夏が過ぎる前に、あの素晴らしいハモをもう一度 かもし家(宇都宮市・東武宇都宮駅)

宇都宮の友人がゲームイベントに出展して良い手ごたえを掴んだそうです。よし打ち上げだ、何食べたい?

友人「夏の始めにハモを食べたので、終わりもハモで迎えたいかな〜と」

こんなにハモが好きな北関東人見たことねえ〜!まあいいや、前回6月頭にハモという無理を聞いてくださった「かもし家」さん、7・8月の季節のお鍋がハモしゃぶだったはず。個室もあってゆっくり話せるから予約しちゃおう。

いちょう通りの中央郵便局を東に100メートルくらい。駐車場はお店の前に3台分、近くにコインパーキングもあります。

夜メニューの基本はコース。本日は季節のお鍋と日本酒のペアリングコース8,800円です。すっぽん鍋やとらふぐ鍋もいつか食べたい。

入店するとカウンターと個室お好きな方をということで、今日は個室でお願いします。

ペアリングコースにはメインのお鍋に合わせた日本酒が一合含まれますが、もちろん足りませんので前菜用のお酒を頼むとしましょう。かもし家さんというだけに、日本酒も国産ワインも良さそうなところが勢揃い。

栃木に来たので栃木のお酒から始めるか。鳳凰美田 冷やおろし 五百万石を願いま〜す。お猪口は選べるので大きいヤツをね。

冷やおろし!まだまだ暑いけど秋なんですねえ。

なんとも華やかな前菜が6種盛りで登場です。12時から時計回りにじゅんさいともずく・ハモのゴマだれ・牛たたき・自家製鯛ちくわ・イワシ煮・バイ貝うま煮

いきなりハモや牛なんてメインイベンター!前菜から飛ばしすぎじゃありませんか?どれもこれもお酒を呼びすぎて、あっと言う間に鳳凰美田おかわり願いま〜す。

鯛料理がメインのお店だけあって、特に自家製の鯛ちくわがすごい!鯛を食べるより鯛の味が濃く、歯ごたえも素晴らしい。朝食に添えたら白メシがすっ飛んでいくし、晩酌に添えたら飽くことを知らぬ佳肴ですよ。売ってください頼みます。

お造りは本鮪・鯛・タコ。ここでも大活躍の鯛に好物のタコ。そして本鮪が心臓に悪いくらい美味しい!

生意気にも色々な本鮪を食べていますが、これは間違いなくトップクラスです。いわゆる中トロで、口溶けと後に残る旨味がとんでもない。よほどうまいこと熟成させているのでしょうか。いや〜、ハモしゃぶの前から幸せだわ〜。

幸せ後押しまちがいなし、つややかなハモ様が登場あそばしました。

真の主役である、ハモの骨から取ったダシ!野菜たちはダシを吸って育っていくことでしょう。カセットコンロ、オン!

ポコポコ言ってきたところで皮の側を下にして投入、待つこと数秒。

見事にハモの花が咲きましたおめでとう。爽やかなポン酢に浸して食べれば、熱々なのに夏の涼味!梅やらポン酢やら、酸味がなんて映えるんだハモ、ああうまいハモ。

それにしてもうますぎるな。もしかして、骨切りによってダシやポン酢がよく染み込んでしまうワケだな?やっぱり鍋に最適じゃないかハモってやつは。

お待ちかね、お鍋のペアリング日本酒は陸奥八仙のひやおろしでした。最初の一合は冷たく、次の一合はぬる燗で出してくれるそうです。ふは〜。

実は下に敷かれたワカメも肉厚コリコリで、しゃぶしゃぶにもってこいだったりします。ハモ、八仙、ワカメ、八仙、そして

ダシを吸いに吸って育ったネギや白菜の芯!からの八仙!さいこうだ〜。一合なんてあっという間じゃないですか〜やだ〜。

お次のぬる燗にご登場願いましょう。冷たい時はほんのわずかに感じた酢酸エチル香が飛んで、ふくよかなまる〜い香りに変身。こんなに燗上がりするお酒だったのか〜やだ〜。

うまいうまいと箸が止まらず、お鍋すっかり食うものなし。だが鍋の真の楽しみはここからだ!

ご飯すくなめ、出汁だくだくで作ってくださいました、シメの雑炊!

ハモの骨プラス野菜たちの旨味たっぷりのスープにご飯と卵。日本人に生まれてよかったなあ。お新香もおいしくて単品で頼みたいようだ。

友人「やっぱり美味しかったですね〜。そして代行を呼んでみたところ、30分くらいかかるとか」

二軒目には短し、何も頼まずしゃべっているにはちと長いね、よし。

黒蜜きなこアイスなんて追加をしてなんやかんや話をしていたら、壁に貼ってある恐ろしいものに気がついてしまった。

友人「季節の鍋コース9・10月はハモと松茸のしゃぶしゃぶ‥!3日前より要予約‥!」

ハモに松茸なんて出会いのモノめこんちくしょう!こんなの食べたいよ!

というわけで、その場で予約をお願いしてしまったのは言うまでもありませんでした。二度あるハモは三度ある。10月食べます。楽しみです。

かもし家 栃木県宇都宮市中央5-17-20

前回・6月に無理を言ってお願いしたハモしゃぶ

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