星野リゾート 界 加賀に泊まってみよう③ 朝食編・絶品いしる鍋と細やかな気遣いと 星野リゾート 界 加賀(加賀市・山代温泉)

のどぐろの土鍋ごはんに誘われてフラフラと、北陸一人旅のつづきです。

満腹でお酒も入って部屋の温泉でゆだって、もうベッドに飛び込むしかない・・と思ったけどそうだ、21:30から加賀獅子舞があるというので見てみましょう。

歯を打ち鳴らした時の音ががまさに獅子の咆哮といった大迫力でお子さんガン泣き。いちおう見ておくか〜くらいのつもりで来たら、予想の8倍くらい見応えがありました。

のどぐろご飯を食べて就寝。翌朝起きてすぐ部屋に温泉がある天国よ…

たっぷり茹で上がったら朝食です。7時半から9時半ということで、一番早い時間でお願いしました。

昨夜と同じ2階のお食事処に通されると、サーっと出てくる熱いほうじ茶とおしぼりと…びっくり、夕食時に鼻をすすっていたら出てきたティッシュだ!

すっかり鼻炎の人認定ですが、なんと素晴らしい横の連絡とホスピタリティでしょう。ほっこりしますね〜。

あさごはんメニューを開いて胃袋をアイドリングしますよ〜。

はい、相変わらず華やかな九谷焼が揃いました!品数はあれども一品一品は控えめ、まさに朝食の鑑!

横に置かれた鍋にも火が入った。固形燃料モノを見ると温泉に来た気分になります。

ご当地ジュースはにんじんとデラウェアだそうです。隣の小松菜と油揚げのお浸しと合わせておいしくてつよくなる。

味噌汁は好物の麩まで入った具沢山。コレと卵かけご飯で朝食完了でもいいくらいだ。

でも美しいカラスガレイ西京焼きを見れば、やっぱり朝は焼き魚だなあとなるニホン人。

厚焼き玉子も寿司屋にでも来たかと思うような見事な仕上がり。

染めおろしと一緒に食べれば幸せまったなしじゃないか。横の昆布梅はまさしくメシの友。その横には柚子胡椒が。スタッフの方によると「お好みでお鍋にご使用ください」と。え、そんな本気な鍋物なのか。

香の物と塩辛・・メシの友しかいないのかここんちは。

うむ、キモの旨味あふれる正しき塩辛に文字通りの銀シャリっ!

実はおひつ提供でおかわりさせる気満々なんだけど、昨晩ののどぐろご飯の折を全部食べてしまったのでね・・どうしよう、半膳くらいは許されるのかしら。

おや、悩んでいたら鍋がコトコトいってきたぞ。湯気が吹き出してきたら食べごろですと言われたので、オープンザセサミー。

こちらが朝食のメイン「いしる鍋」!魚醤ダシで豆腐や海鮮を煮立てたら、そりゃ最高でしょ!

いしるって結構きつい匂いがするものだけど、出汁の心地よい香りばかりだなあ。魚醤を上品に使いこなしたい人生だった。

イカうめえ〜!エビ良い〜!出汁を吸った豆腐〜!!ダメだよ朝からこんなの。飲みたくなっちゃうよ。

いやはや大満足、やはり旅館の朝メシは和定食よ。ブッフェやバイキングの宿は選ばないマンです。

一人で個室露天つきの部屋でお値段は9万ちょいちょい、まあお高いよな〜と思いましたが・・施設もホスピタリティも料理も素晴らしく、金額にふさわしい満足をいただきました。初の星野リゾートでしたが、旅館とホテルのいいとこどりといった塩梅でいいじゃないか。

全国の「界」行脚という新たな目標をたててしまおうかなどと思いつつ、名残惜しいけどチェックアウトです。 北陸旅は次回まで。

星野リゾート 界 加賀 石川県加賀市山代温泉18-47

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