも嬉しいし、衣が無い分カロリー的にはさらに嬉しいのでは。
カロリーで言うならヒレステーキの線もあるのでしょうが、そこは包丁人味平に出てきた名言「アブラがたりないんだわ!」ということで。
にんにく醤油かデミグラスソースを選べと言われたら前者に決まっている。ガーリックステーキセットを願いま〜す。

10分ほどで登場したガーリックステーキセット。一目見て心の中で空手の残心ポーズを決めてしまいました。なんたる「してやったり」なビジュアル!

ご飯は軽めの盛りですが、もちろんおかわりOKなので心配ナシ。味噌汁は豚汁ではないので豚かぶりの心配もナシ。たぶんこちらもおかわりOK。

自家農園産の野菜小鉢や、自家製疑いなしの香の物も頼もしい。

う〜む素晴らしい、面積厚み共に不足ナシ。ポークソテーではなくステーキと呼ぶだけはある。ほわほわ漂うにんにくの香りが食欲をそそる!食べたい食したいツバがわく!

んあー、ニンニクばっちりの肉で食べる白メシってなんてうまいんだ。
彩の国黒豚はやはりすごい。赤身のきめ細かさ、脂の甘味、豚々しい香り、全てが非常に高いレベル。
そして中心まで火を通しつつ、瑞々しさを失わない焼き加減。完璧だなあ。

ナスやニンジンもつけあわせを超えるうまさなんだよね〜。
実は数年前に同じステーキを頼んだ時、肉のカットが悪かったのか、まるでボリューム不足でガッカリしちゃったことがあったのですが‥アレは逆にレアな下振れを引いちゃったのか?今回は味もボリュームもバッチリ大満足、まさに‥ニク食った〜!
やっぱりとんふみさんは肉もウデマエも違う!というわけで、今後も東京から戻る時は11時頃籠原着の電車になりそうです。
とんふみ 埼玉県熊谷市新堀781