京都フライ割烹・春のお食事会!極みあじフライから和牛木の芽ソース‥だと? みくり桑(中京区・四条駅)

京都フライ割烹「みくり桑」さんで月に一度くらい開催されるお料理会。二月に参加して素晴らしかったので、四月の会も申し込みました。

京都でゲーム会社を経営するMさんと二人で行く予定でしたが、急遽二名分ワクが空いたということで、Mさんの会社の社員二名を召喚しました。一名はなんと新卒だそうです。眩しいです。

店舗は「本当にここでいいのしら」と迷うであろう路地の奥。看板が二つに増えていますね。これなら大丈夫、と思う。

お料理会の時は献立表が用意されます。コース内容がわかれば次の料理に向けたお酒も選びやすいというもの。

「お肉が好きなオーヤマさんにあわせて和牛とか入れて、肉マシコースにしましたから」

なんと嬉しや、ありがとうございます。実は肉好きなのはMさんだったりしますが、ありがたいのは間違いない。

最初の一杯は口当たりの良いお酒かな‥と思っていたら、抽選販売の百光なんてすごいの出ちゃいました。驚愕の精米歩合18%!さすがに澄み切った‥そして甘酸っぱいコメジュースのような‥なるほど、お味も高級だ。

まず出ましたのはのりそうめん。さっと炊いた新海苔にそうめんなんて既にうまいところに、海苔などの海藻を食べて育つウニ。マリアージュせぬはずはありません。

あまりにもパワフルな磯の香り。これにはクセ強なお酒が面白いでしょう。3種の麹で醸した京都の変態酒、キメラに相手をしてもらいます。

鯛の白子マリネにホタルイカ。味はなんとタプナード風だよ!すごくうまくて‥うまい、うますぎる。すごいです。全力でほっぺたと語彙を落っことしました。週に3回くらいコレで飲みたい。

うまい魚介には石川のお酒だ!ほら、ホタルイカが北陸っぽいから。というわけで羽咋の遊穂をいただきます。

イサキとあじの細造り。フライ割烹だけにあじの目利きは間違いなく、イサキの方は炙られてなんとも香ばしい。

そしてこの和洋入り混じる複雑な旨味と独特な香りたちは‥いしるバルサミコで味付けしてあるんですって。なんということでしょう、いしるに石川のお酒なんてドンピシャドンドン。

そしてバルサミコの香りは白を召喚する。前半後半で違うお酒が必要とは恐ろしいお造りだ。

ボードワン ミレー シャルドネのスッキリミネラルでイサキを爽やかに流しましょう。

八鹿豚しゃぶしゃぶ 芹・花山椒。おいしい豚さんが芹と山椒の香りに包まれて幸せだなあ。これまたスッキリシャルドネに良い、良いぞ。

メニューによると次はアレか。それではひとまず日本酒を‥なんか最近良くお会いする宮城の伯楽星 純米吟醸をいただきましょう。究極の食中酒だからね、仕方ないね。

フライ割烹のキラーメニュー、極みレアあじフライ

厳選された生パン粉、独自ブレンドの揚げ油、トドメはとれとれキトキトのあじ!

醤油やアジアンスパイスみたいな風味もある、オリジナルウスターソースがまたうまい‥からの、伯楽星‥うわ〜!またほっぺたと語彙を落とした!

後半は塩でヴァンサン・フライト エーデルツヴィッカーなんて。うまい アルザス うまい。

春蕪のブラマンジェ。水とゼラチンだけでこんなに素晴らしい滋味が出るのか。カブって恐ろしいパワーを秘めているのですね。

いよいよメインですので、本日のお肉に合いそうな赤をお願いしましょう。

出ましたものは、シャティヨン・アン・ディオワ ルージュ。ピノとガメイとにシラーを混ぜた珍しいワインだそうです。

黒毛和牛ロース・フォワグラ 筍の木の芽味噌ソース

筍と木の芽味噌という春爛漫な部分にガメイの軽い部分が、重厚な和牛ロースとフォワグラにシラーの渋味がバシッとハマるのか!なんという和仏折衷、和魂仏才!

食事ものは鯖寿司です。仕上げに大ぶりな海苔は面白いし美味しいですね。

みくり桑さんの鯖寿司は初めて食べたけど、こいつはうまい‥事前にお願いしておけばお土産でも買えるのかな?今度頼んでみよう。

シメになぜか生をお願いしてごちそうさま。

肉・魚・お酒のどれもこれもが素晴らしい、楽しいお食事会となりました。お呼びした二名の方はどちらも相当イケる口でしたが、いったいおいくらになったんだろ‥

え、Mさんが全部出してくれるの?社員でないぼくの分まで?なんだもう5杯くらい飲んでおけばよかったご馳走様です!

五月のお食事会もお招きいただいたのですが、ちょっと都合が合わなかったので見送りに。夏にはまた参加したいなあ。鮎とか出たら気絶してしまうかもしれん。

みくり桑 京都府京都市中京区西洞院通り六角下がる池須町419-6

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