太田市にステーキの新星現わる!やっぱりビフテキは炭焼きがうまいんど 炭火ステーキ クローバー(太田市新田木崎町)

「男おいどん」という大漫画を読んでから、男の食べ物はラーメンライスとビフテキという変な思想になってしまってウン十年、でもラーメンライスのW炭水化物は避けたいお年頃。

というわけでステーキ食べたい。ハンバーグじゃくてステーキがいいんですど。地元に新しいステーキ屋さんができたと小耳にはさんだので行ってみましょう。

徳川家発祥の地・世良田東照宮の近く、新田木崎町というところにあります「炭火ステーキ クローバー」さん。昨年夏という受難まったなしな時期に開店されたようです。

ここは確かグラタンが売りのお店が長いこと営業していた場所では。そんなわけで新店だけど建物は渋めです。

ちなみに表の駐車場は少し難易度高めかもしれない。建物の横を通り抜けた裏側にも駐車場がありまして、そっちの方が楽です。

入るといきなり備長炭の山がお出迎えですよ。まごうことなき炭火ステーキ。「本物なのでさわると手が黒くなります」とごもっともな注意書きがありますので、手に取るのは近くにある消毒スプレーだけにしましょう。

指を一本立てて「一人です」アピールをするとカウンターかテーブルお好きな方にということで、店内奥の2人用テーブル席をゲットします。

11時の開店とほぼ同時に到着、先客は某コンビニの営業車から出てきたスーツ姿のヤングマンのみ。平日だからおそらく外回り中のランチ、それが炭火ステーキ?・・で・・できる!

冬限定のランチメニューは「牡蠣のムニエルとカットステーキ」に「国産牛のビーフシチュー」ですと。いきなりどちらにもそそられます。

しかもスラリと綺麗な店員さんが「今週はハンバーグのホイル包み焼きもありますのでよろしければどうぞ」ということで、分厚いビフテキを食べにきたつもりがグラングラン揺れるじゃないか。

レギュラーのランチはこれか。軸と思われる千円前後のメニューはハンバーグとカットステーキですね。肉の量がプラスできるのが専門店っぽい。

こちらは昼夜の単品メニュー。なるほろ、同じものでもランチタイムには同金額でライスとスープがつくのか。写真の大きさから「やわらかカットステーキ」と「リブロースステーキ」が売りなのですね。

ステーキ食べに来たマンとしては、リブロースを50gプラスの250gが大本命かな。

最後はハンバーグか。テーブルで割って仕上げるという「炭火炙りハンバーグ」・・あれ、なんかすごく気になるんですけどなんでだろう。

さて困った、牡蠣・リブロース・炭火ハンバーグの脳内三國志〜!え〜い、こういう時は店員さんを呼んでしまえば口が勝手に決めるだろう。

ヒレステーキ200gをサラダセットで、ライスは少なめ、スープでなくアイスコーヒーを料理と一緒に、焼き方はレアでお願いします・・っておい、なぜそこでヒレに行くのよ!しかも200gってランチで4千円超じゃないの。やけにスラスラとすべりやがってこの口が!

サラダはレタスと茹で卵のシーザー風、割り箸を持ってきてくれる気遣いが嬉しい。フォークヘタクソマンに見えたかな。

ワリワリと食べている頃にはポンポンとお客さんが入ってきて予約の電話も聞こえたりと、なかなかの繁盛っぷりで頼もしいことです。

じゅんじゅわじゅじゅ〜んと大変な音と香りを引き連れて降臨しました、炭火焼ヒレステーキ200g

「今お料理の仕上げをしますね」

ということで紙ナプキンによる防御を命じられます。さあこい、腹筋ガード!

じゅじゅじゅじゅじゅーーーーー!

ふぉお、ソースが跳ねる跳ねる!いい香りだぁ〜!

ライスはお替り無料、鶏とごぼうの炊き込みご飯も選べるということでしたがあえての少なめ。

「このくらいでよろしいですか?足りなければおっしゃってください」

ニクとの配分的に見れば絶対足りませんが、断じて足りさせます。足らぬ足らぬは工夫が足らぬ。

まだじゅわじゅわいっているところをザクリと一閃。おお〜、見事なレア!表面は香ばしく、中の赤いところも温かくウマき汁がたっぷり。これだ、これが炭火の魔力だ!

宮のタレに代表されるおろし野菜の和風ソースですね。こちらのソレは酸味も塩気も控えめで肉をさっぱりバクバクと食べさせてくれます。

国産牛というヒレ肉はほんのり脂の旨味もあって、お値段的にA5なワケはないけど3くらいなのかしら。このくらいの方がステーキにピッタリでしょう。いやこりゃうまいうまい、めちゃめちゃ好みのタイプだ。

つけ合わせのデカいニンジンがおマチばっちゃん謹製かというほど甘くてしっとりして驚きました。この世のニンジン嫌いの8割が改心しそう。

やっぱりなあ〜、このキメの細やかさ、分厚いステーキはヒレ肉と見つけたりよね。

肉よし焼きよしソースよし、このヒレでグラム2千円はまさにお値打ち。店員さんもやたら美男美女だし、これは良い店発見の喜ばしさ全開ですよもう。

アイスコーヒーを飲んですっかり満足ですんど。もう次に何を食べようか考えちゃうんだから。

ただ一つ、炭火で香り高い上に卓上でソースをじゅーっとやってくれますので、着ている服まで大変おいしい香りになります。雑に洗えるヤキニクフク、つまりテキトーな服で行くのが吉のようです。

炭火ステーキ クローバー 群馬県太田市新田木崎町812

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