
カレー食べたい。この発作はもう仕方ない。
そんな時は名古屋発の巨大チェーンに‥行こうとは思わないんだな、これが。最後に食べたのは10年どころではなく前の話。味の記憶が無いので欲することも無いのです。
おとなしく近場のお気に入りカレーを食べに行こう。

というわけで、大泉町古氷にあります老舗インド料理店「ヒマラヤン」さんにやってまいりました。
隣にはベトナム料理店があり、そしていつの間にやら向かいにナポリピッツァのお店ができていて、印越伊の多国籍料理トライアングルを形成しております。
‥いや、100m圏内にインドネシアとタイのお店もあるんだよ。トライアングルなんて次元じゃないよ。大泉町すごい。

ヒマラヤンさんのランチメニューは2つの顔を持っています。A面はナンとライスがついてくる、いかにもインドネパール料理店らしいメニュー。

そして独自路線を行くのがB面。焼きそばにカレーうどんにカツカレーにパスタ等々、カレー味ならなんでもあり、バーリトゥードの四角いジャングル。
今日はこの中でも個人的イチオシ、ローストチキンカレーライスをいただくとしましょう。辛さの指定はあえてしない。なぜなら日によって「ゆらぎ」があって面白いから。

B面のセットについてくるスープ。素晴らしくうまいチキンスープ。この一杯のためB面を頼んでいるフシもある。確かA面セットにはついてこなかった気がします。
インディアン鶏白湯と言ってもいい、濃厚極まりない鶏の旨味。あれだけ面白メニューが揃うのだから、このスープを使ったラーメンなんかも作ってほしい。

そして迫力のローストチキンカレーライスが登場だ!写真では伝わらないけど、お皿がとにかく大きいんです。予防的措置でご飯は少なめにしてもらいました。

こちらの謎ドレッシングはちょっと甘味が強めで、謎度がさらに倍。ベジファーストで全部食べてしまいたいところですが、辛さのゆらぎを検証するまで残しておきましょう。

カレーの海に浮かぶひょっこりひょうたんチキン。絶景かな、絶景かな。

今日は辛さ控えめデーでした。香り高く、ちょこっと混ざる酸味が食欲をそそる。インド料理店のバターチキンカレー66%で日本のカレーが33%といったところでしょうか。最初に出たスープのようなチキン風味がベースになっているのでしょう、とにかくうまい。
長いコメと短いコメがブレンドされたターメリックライスもカレーをしっかり引き立てます。

メインイベンターはこちら、ローストチキンの大先生!ジャッキーチェンの映画を見て鶏モモに憧れたあの日を思い出す!

スプーンでスパッと切れます。とりあえずチキンだけでムシャリ。
なんと香ばしいのだ‥!ヨーグルトやスパイスは感じるけれど、ほんのわずか。ふわっとカレーが香るローストチキンというところ。いや、そりゃうまいだろ。

このチキンは単独ではなく、カレーとライスと合わせてこそ最大の真価を発揮するっ!
うううう、うまい。この近辺で得られる最大級のカレー体験でしょう。

カレーが若干マイルドな本日、ヨーグルトデザートは食後まで出番ナシですね。そしてその上のオニオンピクルス、今は君の出番だ。

結構な辛さのピクルスで刺激をブースト、チキンとカレーとピクルスの三位一体攻撃だ!
あまり辛くないと言いつつ、食べ終わる頃には全身ポカポカ。鍋焼きうどんなんかより強力かもしれないホットホッターホッテストだ。

ラッシーで汗をひかせないとね。
今日もうまかった〜!大泉町でカレー食べるならヒマラヤンさんだな。インドカレーうどんも食べてみたい気はするんだけど、うどんがあるのにデカいナンまでついてくるんでしょう?夕食が入るかしら‥
食べ終えた直後に次回何食べるか悩んでしまう、そんなお店です。
ヒマラヤン 群馬県邑楽郡大泉町古氷110-8